シバちゃんのため息

小説「ロックの落日」の(1)

これは小説です。すべて架空の話で、仮に何かに該当したとしても、それは偶然です。

「陛下、雅子さまがお目通りを願い出ています。」、一昨年のある日、陛下は宮内庁の侍従長から思いがけない話を受けた。
「えー?まちゃ子が僕に会いたいって?うん、うん、いいとも。」久しぶりに嫁に会えるというので陛下はニコニコ顔であった。やがて、侍従長と共に雅子が入室してきた。
「やー、まちゃ子ちゃん、ひさしぶり、元気してた?」
「陛下、病気のほうは大丈夫ですか?そろそろ寿命じゃないの?」
「また、まちゃ子は口が悪いな、それがね、奇跡的に良くなっちゃってさー、さすが日本の医学はすごいわー、で、今日はなんだい?」
「ええ、陛下、実は父から連絡が来てるんですが、ロックフェラー氏がどうしても陛下にお会いしたいとおっしゃっているそうです。父も彼にはよく女を・・・、おっと、よく食事をご馳走になってますので、ひとつ顔をたててほしいとか・・・・。」
「ふん、ふん、まちゃ子の頼みなら仕方がないが、あいつみたいな悪党がわざわざワシに会いに来るとしたら、あいつ金がないんとちゃうかな?」
「陛下、外務省の調査によれば、彼は金相場で大損し、破産寸前だと言ってましたよ。」
「やはり、そうか・・・・まあ、いい。君の父親の顔も立てにゃあなるまい。まちゃ子、OKだとお父さんに伝えなさい。その代わり、少し肩でももんでちょ。」
「陛下、皇后が怒りますわよ。」、「まあ、そう固いこと言わんでもいいがや。」
皇族方はしゃべっているとついつい名古屋弁になっていくのであった。

ロックフェラーが老体を鞭打ち日本へやってきた。ネットでは盛んに天皇陛下がロックフェラーに跪いたと伝えた。何も知らない奴等にはそう思わせておけばいい。

ロックは緊張した面持ちで陛下に面会しに行った。
ロックは一段高いところに据えられた椅子を見上げるように跪いていた。陛下が部屋に入り、椅子に座った。
「陛下、おなつかしゅうございます。」
「ロック君、懐かしいと言って、あったことあったっけ?」
「まあ、細かいことは良いですがね・・・・、実は英国女王陛下には伝えてありますが、実は正直言って、私はもうだめなんです。ロスにコテンパンにやられました。まるで振り込み詐欺ですわ・・・・」
「なんと?ロスが君に対し振り込み詐欺じゃと?」
「はい、ひどいもんですわ。金は固定相場なので金を貸してやるからこれで運用しろと言って、これがまたおいしい話でね・・・・。ところが金を借りて市場で売却したら金相場が暴騰し、わたしゃあ破産寸前ですわ・・・。」
「あんたね、悪いことばっかしやってるからそういう目にあうんだわ。身から出た錆だて。」
「そんな、いじめないでくださいよ。助けてちょ」
「ほんで、いくら欲しいんじゃ?」
「とりあえず100兆ぐらいですわ。これからサブプライムでひと勝負します。うまくいけば良いけど、失敗したら一巻の終わりです。アメリカも道づれです。」
「おいおい、怖いこというなよ。100兆ぐらいでびびるんじゃないって。ほんで、いつごろまでに必要なんだ?」
「陛下、テレビのニュースを見ていてください。NHKの夜7時のニュースで「カリフォルニア州が破綻か?」とコメントが出たらそれがサインです。すぐに用立ててください。」
「ウン、承知した。ところで、ロック君、見返りは何をしてくれる?」
「はい、昭和天皇が死ぬまで愛用したミッキーの腕時計を復刻してお持ちしました。これ最新の機能がついていて、GPS内臓で、これさえあれば皇后は陛下の居場所をいつも監視出来ます。」
「なんだ?ひとつもうれしくないじゃん。まあいいや、いろいろアメリカには世話してもらったけんね、一度ぐらい助けてやるよ。」
「は!ありがとうございます。」

数年後、テレビのニュースでシュワルツネッがーのカリフォルニア州が破綻寸前と伝えられた。そのころ天皇から命じられた一般人を装った外務省の職員がイタリアからスイスへ大量のアメリカ国債をもっていたとして逮捕された。
これはアメリカをすくうため、スイス銀行へ担保としてのアメリカ国債を持ち込もうとするのを察知した国際組織が阻止に動いたのである。
英国王室は驚いた。「すぐにスイスへ電話し、釈放するように言いなさい。まったく、イタリア人はなに考えてるんだか・・・・。」
その情報はすぐに天皇にもたらされた、「陛下、大変です。外務省の内部にいるロス側のエージェントが換金の妨害をしたようで、スイス銀行は金を出せないようです。」
「なな、なんと。馬鹿なことを・・・。えーっと、女王陛下にメールを送りなさい。」
「陛下、メールはまずいんじゃないっすか?エシュロンで筒抜けですよ。」、「では、電話にしよう・・・」
「陛下、電話もやばいんですが・・・」、「あっそう。じゃあどうしよう・・・」
「首相官邸の電話はOKみたいですね。」、「ほんじゃあ、麻生ちゃんに100兆ほど立て替えるよう言ってくれ。」
「はい、承知いたしました。」

さて、麻生ちゃん、100兆の金をどうやって立て替えるのか?
「そうか・・・、安倍ちゃんは自分の利用できるM資金を出せって言われ、総理を辞めたんだな・・・なるほど。これは日銀か財務省しか用立てできんじゃん。・・・ぶつぶつ」麻生ちゃんは独り言を言いながら、「おーい、財務大臣は誰だっけ?そうそう、中川ちゃん呼んで。」と中川さんを呼ぶことにした。

さて、この続きは明日。ごめんね、時間がないの・・・・。
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by sibanokuni | 2009-10-19 06:30 | 小  説
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ため息ばかりのシバちゃんと、ぼやいてばかりのご主人様、マヨの日記です。
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