シバちゃんのため息

秘仏は公開できない。

昨日は一日、なんとなく観音さまを調べていた。結論から言って、何もわからない。いつから信仰されるようになったのか、どこから始まったのか、ほとんど何もわからないのが実態だ。
はっきりしているのは極めて女性っぽい仏さまなのである。スケベな目で見ては申し訳ないが、女のようでかと言ってやっぱり男のようで・・・・本当は男仏だったようだが、必要に応じ姿を変える特技があったようだ。っていうか、相手に合わせてっていうか・・・・要は、見る者に勝手に解釈させたのかもしれない。

matsuさんの指摘でさっそく白州正子さんの「十一面観音巡礼」を開き、この谷汲さまの項を見てみると、さすがですね白州さんは、この谷汲地方は白山信仰の盛んな地域だから、この地域の人々は「おしらさま」、すなわち例の菊理姫を思い浮かべながら観音さまを拝んだのではないかと推測している。私もおそらく支配者は仏経を伝えるにあたり、方便でククリ姫と習合させたに違いないと思う。
新しい支配者がなにやら拝めと命令するが、よく聞けば「おしらさま」のお姿らしい、「これはもったいなや・・・」、って感じで、この地域の人を従わせるには「おしらさまであるぞ」、といえばみんなおとなしく従ったのであろう。
ところがご本尊みせてしまえばどう見ても男仏にしか見えないため、あえて秘仏として公開しなかったのではないか・・・うがちすぎかな?

それにしてもこの西国三十三箇所のお寺の観音さまには秘仏が多い。なぜ秘仏なのかは過去に善光寺の秘仏で考えた事があるが、いまだに本当の事は分からない。はっきりしているのは公開すると困ることがあるからとしか言えない。
戦国武将たちが争って善光寺のご本尊を欲しがったのは、そこに日本誕生の秘密があるに違いないというのがマヨちゃんの憶測だが、もうひとつ、先日も言ったように日本は女性天皇が祭祀を受け持っていたため、日本を支配するにはどうしてもご本尊を女性にする必要があったと思ってしまうのだ。
見る人がそれを卑弥呼と見ようが、天照と見ようが、あるいは宗像三神、菊理姫、コノハナサクヤ姫だろうがご自由にどうぞ、とこのように仏教は実に鷹揚だったのだ。

観音さまは苦しむ人民を助けるために、広く衆生の機根(性格や仏の教えを聞ける器)に応じて、種々の形体を現じる。これを観音の普門示現(ふもんじげん)という。法華経「観世音菩薩普門品第二十五」(観音経)には、観世音菩薩はあまねく衆生を救うために相手に応じて「仏身」「声聞(しょうもん)身」「梵王身」など、33の姿に変身すると説かれている。このなんにでも変身できるところが実に便利ではないか。

日本国の成立は早くても天智天皇、実質的には持統天皇の頃である。それではそれ以前にこの揖斐から美濃、そして福井県一帯はどんな国であったのか?それは少なくとも倭国ではなかった。間違いなく越国の一部、越前王朝だったに違いないのだ。むろん白山王朝である。それが倭国が滅び、新しい国、日本が侵略してきた時、住民にとっての祭祀王、「菊理姫」は実は弁天さまであり、観音様の変身した姿のひとつなのだと納得させられたのだろう。わかっている人はわかっていても、その秘密は深く隠されたのだ。これらの恨みはいずれ加賀の一向一揆で爆発する。教科書に本当の事が書かれることはない。

加治木さんは日本には半島から渡来した支配者はいないと主張するが、それはありえない。少なくとも越前から越後までは間違いなく満州方面からの部族が暮らしていたのである。「おしらさま」が新羅か高句麗かは論議が分かれるものの、私から言わせればそれは同族であり、吉林省の白頭山信仰がそのまま移住したものである。
・・・・・・本日の観音様の話はここまで。
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by sibanokuni | 2010-04-06 06:22 | マヨちゃんの古代史
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ため息ばかりのシバちゃんと、ぼやいてばかりのご主人様、マヨの日記です。
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