血統書つき
「おーい、シバちゃん」、「ニャーニー、マヨちゃん。」
「お前はアメリカンショートヘアーだといってたな。」 「そうだよ、純粋だよ。」「じゃあ、どうやって証明するんだ?」 「知らないよ、家出しちゃったから。元のご主人様に血統書をもらってこないと・・・」 「何で家出したんだ?」 「っていうか・・・・、散歩に出かけたら道に迷って、気が付いたらマヨちゃん家にいたってわけ。」 「じゃあ、どちらにしても昔のご主人様の家はわからんてことか?」 「まあ、そうだね。」 「だったら純粋種かどうか証明できないじゃないか。」 「だけど、見りゃぁわかるでしょ。この毛並み、色、艶、どう見てもバリバリのアメショーでしょ。」 「そうかなー、品は悪いし、女癖も悪いし、風格はないし、ブスだし。・・・・」 「ほっといてちょ。」 今、琵琶湖ではブラックバスが在来種を圧倒しその対策に頭を悩ませている。山には不法に捨てられたアライグマが繁殖し、森を守るためアライグマを捕獲しようと努力している。自然はやはり環境に適したものが生き残る。また、生態系というのは人間の努力をあざ笑うが如く思うようにはならないものだ。 競馬でおなじみ、サラブレッドというのはまさに血統の固まりで、優生学の実験室のようなものだ。いろいろな種を掛け合わせ、より強く、より早くすぐれたものへ進化して行くため、その血統は厳密に管理されている。 これを人間に当てはめるとナチスのようになってしまい、あまり楽しいことにはならない。まあ、出来の悪い夫婦に飛びぬけて優秀な子供が出来ないだろうという事は皆さん経験的にご存知のことだろうから、これ以上そんなことを言うのは止めよう。親を恨むな。 さて、天皇家のお血筋などは恐れ多くて語ることさえ恐ろしいことでありますが、私の考えでは、明治からまったく新しい血が導入され、それ以降は一系で貫かれていると思っているし、今後とも絶えることはないだろうとも考えています。 明治にどんな血が導入されたのかは論議の余地がありすぎて断定できませんが、少なくとも英国王室が認めざるを得ない貴種だろうという事でしょう。 タイと日本をのぞくアジア諸国のほとんどすべてが植民地にされ、民族の歴史を失ってしまった。なぜ日本はそうならなかったのか・・・。もちろん小国のわりに強かったのはたしかだが・・・・。 そして第二次大戦に敗れた日本が、責任者である天皇の地位を剥奪されることなく今でも繁栄していることに何らかの理由があると考えるべきではないだろうか。 先日、落合莞爾の記事を読んでいたらX氏と言う人間が登場する。彼は逸見十郎太の甥で、しかも秀吉からまっすぐ一本に伸びる直系なのだという。逸見は前も述べたように出口王仁三郎の原違いの兄弟で、アヤタチ、上田吉松の子供である。その甥が秀吉の直系とは一体どうなっているのだ。即ち、表に現れないが、自分たちだけがわかる家系図を持っているという事だ。(秀吉がサンカであるという事は過去に述べたとおりである。) 明治天皇が大室寅之助であるというのも半ば定説になっている。しかし、大室家が単に被差別部落出身というだけで、あの血統大好きな英国王室がガーター勲章を授与するであろうか。 今上天皇の皇后は世良田村の粉屋出身である。ここは被差別村として有名だ。わざわざここから皇后を選んだ理由はなんなのだ。 現在でも日本中に被差別部落が存在し、それを口にするだけで、何か調べようとするだけで大きな困難に直面する。彼等は容易に外の人間と血縁を結ばない。結べないというよりは結ばないといったほうが良い。 これは何を意味するのか。これこそ純粋種の保存ではないのか。彼等が仮に大変な貴種だとわかったらどうなるだろう、全国から「お種ちょうだい」と殺到し、あっという間に混血してしまう。 すべてがそうだとは言わないが、どうしても原種を保存するためにはこのような方法もやむを得なかったのかもしれない。 琵琶湖の在来種も結局どこかへ隔離し、混ざらない環境で育ててゆくしかないだろう。在来種の魚達にはまことに気の毒ではあるが、血統を重んじる人たちにとって、種の保存はまことに大事なことらしい。 で、何の話だったか忘れてしまった。シバちゃんは結局のら猫だということだ。
by sibanokuni
| 2009-05-30 10:39
| シバちゃんのため息
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