カテゴリ:小 説
さて、ある日マヨちゃんはたまたまある裁判の傍聴をすることになった。どんな様子だったのか?
「それでは検事からどうぞ」 「はい、それでははじめます。被告スパー経営者、日丸太郎は日頃から思いを寄せていた飲食店店主、朝熊花子を自分のものとするため、たまたま悪質訪問販売員から彼女を守るとウソをついて接近し、最初は親切に護衛をしていたが、ある時豹変し家の中に侵入、あろうことか彼女を暴力的に自分の物とし、威圧的な態度によって彼女の意志を無視したうえ入籍させた。そして彼女の家屋敷を手に入れたうえ家に居座り、さらには彼女の子供たちを自分の経営するスーパーで低賃金で労働させた。その結果、子供の一人は疲労の為死亡。他の子供も肉体的、精神的な苦痛をうけた。 罪状、住居不法侵入および未成年略取、婦女暴行、窃盗、公文書偽造、恐喝・・・・その他いっぱい。被害者はいまだに受けた苦痛から立ち直る事ができていません。被害者のその後の心情をかんがみると、被告の不法行為は断じて許されるべきではないと考え、被告人に極刑を望むものであります。」 「それでは、被告人、前に出なさい。何か言いたい事があればどうぞ。」 「はい、当時、彼女の家には悪質セールスマンが実際複数出入りしており、よその家でも詐欺まがいのその商法でかなりの被害が出ていたのです。私は日頃から彼女に気があったのは否定しませんが、あくまで善意の気持で声を掛けたのです。彼女も迷っていたようですが、必ずしも勝手に護衛をしたのではなく、彼女もそれほど嫌がったわけではありません。そして確かに悪質セールスは私が追い払ったのです。ただ、もともと彼女を自分の物にしたいという気があったわけではなく、一応友達になろうと申し出たら「それもいいわね」という返事でした。あとは男と女ではないですか、「いやよいやよも・・・」の世界ですよ。でもね、ちゃんと籍をいれ、責任は果たしたつもりですよ。いや、本当にうまく行っていたのです。ただ、外資系大手スーパーが進出してきて、私のスーパーの売上が落ちてきました。だから彼女の子供たちを私の支店で使いました。別にこき使ったつもりはありません。本当に売上が落ち、給料が払えないこともありました。しかし、私の従業員も同じでした。とにかく相手は資本に物を言わせ、わが社に商品を入れれないようにメーカーに圧力をかけたり、玉子ワンパック10円などというべらぼうな安売りを仕掛けて嫌がらせをしてきました。私も大変だったのです。彼女の家の財産を勝手に使ったなんてことはありませんよ。むしろ家の改造や家財道具の多くは私の私財をつぎ込んだのです。ひたすら彼女にも人並みの生活をさせようとしたんですよ。ただ、運が悪かったのは私のスーパーが遂に倒産したのです。それさえなければ彼女はわが社の役員になっていたし、子供の中には取締役にもなっていたものもいるじゃないですか。今から思えば、最初に言ったとおり友達のままだったら良かったとは思いますが、本当に倒産さえしなければ、今でも同じ家庭で仲良くやっていたと思うのです。大手スーパーが悪いとはいいませんが、規制緩和が私には不幸だったと言わざるをえないのです。」 裁判官は被告に聞く、「じゃあ、君は最初から彼女を強姦する気はなかったというのか?」、「もちろんですとも、ただ、彼女の家に出入りするうちになんとなく情が移ったというか・・・泊まって行く雰囲気になったのです。あくまで彼女も望んでいたように感じました。」 裁判官:「被害者の意見は?」 「いやですわ、私が望んでいたなんて、恥ずかしい。私は子供をこの手で一人前にするまでは誰の助けも受けるつもりはありませんでしたわ。それなのに善人のような顔をして近づき、そのうちに態度を変えたのです。婚姻届出も脅迫されたのです。もちろん無理矢理ですわ。私には男などいらなかったのです。助けなどなくても悪質セールスは撃退できたと思っています。」 ・・・・・・・あとはドロドロの論争がつづく この問題で私は有罪か無罪かの判断は出来ない。なぜなら当事者達の本当の裁判を聞いていないから・・・。要は悪徳セールスさえいなければ、そして大手スーパーの進出さえなければ今でも夫婦として仲良くやっていた可能性もあるかもしれない。たとえ話にしてみたけれど、どちらにも理屈があり、その時の情勢を再現できない以上、私にはやはり判断は出来ないのである。むしろ簡単に判定できる人はおかしいのではないかな。皆さんはこの裁判をどうおもいますかね。え?何の話かって?さあ・・・ 時は慶長2年、秀吉と朝鮮との交渉が決裂し、いわゆる慶長の役と呼ばれる戦争が始まっていた。家康は久しぶりのバカンスを日光鬼怒川温泉で過ごし、ゆっくりと東海道を西へ向かっていた。
