シバちゃんのため息

擬似一神教

先日は龍さんや石玉さんから祖父が山伏だったと聞いてたいへんに驚いたところだが、昨日はやはり祖父が大本教の信者だったという人からメールをいただいた。当たり前だが私たちも歴史の中を歩いているのだし、少し年寄りの話を聞くだけでまったく想像もつかないことをしゃべりだすこともある。
女房の実家の法事などに行くと、年寄りたちは、「あそこの家に飾ってある刀は関が原の戦いの時、誰それを切った刀だぞ・・・・」、なんて話はいくらでも出てくる。
我々の親たちはあまり戦時中のことを語ろうとはしない。それはあまりにも過酷だったし、つらいこともあっただろうし、生き残ったことへの後ろめたさもあったのだろう。でもリアルタイムでその時代を生きてきた人の話は貴重である。周りにお年寄りがみえるなら今のうちにいろいろ聞いておこう。
もっとも一市民だった人に国家の中枢が何を考えていたかなどわかるわけないだろうけど・・・・。

さて、今日はまたもやくくり姫の話しです。私にとってくくり姫、即ち菊理姫は因縁があり、どうしても真実を解明する必要があるのです。

有名な白山神社は明治維新以前には白山権現と呼ばれ、WIKIによれば、「白山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神であり、十一面観音菩薩を本地仏とする。神仏分離・廃仏毀釈が行われる以前は、全国の白山権現社で祀られた。」とある。つまりは、かなり古代より山岳信仰が盛んだったこの地域を修験道の僧、泰澄が開山したのである。

また、「明治維新による神仏分離・廃仏毀釈によって、修験道に基づく白山権現は廃された。三馬場のうち、加賀国の白山寺白山本宮は廃寺となり、当時の国家神道の白山比め神社に強制的に改組された。越前国の霊応山平泉寺も同様に廃寺となり、国家神道の白山神社に強制的に改組された。美濃国の白山中宮長滝寺は廃寺は免れたものの、国家神道の白山神社と天台宗の長瀧寺に強制的に分離された。
全国の白山権現社の多くは、白山比咩神を祭神とする神道の白山神社となっている。」とある。

あるHP「白山様とその歴史」を読むと、「しかし実際に調べた人の話しでは、中世の所説である『元亨釈書(げんこうしゃくしょ)』や先述の『白山之記』などには、伊邪那岐神・伊邪那美神を祭神とする記述は見えますが、菊理媛神の名は登場しません。ところが、近世になると、『諸神記』、『諸国神名帳』、『本朝神社』になると、明瞭に白山神(白山権現、白山明神、白山比咩神)=菊理媛神とされるようになっているということです。」
つまり、明治以降に廃仏毀釈が行なわれ、強制的に神社に転向した時、祭神がシラヤマ姫では都合が悪い、つまり、古事記か書紀に載っている神様から選ばなければいけないという事で、高句麗姫に近い、くくり姫、即ち、菊理姫になった可能性が強いと私は思うわけです。
そうじゃないんだ、はるか昔から菊理姫なのだといわれるなら、ぜひその根拠をお知らせいただきたい。

つまり、明治の廃仏毀釈が行なわれ、全国の神社が祭神を届け出る時、かなりいいかげんな作業があったと考えるわけです。諏訪神社にしても一体、タケミナカタ神が本当に主祭神なのかまったくあてにならないという、また応神天皇やスサノウなども人気があり、祭神がなんとか明神だったりすると、まあいっかってなもんで、適当に提出してしまったこともあったようなのである。

したがって、日本書紀にたった一度しか登場しないくくり姫が、どのようにして白山神社の祭神になったのかという理由はまずわかるわけないだろうと言うのが私の考えです。

明治になり修験道が禁止された。この事実は非常に重い。即ち、修験道は伊勢神宮を中心とする国家神道にとって間違いなく敵対するだろうという事であり、万世一系の神国日本として擬似一神教を構築するに、おそらく道教思想はどうしても認めたくないことだったに違いない。なぜ認めたくないのかだが、その当時、多くの仏像はもちろん、道端のお地蔵さんの多くが破壊されたと言う。つまり、偶像崇拝が禁止されたのである。
山を拝んだり、石を拝んだり、森を拝むのは偶像崇拝だという事だろうか・・・・。そのあたり、もう少し研究しましょう。

日本人の多くが占い好きで、風水がもてはやされ、森を大事にし、山伏などの修行僧が尊敬されるのは、日本人の心の中に道教の思想が流れているからで、日本を支配した勢力はその足跡を見事に消し去ったが、国民の心の中まで消去することが出来なかったという事だ。

だからこそ大本教は恐ろしいスピードで信者を獲得できたのだし、現在でも日月神示がもてはやされるのにはそれなりの下地があるという事でしょう。

今日はここまで。
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by sibanokuni | 2009-08-21 10:00 | マヨちゃんの古代史
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