シバちゃんのため息

小説「平成の陰謀」

久しぶりに小説です。もちろん、架空の話です。ご承知おきください。

小説「平成の陰謀」第一回 「ある失敗」


「ふーう、やっとここまで来たか・・・」、小沢はタバコを吸いながらあのことを思い出していた。
先ほど記者会見し、宮内庁長官に対する厳しい意見を述べた後のことである。
「陛下もこれで籠から出られるかな・・・・」

小沢氏が思わずため息をついて振り返るのは2007年のある事件であった。当時、安倍政権の突然の辞任を受け、福田首相が誕生したのであった。
民主党代表である小沢の下にある男がやってきた。

「おお、あんたは皇室の草・・・・」、「はい、ご無沙汰してます。田中首相時代以来ですな・・・。」
「うん、めずらしい。一体なんの用だ。」、「はい、実はお上がぜひ内密にお話があると・・・」
「なんと!お上といえば・・・陛下じゃん・・・。なんの用事であろう・・・」
「とりあえず、極秘の方法で宮中へご案内しますので、すぐにご用意を・・・」
「ちょっと待ってくれ、いくらなんでも手ぶらじゃまずいだろ?虎やの羊羹を買ってくるわ。」、「なにをおっしゃる、ああ見えても陛下はせっかちでごじゃりまするぞ。おはやく・・・」

X氏のリムジーンに乗り込み皇居へ向かう、誰も知らない入り口から、地下通路を経て、宮中に到着した。さっそく、陛下にご面会である。」
「陛下、ごきげんよろしゅう。」
「アー、ええて、ええて、かたくるしくしんでもええって。どえりゃあ久しぶりだがや、自民党の幹事長時代以来だがね。」
「あ、お久しぶりでございます。ところで、いつから名古屋弁で・・・」
「アー、そういやーそうだな。どうも日本語は苦手でよー、名古屋弁が一番ぴったりくるでいかんわ。やっぱし、韓国語のほうが向いとるちゅー話もあるけどよ」
「陛下、それはともかく、お話はなんでしょうか。」
「そうそう、もう一人よんどるでよ、ちょっと呼ぶで、まっとってちょ」

と陛下は侍従に向かって、もう一人の男を呼んでくるように指示した。
「小沢さん、どうも・・・」
それは首相の認証式が終わって間もない福田首相であった。
「それでは要件をXから説明させるで、よう聞いてちょ」
陛下はそう述べるとソファに深々と座り、目を閉じ、X氏に説明するように促した。

「お忙しいところをわざわざお呼びいたしまして恐縮でございます。」とⅩ氏はおもむろに要件を切り出した。
「実は陛下はずっと悩まれていらっしゃいます。つまり、自分の時代に父親が果たせなかったあることを済ませ、きれいな形で次の代に譲りたいとお考えなのであります。」
「あることとは?」二人とも同時にうめいた。
「そうです、父親が果たせなかったという事は、つまり戦後処理であります。それも完璧な形でであります。」
「とうちゃんはよー」、陛下は口をはさんだ。「えーかっこしーだもんでよ、いやなことせずに死んでったでいかんわ。ちゃんときれいにしとかないかんて・・・」
「ということでございます。つまり、角栄先生がせっかく道を開いた日中友好も、いまいち進んでいませんし、韓国への謝罪、北朝鮮との国交、ロシアとの領土交渉、すべて今までの自民党政権では暗礁に乗り上げています。何とかしておきたいというのが陛下のご意向であります。」

Ⅹ氏は少し時間を置き、さらに話を続ける。「ここ皇居は実は徳川の支配した場所でございます。やはり宮内庁自体徳川幕府そのもので、まったく自由がありません。親善外交も自由にならず、すべてCIAの管理下にあります。自民党の議員の多くは彼らに弱みを握られ何も出来ません。そこで今日ここへお呼びしたのであります。」
「で、我々に何をしろと・・・・」、小沢は聞いた。
「つまり、自民党と民主党と手を組み、陛下の考える戦後処理に手を貸して欲しいという事であります。」、「なな、なんと。自民と民主が連立する???」
「で、でも、反対するものは多数いるんじゃないですか?」
「だから強引でも統合させ、反対者がいれば追い出せばいい」
「福田君、あんたのほうはどうなんだ。」と小沢は横の福田に聞く。
「実は、野中氏はそれで失脚したですよ。彼は涙を流しながら私に、後は頼むといわれたよ。私も命がけでやろうと思ってるよ。反対者は追い出し、君と新しい党を作っても良いとおもってる。」
「そうか、そこまで言うか。よし、陛下がそこまでのお考えなら私もやりますとも。」

これがあの事件の真相である。準備不足でもあり、また敵方の切り崩しもすさまじいものだった。福田首相は何も出来ないまま、最後はアメリカ支援も財務省に拒否され、孤立無援でその座を麻生に譲ることとなった。

小沢氏はタバコを吸いながら、「おしかったな、やはり考えが甘かった。福田君にはかわいそうなことをした。意外といいやつだったな。ただ、民主党内部にあちらの回し者がどれだけいるのかははっきりしたし、まあ、失敗もいい教訓だったわ。」

小沢さんと福田さんの謎の連立劇、国民の知らないところでこのような陰謀があったのである。
しかし、第一ラウンドは見事に失敗だったのである。

続く・・・・・。もっとも、いつになるかはお答えできませんが。
[PR]
by sibanokuni | 2009-12-15 09:01 | 小  説
<< 小説「平成の陰謀」第二回 特別な家系 >>



ため息ばかりのシバちゃんと、ぼやいてばかりのご主人様、マヨの日記です。
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
以前の記事
フォロー中のブログ
その他、お知らせ。
捏造の日本歴史研究所へどうぞ・・・・http://mayonokuni
.web.fc2.com/
*******
メールでのご連絡は
palio@beach.ocn.ne.jp
へお願いします。
カテゴリ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