「おーいい、天海坊、やっぱし鬼怒川温泉はいい湯じゃのー・・・」、家康は天海に上機嫌で話しかけた。 「殿、だめですよ、あんな乱交パーティーやっちゃ。殿のお種をいただいたといって騒ぎ出す風俗嬢がいっぱいいるんですから・・・」、「ほほ、大丈夫じゃ。わしは種付けはせんでよ・・・。天海の命令じゃん?」 「そうですとも、私がお上から命ぜられたのは、殿のお種は一人だけに継がせることということです。あとのことは私が決めることとなっておりますぞ。」 「わかっちょる、秀忠は唯一、私のお種じゃでの・・・、その次は誰が受け継ぐんじゃ?」 「秀忠公は鍛冶衆の西郷家出身、いわば鉄鉱部族を代表する大事なお種ですわ。西郷から受け継いだお種はしっかりと次へ引き継がれまする。この種は必ず残さねばなりませんぞな。ただし、三代目は春日局に仕込まれたお種が受け継ぐことになっちょります。」 「え?、誰じゃ?それは」 「殿、このことはしっかりと守っていただきますぞ。秀忠公は、春日局の種でいらっしゃいます家光公が二十歳になりましたら引退していただきます。いいですな、しかと申し伝えますぞ。」 「わかっちょるわ。わしもお上から言われてこの地位にいるだけで、お庭番としては過ぎた役職におることぐらい、知っちょるわい。で、春日局とは何の種じゃ?」 「殿、それは知る必要のない話です。私もお上から命令されているだけで、さる貴重なお種だとしか聞いておりませんわ。」、「そうか・・・、おぬしでも知らんちゅーことか・・・。」 ・・・・・そんな話をしながら一行は駿河への道中、本日の宿、熱海「はとや」に到着である。 「天海坊?今夜の宴会もドバーッと騒ぐんか?」 「いえ、大事な仕事がございます。」、「ん?なんじゃ?」 二人はこの宿で最高のジャグジー付き特別室に入った。そこの和室には一人の女が座っていた。しかも上席である。 「おい、失礼であろう。天海、誰じゃの、この女は?」 「殿、詳しくは姫からお聞きください。私はこれにて失礼するけん・・・」といい、天海は部屋を後にした。 自然、上座に謎の女が、そして家康は下の席につくことになった。 「控えい。家康。わらわを誰と心得る?」 「そんなこと言われても、私は何も聞いとりませんぞ・・・、みたところ姫さまのようでごじゃりますが、誰です?」 「家康、お前はわが主家、新田家のお庭番じゃろが、それがいつの間に朝廷のお庭番になったんじゃ?」 「げ?と言いますと、姫は新田家の姫で?」 「そうじゃ、今は正木家の姫に成りすましておるが、実は正統な新田家のお種をついでおるのじゃぞ。頭が高いじゃろ?」 「へー、お見それいたしました。私新田家に雇われたお庭番、世良田の次郎三郎めにごじゃります。姫におかれましては誠にお美しい・・・ことで・・。」 「ふん、今ごろ遅いわ。おせいじにもほどがあろうに・・・」 「で、姫。本日私にどんな要件でしょうか?」 「その前に、どうしてお前が朝廷のお庭番になったのか説明してちょ。」 「いやー、その、あの・・・・・、深いわけがありましてですな・・・」、「はよう言え、まず、どうして松平家を乗っ取ったんじゃ?」 「姫、乗っ取ったとは言葉が過ぎますぞ。あれは頼まれたんですわ。」、「頼まれただと?」 「へい、実は、私は猿投の派遣会社から松平軍に派遣されてまして、ある日守山城に入りまして織田軍と戦うつもりだったですわ。それが松平の殿が朝方突然倒れ、たぶん脳梗塞だと思います。現在の医学ならまったくどうもないんですが、当時の医学では打つ手がなかったのですわ。