シバちゃんのため息

百済王と貴族の戦い

韓流大河ドラマ「ソドンヨ」のDVDを毎日見ている。昨日はいよいよ大詰めで53話を見た。まあ、知らない人に言っても仕方がないよね・・・・あらすじは「武王(主人公の百済王)と真平王(新羅王)の会談が和やかに進む中、国境付近で百済と新羅の戦闘が勃発。会談は急きょ中断される。チャン(主人公の武王)は戦争をすぐに回避し、正式に使臣を送ってソンファ(新羅の姫で、武王の恋人)に求婚する。真平王は結婚を許可、今度はソンファが使臣として百済にやって来る。抱き合って再会を喜ぶ2人。だが、結婚を阻もうとするサテッキル(恋敵)は、チャンがサビ城を陥落する際、新羅軍が百済に侵入していたという情報を流す。信用を失ったチャンは、政事巌会議にかけられる。」
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つまり、主人公「ソドンヨ」がようやく百済王に即位し、今までの貴族の利権を奪い、税金を安くし貴族の所有する土地を国民に分け与えようとする、しかし貴族は新羅との戦争に備え、絶対に貴族の持つ利権や兵力を減らすことに反対である。ソドンヨは新羅との和平交渉として最愛の姫「ソンファ」と結婚することで両国の緊張を緩和し、軍事費削減を狙ったのである。
そしてそれに反対する百済の貴族と新羅の高官が結託し、八百長の戦争を仕掛ける。もちろん局地戦で本気ではない。両国間に軍事的緊張が生まれればいいのである。もし、緊張が深まればソドンヨとソンファの婚儀も難しくなる・・・・・・、なんて筋書きなのである。続きは今晩見るもんね・・・。

国家の指導者が近隣諸国と仲良くし、軍事的脅威を取り除きたいと思うのは当たり前で、よほどの軍事オタクでない限り平和条約なり、友好条約は結ぶように努力すべきである。軍事費は国民にとって生命保険のようなもので、家計に占める保険代が年収の何割にもなることは異常であり、自ずから限度と言うものがある。
韓流ドラマの面白いのは、今回の53話が描いたのは現在の日本の姿とそっくりなことである。
ドラマでは貴族として描かれたが、日本にも中国や韓国、そして北朝鮮、ロシアを仮想敵国とし、軍事費を増大させることで潤う人たちがかなりの数で存在している。

今回の韓国哨戒艦の沈没事件はまったく同じ構図である。戦争する気などは毛頭ないが、心地よい緊張感こそ彼らの生活を守るのである。

言うまでもなく鳩山政権は平和外交を進め、対米独立をスローガンに全方位に手を差し伸べていた。中国、韓国、さらには北朝鮮との友好はこれまでになく推し進められる予定だったはずである。
しかし、英国流地政学からすれば、この東アジアの緊張緩和は世界的な軍事バランスを崩してしまう恐れがある。普天間基地の移設自体はアメリカも望むものでそれほどの影響はないものの、他の沖縄基地までが日本国外へ追い出されることはそれらの利権でおいしい思いをしている「貴族」には脅威に感じても不思議ではない。

日本のドラマではこのように戦争を陰謀で描くものは見たことがない。おおむね戦争は偶然に起きるように描かれる。しかし、まったくその歴史観は間違っている。戦争は偶然に起きるものではなく、話し合いで計画的に偶然を装って起こすものである。ほとんどの戦争は始まるときには結論は決まっているものだ。戦争でひどい目に合うのはいつも一般国民で、潤うのはごく一部の戦争を始める人たちである。そんな戦争を神聖なものととらえ、国民に国防の重要性を押し付け、戦争で死ねばどこかの神社に祀ってやるなどと恩着せがましく命を求める奴等にろくな奴がいるものか。
私たちの仕事は報道される会見などを注意深く見て、その人が誰を代表しているのかを見抜く眼力を持つことなのである。一般論的に国防を論じることは当然で、一般人が生命保険に入るのと同じである。しかし、年収500万円にも満たない人が一億円の生命保険に入れば、きっとその人は何か悪いことを考えているに違いないのだ。
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by sibanokuni | 2010-05-28 06:30 | シバちゃんのため息
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