シバちゃんのため息

2009年 10月 06日 ( 1 )

檻のなかの平和

昨日は動物園で檻の中のかわいい動物を見ながら、我が家のねこと比べなんと気の毒な、狭いだろうな、見物してる人間がうっとうしいなと思うだろうな、などと色々考えてしまった。自然の中に解放したらどんなに喜ぶだろうか、でも同時にそれは弱肉強食の世界で、動物園のような温室育ちではやってけないだろな。
つまり、彼等の気持は彼等が白状しない限りどこまで行っても人間の勝手な思い込みに過ぎない。
エサは毎日自動的に与えられ、天敵はどこにもいない、特に何をするでもない。つまり、彼ら動物園の動物はまさに天国にいるのだ。退屈だとか、自由などは彼らには無用なものなのだ。もともと彼らの役割はより強い子供を次の世代に残す事だけなのだから。もちろんこれも人間の勝手な思い込み。一度外界に出し、自由を知ったらもう檻の中はいやだと言うかもしれない。さあ、どちらが彼らの幸せなのか、私にはわからない。

そんな事を考えていたところに例の「秘境西域八年の潜行」で筆者がラサへ潜入したところに行き当たった。このラサには人口五万人が住む例のチベット騒乱の中心となったところである。。砂漠とヒマラヤに守られ、まったくの秘境である。その中になんと僧侶7700名のレボン寺、5500名のセラ寺、僧侶3300名のガンデン寺がある、考えても見て欲しい、僧侶は何も生み出さないのである。5万人が16500名の僧侶を食わせているのであり、ダライラマを始め、高僧などはまさしく貴族の生活をしているのだ。住民は生れてから死ぬまで一生彼ら僧侶に尽くす事を義務付けられていた。しかし、彼等はラマ僧を尊敬しており、おそらくは外の世界を知らないだけに何の疑問も持ち合わせていないのだろう。つまり、完璧にマインドコントロールされていて、僧侶にとっては天国、人民は折の中の動物みたいなものである。
潜入スパイ、西川はその寺院の壮大さ豪華さ、そして金銀の量に圧倒される、そして、当時ソビエトに抑留され死んだ第八代哲布尊丹巴活仏のあと、1939年突然転生されたと言われる第九代哲布尊丹巴活仏を拝んでいる。
「活仏としては少しの聡明、気品も見せない十二、三歳くらいのチベット人の小坊主が、汚れたラマ服で古びた朱塗りの小机のまえにすわっていた。・・・・バルタン達(彼と行動をともにしたラマ僧)は、「これで活仏も拝んだし、よかったよかった。」とはずんだ声で階段を下りて行った。これを聞き、「信ずる者は幸いなり」と思わざるを得なかった。」と彼は書く。
完璧にマインドコントロールされた信者には何を言っても無駄だったであろう。

チベットはウイグルと並んで中国の不安定地域である。共産国中国にとって宗教は認められない。共産政府首脳はチベット住民を解放することで彼らが大喜びすると考えたのかどうかは知らないが、とにかくマインドコントロールを解くことにした。結果はただでさえシナ人が嫌いだったのにますます憎悪することになる。

自由というのは国が国民に与えた極めて限定された枠であり、亡霊である。動物園の動物達が檻の中から我々をみて、「見てみろよ、かわいそうに、働いても働いてもほとんど国に奪われているんだぜ、我々はその点何にもしないのに生命は守られてるし、食事も用意してくれる。子供を生めばもっと大事にしてくれる。ほんとにこんな自由な世界はないさ・・・・。」といってるかも。
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by sibanokuni | 2009-10-06 06:13 | シバちゃんのため息



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