それで急遽岡崎に戻る事になったんですが、とりあえず影武者を務めていた関係で、私が殿に成りすましたわけですわ。」 「つまり、お前は影武者だったんか?」、「はい、さようで・・・」、「ほんで?」 「一応、鎧かぶとで身を固め岡崎城に入りましたが、誰も気が付かないんですわ・・・、それで面白くなって、築山御前を呼びましたんじゃ。そしたら・・・」、「そしたら?」、姫も身を乗り出した。 「それがまた美味しそうな女!」、「げっ!そういえば、お前は無類の人妻好みだったな・・・」 「お恥ずかしい。けっこう好みの女なんですわ・・・・でへへ・・・・それで、訳を話したら築山御前はこう言うんですわ。「今日からお前が殿になりすませ、私の好みではないが、この際、この松平家を守るには仕方がなかろう。ただし、私の息子を頼む。」とな。」 「むーん、なるほどなるほど。結構、いい女だったんか?」、「へえ、さようで。いわゆるハニー・トラップちゅー奴ですわ。」、「お前も軽い奴じゃな。」 「いえいえ、役目は忘れません。ただ・・」、「ただ?」、「そのころに天海に会ったんですわ。」、「あー、あの明智光秀の・・」 「いえね、彼は光秀ではありませんが、やっこさんは実は朝廷のお庭番でして、私が天下をとるよう天皇の勅旨を持ってきたんですわ。」、「なんと、奴がのー、お庭番なのか・・・・」 「実は、秀吉は天皇の継承に口を出しまして、それで上皇はいたく腹をたて、豊臣家は一代限りと決定されました。つまり、秀頼には継がせないことに・・・。それで、次は私が務めることになったわけです。」 「ふーん、上皇の命令とあらばいたしかたないこっちゃ。わかったぞ。その件は了解じゃ。ところで・・」 姫は改めて姿勢をただし、家康を見下ろしおもむろに要件をしゃべりだした。 「さて、家康。実は私は大事な新田のお種、お前は聞いていないだろうが、実は平将門のお種なのじゃが、これを受け継ぐのが私の役目なのじゃ・・・・で、実はできちゃったんだわさ。」 「え?できちゃった?」 「そうなんだわ。蔭山家に居候しておったんだけど、その親代わりの蔭山の親父、どえりゃあすけべでよ・・・」 「姫、それ名古屋弁だがね。」 「おっとー、いかんいかん。つい名古屋弁が・・、まあいいがね、あんただって三河弁をマスターしとるじゃん。」 「ええ、まあ。そりゃあいいですけど、その子供はどうするんです?」 「それをお前に預ける。で、すぐにとは言わんで、将来、必ず天下人にしてほしいんじゃ。新田の悲願じゃぞ。」 「姫、私の次は西郷家の秀忠、三代目は朝廷から下された春日局の子供、家光と決まっておりますぞ。」 「いいわ、ずっと後でもいいんじゃ。必ず天下を取るように根回しして欲しいのじゃ」 「一人しかいませんのか?」、「あたりまえじゃろ、今は私の腹にいる一人しかいないわ。しかし、もう一人は生むぞ。なんて言っても蔭山の親父はスケベじゃからな」 「で、その蔭山というのはいかなる男ですか?」 「うーん、どうも北条家に関わる家柄のようだが、なぜか日蓮宗なんじゃな、詳しいことは外交機密になっておって私にもわからんのじゃ。おそらく日蓮のお種を受け継いでいる見たいじゃが、本来、妻帯しんのがたてまえじゃろ?たぶん、こっそり生んだんじゃろうて。あれもなかなかだったみたいじゃから・・・・」 「まあ、いいですわ。それではその大事なお種を私がお預かりし、将来必ず天下人になるよう細工をいたします。私が天下を取るのは数年後ですが、その後領地をわが子供に与えることになりますよって、格別な家柄にしときますわ。それでいいでしょうか?」 「うん、それでええわ。」、「ところで、今後私の一代記をまとめることになりますが、姫のお名前はどういたしましょう?」、「何でもいいけど・・・・・お万の方でいいじゃん。」 このような事があったのだが、さすがに家康も本当の事を書き残すことはできなかった。しかし、間違いなくお万の方のお種は天下人になり、現在それは頂点を極めつつある。 この物語はマヨちゃんのでっち上げ小説であり、フィクションでございます。史実と違っていても笑って済ませてください。 月のひつじさんからお借りしている宗像教授の本を読み、マヨちゃんよりぶっ飛びだねといったら、いやー、マヨちゃんのほうがぶっ飛んでますよとのことだった。いやはや・・・そうなんだろうか、私はずいぶんおとなしく書いているつもりなんだけど・・・・。
