アジアの王道
最近アナキーのマヨちゃんが右傾化してるのじゃないかと危惧されている方も多いかと思います。私が右傾化したのではなく、私の歴史研究の結果が正統派右翼の主張と妙に一致したからであります。ただし、根本的なところで大きな隔たりがあるかと思い、冷や汗をかきながらも、学ぶべきところは学ぼう、教えを請うところは請おうとするわけです。根本的と言うのは、やはり天皇の渡来ルートだと思う。これは特に話し合ったことはないから、どこまで一致するのかはさっぱり見当もつかない。とにかく私は桓武天皇以降の天皇は万世一系であることはほぼ間違いないと思っている。皇紀二千六百何がしとか言われるとちょっと困るが・・・。また、昭和天皇の戦争責任についてもおそらくは私は殺されるのではないかと思うような考え方をしている。
まあ、思想・言論の自由があるから、とりあえずそう簡単に殺されることはあるまいが・・・。 つまり、戦前の日本で一番問題となったのは「大アジア主義」と、「西欧覇道主義」との争いだったわけで、私の論法でゆくと、「西欧覇道主義」に加担し、世界八百長戦争に参加する事になったのは他でもない昭和天皇のご決断以外に考えられないという事であります。そうではなく、側近あるいは軍幹部の独走だとおっしゃる方も多いと思いますが、それはそれでいいのですが、それでは天皇はまさに傀儡であり、決定権はなく、御前会議は形式上の物で、天皇に何ら責任はなかったと言われるわけだ。私は天皇の権威がそんな簡単なものとは思わないだけである。 まあ、済んだことだし、何の証拠も出ない以上、これはそれぞれの歴史観の違いという事にしておきましょう。 さて、鳩山氏の「大アジア主義」はどうなのよ?という事である。いうまでもないことだが、物には裏と表、光と影があり、私がこの「大アジア主義」を支持するのはあくまでそれが王道の思想だからであり、西欧ワン・ワールド思想と同じであるなら覇道主義であり、大きな間違いとなる危険思想である。 さて、今日ご紹介するのは1924年11月、孫文が来日、頭山満と会見し、神戸で「大アジア主義」を訴えた。「孫文は、アジアの復興と独立運動における日本の過去の地位と役割を力説し、王道を基礎としたアジア主義とアジア民族の大連合を実現して、欧米列強の覇道と強権に対抗することを日本に期待したと言える。」という文章で、「陰謀と幻想の大アジア」p137に書かれている。 孫文はアジアを王道の下に統一し、西洋の覇道に対抗しなければならないと述べ、日本がそのアジア連合に加わることを強く求めたのである。 孫文の主張は現在でもまったくそのまま通用する真理である。彼がもう少し長生きし、日本がそれに加わっていたら悲惨な戦争は起こりえなかったと思うのだが、甘いと思われるか否か・・・・。 もちろん光の部分だけで、お互い打算的な駆け引きだったと言えないこともない。外交とはそのようなものだろうから・・・・、しかし、何事にもひとつの根本理念というのが必要であろう。私はこの「大アジア主義」が大好きなのである。 一番の問題は、日本の中にあった大アジア主義運動がいつの間にか覇道主義に変わって行ったことである。 鳩山氏の理念は正しいと思っている、しかし、彼はフリーメーソンだと言う噂が付きまとい、いつそれが牙をむくかと心配する向きも多いのである。あくまでも理念はただしい、しかし運用を誤ると怖いという事である。
by sibanokuni
| 2009-10-17 13:27
| マヨちゃんの陰謀論
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