シバちゃんのため息

連載小説 ひとつぶの種 第一回 指令

古代史を調べていると調査というより憶測と妄想ばかりになってしまう。少ない手がかり、信頼できない官製歴史。捨て置けない歴然たる事実、それらの点と点を結ぶには空想なくして歴史の復元は難しい。

今日から連載を始める「ひとつぶの種」は、とても歴史とは呼べないような空想を物語にしたもので、とても世間に発表できるようなものではない。しかし、どうしても書き留めておきたいという私のわがままをお許しあれ。

第一回 指令

ある朝、場所は現在のロシア南部、クラスノヤルスクにある地下宮殿の王室での出来事である。
部屋の入り口には「世界フランチャイズ本部」との看板が掛けてある。
机に座ってタバコをふかしながら部下となにやら話をしているのは社長のアラカンである。部下は営業本部長、ナベツネである。
「部長、最近フランチャイズからの送金が少ないとちゃう?」
「シャ社長、すいません、実はヤーパンの天皇がキヨモリという若武者といい仲になり、家賃をそこへ貢いでいるという噂です。」
「だめじゃん。いつからだ。」「そうですね、送金はここ二年ほど途絶えています。」
「部長、契約違反じゃないか。すぐに破門状を書き、世界中に回せ。くそー、なめんじゃないぞ。」
「今、東部担当課長は誰だ。」
「今はですね、義朝課長です。」
「すぐ呼べ。」、「はい、わかりました。」
本部に呼ばれた義朝は直立不動で緊張していた。「義朝であります。」
「義朝君、悪いがすぐにヤーパンへ行ってくれないか。そしてヤーパン直営店を作ってくれ。」
「あのー、ちょっと希望があるんですが・・・・」、「なんだ、言ってみろ」
「実は夫婦仲がいまいちで、出来たら女官を一人もらえませんか?」
「ふん、いいだろ。誰がのぞみだ?」「はい、出来ましたら常盤を連れてゆきたいのですが」
「よし、わかった。すぐに出発しろ。指令書はさっそく作成し後ほど鞍馬山出張所へクロネコで送ることにする。」

義朝が部屋を退出すると社長は部長をよび、「おい、常盤というのはNHKの大河ドラマに出ている女か?」
「そのとおりです。評判の美人です。」
「まいったなー、こないだ俺が種付けしちゃった女じゃないか。・・・・ところで、義朝のお種度はいくつだ?」
「はい、課長ですからお種度は1.25ぐらいかと・・・」「ほんで、今の女房は?」「はい、彼女も1.25です。」
「そうすると、彼女が生む子供は2.5のお種度だな、こまったなー、常盤がもし身ごもり子供を産むと俺の種度が12.5だから、6.25になってしまう。弟のほうが兄貴よりお種度が高くなるぞ。」
「社長の種が入れば地域本部長になれますね、ヤーパン本部より一段高い位が可能になります。」
「しかたがない、常盤が産んだ子供は本部へ返してもらうように鞍馬山へ極秘の指令を出しておけ。それじゃあ指令書を作ることにするか。」

さて、お種度とは何か。これは始祖のお種度を100とし、その子供は半分の50になる。その子供はさらに薄くなり25になる・・・・・、では、これでは薄くなるばかり。ところが近親相姦をすればお種度はプラスとなる。
例えば12.5の男が親戚の12.5と結婚すれば、足し算にて25となる。この25は相当高いお種度になる。
そこいらの単なる女官はお種度0であっても、お種ちょうだいで子供を産めば、半分のお種度が得られる。

匈奴の劉家、フン族のアッチラなどは本部に送られて会長が種付けして生まれた貴種であり、彼等のお種度はおおむね6.25はあったはずだ。
古代では国を作る権利として子のお種度が最重視されたのである。(本当かい?)

さて、日本の当時の状況は、傀儡としての天皇はお種度は低いものの、辰王朝の血を維持するために存続を許されていた。そして低いながらもお種度を持つ藤原家から血を分けてもらい、なんとか王朝を維持していた。
ところが韓半島からやってきた平氏は匈奴の末裔であり、これも低いとはいえお種度はあったのだ。
清盛のお種度は1.25、藤原家並である。しかし、義朝は1.25であるから本来、清盛は本部の指令に従うべきであった。
本来なら上司となるべき義朝がヤーパンに赴任してきた時、お種度が同じなので清盛も迷ってしまった。
しかし、義朝の妻、常盤をみて考えを変えた。よし、もらっちゃえ、と。

かくして源平合戦が始まったのである。戦乱の中、常盤は子供を産み、それは鞍馬山に預けられた。彼はそこで貴種として育てられる。そして遮那王と名づけられた。生まれながらにしてアジア地域本部長になる資格を持つ超エリート、義経のことである。
つまり、頼朝より、義経のほうがお種度が高かったのである。

一回目はこれで終わり、第二回、お種ちょうだい、をお楽しみに。(楽しみじゃないか?)
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by sibanokuni | 2009-06-01 06:36 | 小  説
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