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シバちゃんのため息

「サスペンス劇場」蟹江一家殺傷事件・・・

「蟹江町殺人事件」はゴールデンウィーク中の事件で、旅行から帰ってきたら結構大騒ぎであった。ここへ来て、本日発売の週刊誌の見出しを見ると謎だらけの怪事件に発展しそうである。
一番謎なのは、事件後数日過ぎてから犯人と思しき第三者が現場にいて、警官がそれを認めながら取り逃がしたという事実の発表。そして、母親の死体が押入れから発見されるのにまる一日も掛かっていること。凶器だって、家の中で見つかるのに何日も掛かっているのだ。まあ、詳しくは報道を見てもらうという事だが、警官が犯人を取り逃がしたと言うのはどう見ても不自然で、実は「手が出せない相手なので、逃げてもらった。」と見るべきではないか。

世田谷一家殺害事件と極めて似ているとも言われるが、つまり、迷宮入りする可能性が高いということだ。
素人の私には何もわからないが、沖縄でライブドアーの幹部が殺された事件と同じく、県警レベルでは踏み込めない領域ではないかと推察できる。まあ、どうなるか、サスペンスドラマよりも恐ろしいですな・・・・。

定額給付金の申請書がようやく届いた。周辺の市町村ではもうすでに使われているというのに、大都市は大変なんだな。この申請書にいろいろ書き込み、本人確認のために通帳か銀行カードのコピーを添付せよだって、普通の家にコピー機があるの?本当に役人はなに考えてるんだろう。その申請書を送ると確認のうえ、後ほど振込みの報告書が来るのだそうだ。役所も本当にご苦労さんです。めんどうな手続きの上、口座に振り込まれたってありがたみは少ないな。私はやはり金券、買い物券のほうが良いと思うが、まあ、いいっか。しかし、銀行の口座に入ると女房の許しがないと使えないんだよ・・・・とほほ。

さて、誰も待っていないとは思うが、「天皇の陰謀」第五巻から、「なぜ松岡外相は東京裁判で死刑になったのか・・・・?」

あくまで「天皇の陰謀」を読んだ上での話であり、他の本ではまた違う見解になる恐れはあるものの、まず間違いなく結論は当たっていると思う。

要は、1941年(開戦の年)1月、裕仁は松岡に日ソ不可侵協定を早急に結ぶように指示を出した。しかし、松岡はドイツが一年以内にソ連へ侵攻するという情報を手に入れており、アメリカとの戦争を避け、ドイツの侵攻にあわせ日本もシベリアに侵攻するべきだと考えた。ところが、裕仁さんにも予定というものがある、支配者からのスケジュールにあわせ、少なくともドイツとソ連が戦うまでにはソ連と条約を結ぶことが必要で、それが遅れるとドイツとの三国同盟(1940年9月に調印)で、日本は北進する必要がでてくる。これは困る!

裕仁は3月3日、松岡にソ連と中立条約を結ぶため、ヨーロッパへ行かせることにした。
4月14日、松岡は裕仁の望んだスターリンと日ソ不可侵条約条約を結ぶ。これはスターリンが大幅な譲歩をしたからだが、松岡はいつでも破棄出来ると考えたのだろうか。
別の本によれば、松岡はソ連を三国同盟に引き込み、アメリカに対抗するように考えたというが、私はいずれドイツがソ連とたたかうことになるのを見越し、仮調印だけでソ連を後にしたのだと解釈する。もちろん、もう少し検討を要する。

6月22日 ドイツはソ連と開戦。
松岡は皇居を訪れ、シベリア侵入を進言する。
なんとか南進したい裕仁さんの前に立ちはだかる閣僚、外務大臣松岡は自分をヒーロだと思っていただろう。
内閣で彼の演説に打ち勝つものはいなかった。なぜなら、彼は絶対に正しかったからだ。
困り果てた天皇は最後の手段、内閣を総辞職させ、外務大臣と、これまた北進派の平沼男爵以外を再任し、ようやく北進をとめることができた。冷や汗たっぷりかかされた天皇はさぞかし松岡を憎んだことだろう。
これが7月18日のこと。7月24日には陸軍がサイゴンへ侵入しているところをみると、かなりスケジュールが詰まっていたことがわかる。その間にも近衛首相はアメリカと戦争にならないよう水面下で交渉をするが、このあたりの動きも裕仁にとっては要らんお世話だったのではないか。こうしてみると、近衛さん、平沼さん、松岡さん・・・・・閣僚や皇族の多くは八百長を知らされていないことがよく分かる。(高松、秩父は知っていたはずだ。)

細かく分析すればもっと微妙な動きはあるだろうが、ざっくり言ってしまえば、松岡一人で日本を背負っているという気概が彼を有罪にしたという事だろう。この本を見る限り、松岡の分析は正しく、しかも国益に合っていたと思う。外務省が正しいことを言えなくなったのはこれがきっかけだと思うのは私だけだろうか。

松岡が外相を辞めてから12月の開戦まで、スケジュール通り順調に進むことになる。
by sibanokuni | 2009-05-13 06:33 | マヨちゃんの陰謀論
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ため息ばかりのシバちゃんと、ぼやいてばかりのご主人様、マヨの日記です。

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