シバちゃんのため息

執行役員さんとの会話

今日の話は自分の記録として書くもので、皆さんにはあまり関わりのないことだと思う。面白くもない話なので、読み飛ばしていただけば結構です。

ある倒産した会社の話し

先月末日自己破産したヨコタ(株)は中堅インテリアメーカで、主に家庭用カーテンレールが主力商品だった。とにかく突然(当たり前だろうけど)の破綻に取り扱い店は大慌てである。在庫を持っている業者は部品の追加が不可能だし、かといって急に他のメーカーへ切り替えるのも色々な点で簡単ではないのだ。
私も販売先から苦情を受けたが、実際のところどうしようもないことである。

そういえば、3月上旬にその会社を退職した人から退職したとのハガキが来ていたので、だめもとで電話を入れてみた。私は彼が名古屋支店長時代よく知っていたのである。たまたま留守で、奥さんに連絡が欲しいと伝言したらさっそく携帯へ連絡が入った。懐かしい、10年ぶりぐらいだろうか・・・。
「○○さんか、久しぶり。えらい事になってるが、知っている事をおしえてくれよ。」
「はい、このたびはご迷惑をおかけしました。実は1月29日、突然社長が株主総会を招集し、二名の常務取締役を解任したんです。そして私達執行役員に対し、新しい取締役会に従うよう命令したのですよ。」、「えー?それで・・・」
「私たちは常務とともに新たなスポンサーを捜し、社員の雇用を守るという前提で会社再建の準備が出来ていたのです。しかし、社長と、大半の株を持つオーナー会長は、それではなく大幅な人員削減と会社の規模縮小で事態を打開しようとしたみたいです。」
「えーっと、新しいスポンサーというのはXXXのこと?」
「いえ、違いますよ・・・」、「▲▲?」、「まあ、そのようなところですが、とりあえず雇用を守る方針で我々はやってましたから、私は辞表を出しました。しかし、受理されず、3月に入りようやく退職する事になり案内状を発送しました。」
「で、社長達はどうするつもりだったの?」
「250人の社員の半分ぐらいを解雇し、売上の50億も半減し、縮小均衡に持ってくつもりだったみたいですが、後のことはわかりませんね・・・・」
「じゃあ、xxxxとの業務提携はなんだったの?」
「確かに株式をいくらか持ってもらい、自社のレールをxxxxに販売してもらい、相手にブラインドやアコーディオンを作ってもらうつもりだったのです。」
「じゃあ、両者にメリットがあるじゃない?」
「しかし、会長はもう少し踏み込んだ援助を期待してたみたいですね。」、「つまり、期待ほどじゃなかったと・・・」、「そのようです、相手はあくまで商売ですから、それ以上踏み込む気はなかったようです。」
「自己破産することでオーナー家に何かメリットはあったの?」
「さあ、私にはわかりません。」
「そうか・・・、やれやれ、あんたも大変だね。また時間があったら寄ってよ」

彼は正直な人だからウソはないだろう。雇用を守り、お客も守る。それが企業家の最後の使命だろうが、ヨコタというブランドはこれで終ってしまった。オーナー家がなにを考えたのかはわからないが、おそらくは自分の資産を提供する事を拒んだため、銀行が融資を拒否したのだろう。最悪の選択だな。
商品は悪くない会社だっただけにまことに残念なことである。小泉改悪は企業家の精神をも破壊してしまったようだ。
こうして私の取引先がひとつ消滅してしまった。黙祷・・・・・。
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by sibanokuni | 2010-04-10 10:41 | シバちゃんのため息
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