私が今ぶっ飛びで考えているのが倭国は女帝が支配しているというお話。でもなかなかむずかしい。一歩ずつぶっ飛びましょうか・・・・・。 天照、即ち卑弥呼の時代、倭国に大乱がおき、卑弥呼を共立してようやく騒ぎが収まったとある。つまり、倭国がいくつにも別れ、各国が相談し遂に卑弥呼を擁立することでようやく大乱が治まったのである。 これが180年ごろのことで、鮮卑の壇石塊が倭に侵攻し多くの倭人を連れ去った事件が中国史書にあり、おそらくそのときのことだと考えている。もちろん加治木説を取るなら九州・鹿児島で起きた事件なのだろうが、あいにく私は倭国韓半島説なので、若干意見が合わない。いずれにしても倭国には間違いなく女王の卑弥呼と男王の倭王がいたのである。そして卑弥呼が殺され倭国は再び乱れた、そして男王は壱與を立て乱がおさまる。つまり倭国は女王がいなければまとまらなかった。これはおそらく事実だったと思われる。 加治木さんは女王国は仏教国とするが、卑弥呼の姿を思い浮かべると私としては道教のほうがにあっていると感じるが、残念ながら確証は得られない。 さて、天智天皇は日本を建国した時、逃げていった孝徳天皇の皇后を自分のものにした。っていうか、日本を建国するに女王がどうしても必要だったのである。当時の女王を生み出していた家系は代々蘇我氏であり、その天智の皇后は蘇我倉麻呂の娘で遠智娘(おちのいらつめ)である。系図では天智との間に太田皇女、鸕野讃良皇女などを生んだとされるが、どこまでが本当かは誰にもわからない。天武は天智朝を亡ぼした後、やはり女王を自分のものにする必要があった。それが後に額田姫のロマンス物語として残ったのであろう。まだ研究は始まったばっかりだが、とりあえず少しだけ書いてみようか。少しだけぶっ飛びです。 物語は額田姫が若き不比等を自分の側近に選んだ事から始まる。無名の文官だったのである。 「不比等や・・・」、額田姫は側近の不比等に声をかけた。 「はい、お姫さま」 「お前は蘇我の血を引くというのは本当かえ?」 「姫、声がたかいですよ。ほれ!この金のペンダントが動かぬ証拠、パンダマークが品質を保証しています。」 「あやまあ、上等じゃの・・・、でも、それって引越しのサカイのマークじゃん。まあいい、同じようなものだて、お前には重要な役目があるのじゃよ。この国はだな、蘇我の血を持つ女王がいないと成り立たないのじゃ。男の王など誰がなってもいっこうかまわぬ。女の血が重要なのだよ。」 「え?よくわかりませぬが・・・」 「わからんでもいいわ。遺伝子工学のベトコンなんたら・・がだな・・・」 「それをいうならミトコンドリアかと・・・」 「えい、うるさいわい。私は文科系だから難しいことはどうでもいいんじゃい」 「はい、なんでもいいじゃんね。」 「とにかくお前に断絶している藤原という家名を与える。至急あたいのお庭番を組織してちょ」 「お庭番といいますと、やっぱしお庭の手入れだとか、宮殿周りの掃除ですか?」 「ちゃう、ちゃう、私の言いたいのは女王陛下の007だがね」 「そりゃあ姫、名古屋弁だがね」 「おっと、里が知れるな。お前もテレビや映画で見ただろうに・・」 「はい、女によくもてるあれですね・・・」 「そうそう、浜美枝・・・ちゃうちゃう、そうじゃない。あれはあくまで映画じゃろうが・・・」 「あ、わかりました。ようは草組織ですな。」 「そうそう、それじゃそれじゃ。私の思ったとおりに動く人間がいるんじゃ。」 「で?何をするんでしょうか?」 「まず、お上を殺せ。」、不比等は天武天皇の怖さを知っていた。 「うっ!姫、なんてことを・・・」 「よいか、私は蘇我のお種を腹に宿したまま金春秋に抱かれた。あの羽毛田じゃなかった天智に抱かれた。大海をそそのかせ天智朝を亡ぼしたら、今度は大海は私と、私の娘を寝取りやがった。