丹波考、何回目?
「謎の丹波路」を読んでいてちょっと面白い記事があったので紹介しておきましょう。
なんと、ゼンソクの森というのがあるそうだ。話すと長いけど、話さなければわからない・・・ぶつぶつ・・・。 要は、姦通罪で逃げていた若い嫁「おさん」とその店の手代だった茂吉は丹波を通る途中、追っ手に迫られ森の桜の木の下に隠れていたとき、「おさん」がセキをしたため追っ手に捕らえられてしまったという話だそうだ。 同情の余地はない?そりゃあそうだ。若い嫁が手代と姦通すりゃ処刑されてもしかたがないだろう。時代が違うのだ、今から三百年も前の話である。今、この姦通罪があれば、成人男性の2割、主婦の三割は死刑だな・・・違うか? いや、今日は姦通罪の話ではないのだ。 でも、ちょっとかわいそうなのですよ。 この若嫁「おさん」は大変な美人で評判だったのだが、亭主はそれに飽き足らず、手代の恋人「おたま」に手を出していた。悩んだ「おさん」はこっそりとその「おたま」と入れ替わり、夜中亭主が来たら脅かしてやろうというすんぽうだったんだ。ところが忍んできたのは手代の茂吉で、二人はそれに気が付かずHをしてしまった。結果、二人は姦通罪を犯してしまった。そこで二人は手を取り合って、茂吉のふるさとである、丹波の柏原(かいばら)へ落ち延びようとしたのである。なんとなくかわいそうでしょ。でも、処刑の記録は現存するそうだから、本当に殺されたのだろうな。 今日問題にするのは、姦通罪でもゼンソクの話でもない。単に、彼らが向かっていたのが春日町山田という地区であり、捕まったのが柏原町だったという事であります。なんで? 私は名古屋在住であり、商売で春日井(かすがい)方面は毎週のように出張していた。その中に柏原町(かしわら)という地名があり、そこにお客様があったのでよく知っている。現在そのあたりには朝宮公園があり、あまり米は出来ないようで、桃やブドウなどを作り人が多い。 さて、春日井はどうして「かすがい」と読めるのか?まず言っておくのは春日(はるひ)は「しゅんび」であり、鮮卑のことである。これは「億うそ」さんの受け売りだが、それ以外に考えられない。そして柏原はアジアの果て、シルクロードの終点に程近い現在中国領のカシュガルから来ているという。 つまり、カシュガル=柏原=春日井、なのである。 そして、このカシュガルは神武天皇が始めて神宮をお作りあそばした橿原神宮と同じ意味である。 以前訪れた事のある地区で、現在は岡崎市になっているところの額田町堅田もカシュガルだという。 もう一度見てみよう。春日井は意味は鮮卑で、「しゅんび」、読みはカシュガルから「かしはら」をひねって「かすがい」、したがって、その中心に必ず柏原が存在することになる。 さて、現在の丹波柏原は福知山の南、ここへ鮮卑族が来た証拠は地名に残されている。長い文章を書いたが、言いたい事はそれだけのことです。姦通罪はあったほうがいいのか、まずいのか?それは今回の話とはまったく関係のない話です。ただし、もうそろそろ還暦を迎えようという私にとって姦通罪などもうどうでもいいことであります。ただ、世の中の平和のため、厳罰で臨んで欲しいと思うのは老人のひがみであろうか・・・。 「失楽園」をかいた助平な小説家、渡辺某など姦通ほう助罪で市中引き回しの末、獄門だわな。うん、それがいい。
by sibanokuni
| 2010-01-16 10:02
| マヨちゃんの古代史
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