アイクさんのお話
さて、「天皇の陰謀」、第一巻は[「南京大虐殺と原子爆弾」とある。まだ半分も読んでないのになに書こうか、ってとこだけど、その前に、まゆみさんから借りてた「大いなる秘密」の決着を付けておかないといけないな。
有名なデービッド・アイクの著書「大いなる秘密」にはぎっしりと陰謀のエッセンスが詰め込まれ、世の陰謀ファンを満足させる良書である。英国王室、バチカン、その他数々の秘密結社が、ある特定の血族に支配されているという考え方にはまったく異存はなく、正しい認識だと思う。ただし、その血族が火星からやってきたエイリアン、アヌンナキと混血した爬虫類人であるという根本的な前提を除いてであるが・・・・。 つまり、彼の著書は現代版「竹取物語」ではないだろうか。おとぎ話、竹取物語は竹から生れたお姫様が主人公だが、仮にさる高貴な公家の娘を何らかの事情で一般人に匿ってもらった話だったとしたら、それほど荒唐無稽な話ではあるまい。アイク氏の話はかなりの部分が正しいと思うが、アヌンナキの存在を信じろというのはキリスト教でいうところの神の存在を信じるのと同じ宗教行為である。私からすれば、そのことはおとぎ話に過ぎない。 つまり、彼の話は超古代(創世記)からシュメール(古代文明)までが大いに飛躍している。もちろん検証は出来るはずもない。しかし、それを信じないことにはこの本は成り立たないのだ。ブッシュやクリントンが爬虫類に変身したところを見た人がいるという、ホントかいな?もっとも、似ている気はしないでもないが・・・・。 宇宙人の存在を信じるか否か、これは半々だろう。私はあいにくUFOを見たことがないので懐疑的なほうだが、世の中には宇宙人の存在を信じている人は相当多い。単にロマンとしてそれを信じるのは楽しいし、邪魔する気はない。しかし、人間が宇宙人によって作り出された労働ロボットであるという考えは、ほんの少しの可能性を残して否定しておきたい。なぜならそれを認めると人間の尊厳はどこかへ行ってしまうではないか、また、人間を作り出したエイリアンには絶対服従しかないではないか。 一時、ノストラダムスの予言がはやった時期がある、あれを信じたアメリカの学生の多くは虚無的になり、人生に絶望したという。つまり、やる気がなくなってしまったのだ。正直を言うと、私も「どうせ世の中は1999年に亡びてしまうんだから・・・」と思ったことはまったくの事実である。五島さん、僕の青春を返してくれよ。 アヌンナキの存在を信じ、人類が宇宙人に支配されていると考えることは、やる気のない人間を増やすことにつながる。しかもこれは宗教行為に極めて近い、むしろ洗脳といっても過言ではない。 アイク氏は新約聖書を架空話とし、旧約をシュメール文章の書き直しだといった。そして宗教は世界の支配者(爬虫類人)が発明したマインドコントロールの道具であると言った。そこまでは私もそうかもしれないと思う。ただ、彼は魂は不滅であると述べている。これは私は素直にウンと言えない。つまり、?なのだ。つまり、宗教観の問題なのである。 結論をいえば、アイクの「大いなる秘密」は大部分は真実だと考えてもよいと思うが、基本的に宗教書であり、あまりにも真っ白な心の持ち主は読むべきではない。丸ごと信じるのは(いないと思うが・・・)危険である。 ということで、この本についての考察を終わります。名前や結社がたくさん出てきて、いちいち検証が出来ないので、本音を言うと「たぶん正しいんじゃないの?」というレベルであります。宗教書ですから信じたい人が信じてください。私は幾つかの部分をありがたくいただきました。 さて、おわびです。一昨日の記事を今朝削除しました。特に批判や脅しがあったわけではありませんので、ご心配なく。内容的にちょっと軽率だったかなという点で少し反省しています。せっかく訪問された方、申し訳ないです。 知らないうちに多くの人が訪問されるようになっているので、従来のように仲間内のひそひそ話では通用しないのかもしれないですね。ネットの怖さを痛感しています。
by sibanokuni
| 2009-05-01 06:28
| マヨちゃんの陰謀論
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