なんとまあ野獣のような奴なのじゃの。」 「確かに倭人にはあまりいないタイプですね。」 「そりゃそうさ。金春秋は日本を建国する時に彼を利用したつもりだったが、そんな利用されるたまじゃないわな、あやつは突厥族出身で蛮族じゃけんね」 「姫、言葉がちゃらんぽらんですが・・・」 「ほほほ、私は韓国語のほうが得意でな、名古屋弁もいいけど、いろいろ混ざっちゃってさ・・・、亭主に影響されるんだわさ。」 「ほんで、お上(大海)を殺してどうするんですか?」 「それでだ・・・、お上が死ねば当然私の娘がお上の座に着くじゃろ、ほんで草壁はパスして、その娘に後を継がせる。その頃までにお前は全国から一族の血を引くものを養子にするんじゃ。その一族は蘇我じゃないとだめじゃぞ。そして私の娘の子、軽(のちの文武)に嫁がせろ。必ず第一皇女を女王にし、男はどれでもいいわ。とにかく女王の血を絶対に絶やすでないぞ。わかったか?」 「えー?よくわかりませんが、とにかくお上を暗殺すればいいんですね」 「まあ、そういうこっちゃ」 というわけで天武は殺され、表向きはともかくとして、少なくとも持統天皇から孝謙(称徳)天皇まで女王が日本を支配したことは間違いがない。ただし、弓削の道鏡の事件以降、やはり女王は祭祀に専念させるべきだとの意見が多く、政治は男が、祭祀は斎宮に女王を隔離させたほうが良いとの結論になったようだ。めでたしめでたし・・・・。 今回言いたかったことは古来より女王国たる倭国は蘇我氏の娘が祭祀を司り、その婿が男王だったのである。天智がその蘇我氏を追放するも、女王を残さざるを得なかった。その女王は天武となる大海人をたぶらかし天智朝を亡ぼさせ、そして役目を終えた天武は殺される。そして蘇我氏が藤原氏として再び日本を支配することになる。歴史の表から完全に消された蘇我氏は持統天皇が編集した日本書紀のなかで藤原氏として再出発したのだ。 藤原氏の出自は不比等の出自に尽きる。結局、持統天皇が日本書紀を改修した理由は、天智に亡ぼされた蘇我氏を藤原氏として永遠に皇室の婚礼家系となるよう整合性を取ったところにあったのでだ。 久しぶりに小説です。もちろん、架空の話です。ご承知おきください。
小説「平成の陰謀」第一回 「ある失敗」 「ふーう、やっとここまで来たか・・・」、小沢はタバコを吸いながらあのことを思い出していた。 先ほど記者会見し、宮内庁長官に対する厳しい意見を述べた後のことである。 「陛下もこれで籠から出られるかな・・・・」 小沢氏が思わずため息をついて振り返るのは2007年のある事件であった。当時、安倍政権の突然の辞任を受け、福田首相が誕生したのであった。 民主党代表である小沢の下にある男がやってきた。 「おお、あんたは皇室の草・・・・」、「はい、ご無沙汰してます。田中首相時代以来ですな・・・。」 「うん、めずらしい。一体なんの用だ。」、「はい、実はお上がぜひ内密にお話があると・・・」 「なんと!お上といえば・・・陛下じゃん・・・。なんの用事であろう・・・」 「とりあえず、極秘の方法で宮中へご案内しますので、すぐにご用意を・・・」 「ちょっと待ってくれ、いくらなんでも手ぶらじゃまずいだろ?虎やの羊羹を買ってくるわ。」、「なにをおっしゃる、ああ見えても陛下はせっかちでごじゃりまするぞ。おはやく・・・」 X氏のリムジーンに乗り込み皇居へ向かう、誰も知らない入り口から、地下通路を経て、宮中に到着した。さっそく、陛下にご面会である。」 「陛下、ごきげんよろしゅう。」 「アー、ええて、ええて、かたくるしくしんでもええって。どえりゃあ久しぶりだがや、自民党の幹事長時代以来だがね。」 「あ、お久しぶりでございます。ところで、いつから名古屋弁で・・・」 「アー、そういやーそうだな。どうも日本語は苦手でよー、名古屋弁が一番ぴったりくるでいかんわ。やっぱし、韓国語のほうが向いとるちゅー話もあるけどよ」 「陛下、それはともかく、お話はなんでしょうか。」 「そうそう、もう一人よんどるでよ、ちょっと呼ぶで、まっとってちょ」 と陛下は侍従に向かって、もう一人の男を呼んでくるように指示した。 