世界の支配者とは
たくさんの本を読みたいと思い、机に積んであるが、あいにくなかなか・・・・。急遽、藤原肇先生の「オリンピアン幻想」を読み出したため、「丹」という奇書?と本命「甘粕 乱心の荒野」は先送りになってしまった。「オリンピアン・・」はある日本人のフランス留学時代を小説タッチで描いたもので、おそらくその主人公は藤原先生そのものでしょう。
サムライさんがこの本を読めという意味は、オリンピックが国家や人民のためのものではなく、世界の、主にヨーロッパの貴族のための社交場であり、彼らが4年に一度集まるパーティーであるということを知れということと理解します。 今でこそ商業主義で醜いスポーツ大会に成り下がってしまったが、藤原さんがグルノーブルで関わったころはブランデージ会長時代で、中世の騎士道精神を旨とした正統派アマチュアスポーツの祭典であった。当時、商業主義は否定され、プロの参加は認められていなかった。 そして表向きはスポーツの祭典であるが、それは大義名分で、本音は世界の貴族達の宴会なのである。ちょうどラスベガスでボクシングの試合を見ながら食事する紳士淑女を想像すればいいが、決して選手は主役ではない。なぜなら女子レスリングでも、闘犬でも、ピンクレディーでも別にかまわないのだから。大昔のベンハーを思い起こしてもらってもいい。(選手は奴隷だというといいすぎだろうか。) IOCという組織はまったくの私的な組織であり、表面上はともかく国連などと違って公正な運営が期待される場所ではない。 藤原先生が言わんとしたのはヨーロッパの貴族の仲間に入れというのではなく、現実に貴族社会が存在し、国家をはるかに超えた想像もつかない世界がある事を知りなさいということです。極端な話、滅びたはずの貴族の末裔がそこにいて、現役の指導者達と酒を飲み交わしているのだ。 その場所に参加するため、日本の財界や政治家達は選手団より多い役員となり、国民の税金で世界の貴族にお目どおりを願うのである。金さえあれば仲間に入れると思ったら大間違いで、それは中内ダイエー社長やホリエモンが経団連に入った途端潰された事を見れば想像できるであろう。彼等のもっとも重視するのは血でしかない。運営の最前線では選手時代に活躍し各競技の発展に寄与したとみなされればほんの少し隅のほうに参加が許されるのだ。 辞任したが、日本IOC理事のもと皇族の竹田恒徳はGoldWarriorsの主役、キムスを演じた大物である。彼は日本の最高の血流、裕仁の従兄弟である。 私が語る世界の支配者はこのような人たちのことで、今評判のイルミナティーやメーソン、そして何とか騎士団なども、彼らから言わせれば下請け組織のようなものではないだろうか。もちろんこれらは憶測だ。しかし、出席者の本当の系図を手に入れたとすればおそらく世界はひっくり返ると思うがどうであろう。 オリンピックはもちろんだが、万博も同じようなものだ。世界の支配者をもてなすため、国家の威信をかけて準備するのである、北京五輪でも一時開催が危ぶまれる声があったが、私は開催を信じていた。いくらなんでも世界の支配者の前で恥をかくような事はできないではないか。厳しい国家財政の中で莫大な国費を費やし、世界の支配者たちの宴会に出席したい人がたくさんいる。国民はたまったものではない。石原さんも仲間に入れて欲しいのだろうね。彼の言葉を思い出した。「NOといえる日本」だったかな?
by sibanokuni
| 2009-05-31 06:22
| マヨちゃんの陰謀論
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