シバちゃんのため息

ある裁判の判決

さて、ある日マヨちゃんはたまたまある裁判の傍聴をすることになった。どんな様子だったのか?

「それでは検事からどうぞ」
「はい、それでははじめます。被告スパー経営者、日丸太郎は日頃から思いを寄せていた飲食店店主、朝熊花子を自分のものとするため、たまたま悪質訪問販売員から彼女を守るとウソをついて接近し、最初は親切に護衛をしていたが、ある時豹変し家の中に侵入、あろうことか彼女を暴力的に自分の物とし、威圧的な態度によって彼女の意志を無視したうえ入籍させた。そして彼女の家屋敷を手に入れたうえ家に居座り、さらには彼女の子供たちを自分の経営するスーパーで低賃金で労働させた。その結果、子供の一人は疲労の為死亡。他の子供も肉体的、精神的な苦痛をうけた。
罪状、住居不法侵入および未成年略取、婦女暴行、窃盗、公文書偽造、恐喝・・・・その他いっぱい。被害者はいまだに受けた苦痛から立ち直る事ができていません。被害者のその後の心情をかんがみると、被告の不法行為は断じて許されるべきではないと考え、被告人に極刑を望むものであります。」
「それでは、被告人、前に出なさい。何か言いたい事があればどうぞ。」
「はい、当時、彼女の家には悪質セールスマンが実際複数出入りしており、よその家でも詐欺まがいのその商法でかなりの被害が出ていたのです。私は日頃から彼女に気があったのは否定しませんが、あくまで善意の気持で声を掛けたのです。彼女も迷っていたようですが、必ずしも勝手に護衛をしたのではなく、彼女もそれほど嫌がったわけではありません。そして確かに悪質セールスは私が追い払ったのです。ただ、もともと彼女を自分の物にしたいという気があったわけではなく、一応友達になろうと申し出たら「それもいいわね」という返事でした。あとは男と女ではないですか、「いやよいやよも・・・」の世界ですよ。でもね、ちゃんと籍をいれ、責任は果たしたつもりですよ。いや、本当にうまく行っていたのです。ただ、外資系大手スーパーが進出してきて、私のスーパーの売上が落ちてきました。だから彼女の子供たちを私の支店で使いました。別にこき使ったつもりはありません。本当に売上が落ち、給料が払えないこともありました。しかし、私の従業員も同じでした。とにかく相手は資本に物を言わせ、わが社に商品を入れれないようにメーカーに圧力をかけたり、玉子ワンパック10円などというべらぼうな安売りを仕掛けて嫌がらせをしてきました。私も大変だったのです。彼女の家の財産を勝手に使ったなんてことはありませんよ。むしろ家の改造や家財道具の多くは私の私財をつぎ込んだのです。ひたすら彼女にも人並みの生活をさせようとしたんですよ。ただ、運が悪かったのは私のスーパーが遂に倒産したのです。それさえなければ彼女はわが社の役員になっていたし、子供の中には取締役にもなっていたものもいるじゃないですか。今から思えば、最初に言ったとおり友達のままだったら良かったとは思いますが、本当に倒産さえしなければ、今でも同じ家庭で仲良くやっていたと思うのです。大手スーパーが悪いとはいいませんが、規制緩和が私には不幸だったと言わざるをえないのです。」

裁判官は被告に聞く、「じゃあ、君は最初から彼女を強姦する気はなかったというのか?」、「もちろんですとも、ただ、彼女の家に出入りするうちになんとなく情が移ったというか・・・泊まって行く雰囲気になったのです。あくまで彼女も望んでいたように感じました。」
裁判官:「被害者の意見は?」
「いやですわ、私が望んでいたなんて、恥ずかしい。私は子供をこの手で一人前にするまでは誰の助けも受けるつもりはありませんでしたわ。それなのに善人のような顔をして近づき、そのうちに態度を変えたのです。婚姻届出も脅迫されたのです。もちろん無理矢理ですわ。私には男などいらなかったのです。助けなどなくても悪質セールスは撃退できたと思っています。」

・・・・・・・あとはドロドロの論争がつづく

この問題で私は有罪か無罪かの判断は出来ない。なぜなら当事者達の本当の裁判を聞いていないから・・・。要は悪徳セールスさえいなければ、そして大手スーパーの進出さえなければ今でも夫婦として仲良くやっていた可能性もあるかもしれない。たとえ話にしてみたけれど、どちらにも理屈があり、その時の情勢を再現できない以上、私にはやはり判断は出来ないのである。むしろ簡単に判定できる人はおかしいのではないかな。皆さんはこの裁判をどうおもいますかね。え?何の話かって?さあ・・・
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by sibanokuni | 2010-04-29 06:11 | 小  説
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ため息ばかりのシバちゃんと、ぼやいてばかりのご主人様、マヨの日記です。
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