「小沢さん、どうも・・・」 それは首相の認証式が終わって間もない福田首相であった。 「それでは要件をXから説明させるで、よう聞いてちょ」 陛下はそう述べるとソファに深々と座り、目を閉じ、X氏に説明するように促した。 「お忙しいところをわざわざお呼びいたしまして恐縮でございます。」とⅩ氏はおもむろに要件を切り出した。 「実は陛下はずっと悩まれていらっしゃいます。つまり、自分の時代に父親が果たせなかったあることを済ませ、きれいな形で次の代に譲りたいとお考えなのであります。」 「あることとは?」二人とも同時にうめいた。 「そうです、父親が果たせなかったという事は、つまり戦後処理であります。それも完璧な形でであります。」 「とうちゃんはよー」、陛下は口をはさんだ。「えーかっこしーだもんでよ、いやなことせずに死んでったでいかんわ。ちゃんときれいにしとかないかんて・・・」 「ということでございます。つまり、角栄先生がせっかく道を開いた日中友好も、いまいち進んでいませんし、韓国への謝罪、北朝鮮との国交、ロシアとの領土交渉、すべて今までの自民党政権では暗礁に乗り上げています。何とかしておきたいというのが陛下のご意向であります。」 Ⅹ氏は少し時間を置き、さらに話を続ける。「ここ皇居は実は徳川の支配した場所でございます。やはり宮内庁自体徳川幕府そのもので、まったく自由がありません。親善外交も自由にならず、すべてCIAの管理下にあります。自民党の議員の多くは彼らに弱みを握られ何も出来ません。そこで今日ここへお呼びしたのであります。」 「で、我々に何をしろと・・・・」、小沢は聞いた。 「つまり、自民党と民主党と手を組み、陛下の考える戦後処理に手を貸して欲しいという事であります。」、「なな、なんと。自民と民主が連立する???」 「で、でも、反対するものは多数いるんじゃないですか?」 「だから強引でも統合させ、反対者がいれば追い出せばいい」 「福田君、あんたのほうはどうなんだ。」と小沢は横の福田に聞く。 「実は、野中氏はそれで失脚したですよ。彼は涙を流しながら私に、後は頼むといわれたよ。私も命がけでやろうと思ってるよ。反対者は追い出し、君と新しい党を作っても良いとおもってる。」 「そうか、そこまで言うか。よし、陛下がそこまでのお考えなら私もやりますとも。」 これがあの事件の真相である。準備不足でもあり、また敵方の切り崩しもすさまじいものだった。福田首相は何も出来ないまま、最後はアメリカ支援も財務省に拒否され、孤立無援でその座を麻生に譲ることとなった。 小沢氏はタバコを吸いながら、「おしかったな、やはり考えが甘かった。福田君にはかわいそうなことをした。意外といいやつだったな。ただ、民主党内部にあちらの回し者がどれだけいるのかははっきりしたし、まあ、失敗もいい教訓だったわ。」 小沢さんと福田さんの謎の連立劇、国民の知らないところでこのような陰謀があったのである。 しかし、第一ラウンドは見事に失敗だったのである。 続く・・・・・。もっとも、いつになるかはお答えできませんが。
小説「ある巨頭会談」
ある日、仏教界の大物と政治家の大物が会見した。お決まりの友好的な対談は新聞などで報じられたとおりであるが、その後に二人だけで密談をしている。誰もその内容は知らないので、私が天から授けられたお筆先でその状況を再現してみよう。もちろん、天啓が正しいとは限らないからそのおつもりで。 「管長、ひさしぶりですな。」お決まりの挨拶をしたものの、お互いの表情は固い。 「大沢君、逃げてた美人講師の犯人が捕まったというが、もう少しに似てる奴いなかったのか?」 「管長、整形業界に聞いてみましたが、現在ではあのぐらいは可能だそうですよ・・・」 「馬鹿言うんじゃないよ、ばれたらどうするつもりだ。」、「大丈夫ですよ。マスコミはアホばかり、絶対大丈夫です。」、「あいつは死刑か?」、「まさか、20年ぐらい食らいますが、刑務所の裏口から出して別の人生を送らせますよ。」 「ふーん、どうして急に犯人をだすことになったんじゃ?」 