シバちゃんのため息

本地垂迹とはなんなのよ?

昨日は仕事は少ししただけで、ほとんど諏訪大社の研究にぼっとうしてしまった。このサイトは本当に良く出来ていて、これを見てから諏訪を訪れていたらどんなに楽しかっただろうと後悔しています。これをよく読んで、ぜひもう一度諏訪へ行くぞー!

ところで、日本の神社や寺院の正体がわからない原因は、いうまでもなく、あとから来た人たちがそれ以前にいた人達の神さまをどうやらしてしまったからで、そのどうやらしてしまった神さまたちを明治維新でさらにいいかげんな祭神に定めた結果、もはやどうやっても復元できなくなってしまったようなのだ。

元はインドのカレーが日本にやってきて、日本人が勝手にアレンジし、洗練させた結果、元祖和風インドカレーみたいなものを作り上げてしまったのであろう。それがまた本物よりおいしいとあってはもはや元々のものなどどうでもいいのか、ってな議論になるわけです。

元をたどると、そもそも本地垂迹論という、まさに日本お得意の混ぜ混ぜ文化からスタートしたようで、聖徳太子のいうところの、和をもって尊しとした結果、神社の神さまを僧侶がお守りするという、世界でもどこにもない異様な宗教?が誕生したのであります。考えても見てください、ユダヤ教の教会で和尚様が念仏を唱えれば普通なら血を見ますよ。でも日本では神社を寺院が支配するため神宮寺が設置され、そこの僧侶が別当と呼ばれ、神職を務めたのである。そして、明治維新の廃仏毀釈でぶち壊された寺院の僧侶は還俗するのがいやだもんで、神官となってお寺を神社にしてしまったというから、まったく日本もいいかげんなものだ。

WIKIでちょっとだけ本地垂迹を調べると、「本地垂迹(ほんじすいじゃく)とは、仏教が興隆した時代に表れた神仏習合思想の一つで、日本の八百万の神々は、実は様々な仏(菩薩や天部なども含む)が化身として日本の地に現れた権現(ごんげん)であるとする考えである。・・・・・本地とは、本来の境地やあり方のことで、垂迹とは、迹(あと)を垂れるという意味で、神仏が現れることを言う。本地という思想は、仏教が各地で布教されるに、その土地で様々な土着的な宗教を包摂する、という性格をもっていることに起因する。・・・・・7世紀後半の天武期において、天皇を中心とする国造りが整備されるに伴い、その氏神であった天照大神を頂点として、それら国造りに重用された神々が民族神へと高められ、仏教側からもその神々に敬意を表して格付けを上げるようになった。実際には、仏の説いた法を味わって仏法を守護する護法善神の仲間であるという解釈により、奈良時代の末期から平安時代にわたり、神に菩薩号を付すまでに至った。民族神の代表格である八幡神が八幡大菩薩などはその典型的な例である。・・・」、長いのでカット。
これを読んで納得できる人はとてもおりこうさんです。私にはわけがわからない、おそらく自衛隊は軍隊ではないと言う理屈と同じなのでしょう。日本人は争いを好まない国民性だからよかったけれど、普通はこんなのは通用しないんじゃないか。
まあ、本音は寺院側の圧倒的な軍事力で神社の権益を奪ったという事でしょう。

諏訪大社の古地図を見ればわかるけれど上社も下社も神宮寺に管理されていて、明治維新にはそれらは完璧に破壊されている。ただし、明治政府の方針として古事記や日本書紀に登場する神さまを祭神にしないと格が下がるという事で出雲の神さまを拝借したのらしい。地元の人にとって、祭神は「諏訪大明神」であり、タケミナカタ様でも、タケミカヅチ様でもなかったのである。まったく、どこまでが本当の話なんだろ。

問題はこの大明神であるとか、権現様とかが、それこそ本地垂迹、神仏習合のおかげで、本来の神さまが何であったのかまったくわからなくなってしまったのである。
結局、支配者たちが力で記録を消し、住民は風習としてだけ祭祀を残してきた。いまや、その祭りの本当の意味を知る物は皆無にちかいのではないか。

そんなこんなで真実を知ることはなかなか遠いという事ですな・・・・・くたびれますね。
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by sibanokuni | 2009-08-18 09:48 | マヨちゃんの古代史
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ため息ばかりのシバちゃんと、ぼやいてばかりのご主人様、マヨの日記です。
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