シバちゃんのため息

溥儀も自分の国が欲しかった?

先日見た「ラストエンペラー」の原作、「紫禁城の黄昏」を読みたいのだが、パリが上巻を先に読み出したので、私は仕方がないので下巻から読むことにした。
さて、張作霖の事である。誰が殺したかに付いては、先日考察した。それにしてもこの暗殺は日本の内部にも大きな影響を与えたのである。

落合莞爾氏の「疑史」(63回、月刊日本12月号)な中に、「満州政策にはもともと二つの流れがあり、満州の地に愛親覚羅による後清国をうちたて日本の保護国とする旅順派と、現地で張作霖を育成して地方政権とし、日本が支援すべきとする奉天派である。」と述べている。
いずれにしても張作霖の暗殺により、蒋介石の優位性がたかまり、日本が表に出ざるを得なくなり、満州国の正当性が世界に認知されにくくなったのは前に書いたとおりである。

さて、著者ジョンストン氏によれば、映画とは違って、溥儀は張作霖に誘われ、婚礼を期に奉天の先祖の墓を尋ねる振りをして満州国を現地に再建するつもりだったようだ。なぜか映画では、城の外へ出て自由に町を歩きたいと思ったが官僚たちに阻止されたように描かれている。しかし、真実はどうも溥儀が満州行きを望んでいたようである。
また、宦官たちがひそかに宮中から宝物を横流ししている事に気が付いた溥儀はすべての宝物の在庫を報告するよう命じた。横流しの発覚を恐れた宦官は宝物の保管場所、建福殿に放火し、建物もろとも周時代からの宮廷の財宝が消失したと本には書かれ、映画にもそう描かれている。
しかし、これはどうもインチキ臭い。おそらく、溥儀と溥傑は満州へ亡命する前にひそかに財宝を奉天に送ったのではないか。以前、やはり「疑史」に、王朝の財宝を紀州家が大量に買い取った様に書かれてあったから、おそらく事前に紫禁城からこっそり持ち出していたのが真実ではないか。
日本軍は張作霖を陰で操り、溥儀を奉天に亡命させて、満州国を打ちたてれば、国際連盟も文句をつけれなかったのである。陸軍の主流はやはりこのように考えていたと思う。
張作霖が暗殺された事により、関東軍は大幅に戦略を修正する羽目になったのであり、この暗殺は旅順派でも奉天派でもなく、薩摩ワン・ワールドの極秘指令だったのである。
満州の問題は非常に複雑なのだが、従来の史観では溥儀の意志が無視されているが、彼もやはり皇帝になり自分の国が欲しかったのは間違いないのである。

月刊日本の「遠攻近攻」(佐藤守)に、「現在中国では、江沢民と胡錦涛の権力争いに加え、毛沢東を信奉する左派の巻き返しが始まっている。これは中共体制内部の変革を求め、溥熙来を首領として擁立せよという権力闘争である・・・・」とあるが、彼は知日派として知られる大連市長を務めた前商工大臣で遼寧省省長、共産党長老の溥一波の息子で、太子党のエリートであるという。彼は、おそらく清王朝の血を引いているのではないか。これはちょっと憶測だが。

中国は共産党の独裁政権と思われているが、私はそうは思わない。見えている部分より、見えない部分に権力者がいることは世界の常識なのだから。
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by sibanokuni | 2009-11-28 04:11 | マヨちゃんの陰謀論
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