「本国の父親は彼女の正体を知らないんですよ。だから結構マスコミに対し発言するもんで、日本との関係を危惧した外務省が、やはり犯人を出して欲しいとお願いしてきたというわけです。」 「女はなにを探っていたんだ?」、「いや、彼女はハニートラップ専門で、医師会のメンバーに接近してました。彼氏は父親から情報を聞き出し、彼女に伝えたんでしょう。」 「じゃあ、彼女を殺したのは誰だ?」、「言えませんね。」 「そりゃあそうだわな。彼氏はどこにいる?」、「言えませんね、でも生きてると思うのは甘いですよね。こちらはやってないと思いますがね。」、「ってことは向こうか?」 「さてね、どちらにしても言えませんよ・・・・」 二人はやや不機嫌そうに下を向き、しばらく沈黙が続いた。 「ところで、大沢君、今日の目的はなんだ?」と管長は恐ろしい顔で聞く。 「そうですな、今度うちが政権を担当させてもらいますので、若干、お宅のほうも態度を改めていただきたいと思いましてな・・・。」大沢はもっと恐ろしい顔をして答えた。 「なにを言う、うちらは政治にはいっさい干渉しないことになっちょる。あんたどこにとやかく言われる筋合いはないじゃろ。」 「なにをおっしゃいますか、管長。とりあえずフリーチベットに対する援助は止めてもらいます。」、「フリーチベット?そりゃあこっちじゃないぞ、京都の山のほうだろ。」 「そうですか?結構出版業界から聞くと、こっちからも金が出ていると・・・・」 「うるさい、知らんものは知らんのじゃ。」、「では、タイの反政府組織にも金を出していないと・・・・」、「それは英国だろが・・・」、「いや、中国の諜報からはそうは聞いていません。」 大沢は背広のポケットから書類を出し、管長の目を見つめ書類を机の前に投げ捨てた。 「む・・・・・、わかった。ちょっと控えるように言っておこう。しかし、若いもんは押さえがきかんからの」 「知っての通り、あなた方に対し、お上は大変にお怒りです。なめてはいけませんぞ、全国のサンカが動けばお宅もただではすみません。こんどの首相は友愛ですから、めったなことで荒っぽいことはしませんが、大アジア構想に邪魔をすると明治の廃仏稀釈の再現がありますぞ。」 「おい、えらく強気じゃないか。そちらがそう出るならこちらだって黙っちゃおらんがの・・・」 「まあ、強がり言ってなさい、今日はこのぐらいで勘弁するが、覚悟しておくんだな、自民党を頼ったって無理だぜ、彼らはもうおしまいだ。じゃあな。」 私の天啓はこれで終わり・・・・・どうなんでしょうね。 「金正日は日本人だった」を実に興味深く読んでいるが、最後のほうにある「日朝首脳会談は勝利か敗北か」の項を読んでいて、まさに妥当な結論だが、なんとなく納得できないところもある。
著者によれば、小泉は金正日が突然拉致を認め、4名の被害者の生存と、さらに新たに曽我ひとみさんの拉致を認めたことに狼狽し、絶句した。そして休息中の握り飯ものどを通らぬほどのショックを受けてしまった。本来なら全員の安否が確認できるまで宣言には調印せず帰国するべきだった・・・・・と。 また、金正日は拉致を認め謝罪したにもかかわらず、逆に日本中から非難をうけ、まったく当てが外れたのだと書いている。 このとき、金正日は謝罪までして何を望んでいたのかの憶測を書いているが、はっきりしていることは、本気で日朝の国交正常化を望んでいたことである。これは絶対に間違いない。しかし、小泉は拉致解決の勲章が欲しかっただけで、国交正常化などまったく眼中になかったと私は思う。おそらくは外務省からはもっとたくさんの被害者を返してもらえるはずだと聞いていたのではないか。突然金正日が拉致を認めたので驚いたなどとはとても考える事は出来ない。 そして、小泉が帰国したとたん、全国的に北朝鮮に対する非難が湧き上がり、むしろ正常化は遠のいたのだ、しかし小泉の人気は上がり、小泉は棚ボタの勲章をを手にした。 このドラマはまさに劇場型ニュース配信で記憶に新しく、皆さんもリアルタイムで体感したはずである。正直言って、私も小泉は良くやったと思ったものだ。 しかし、歴史に偶然などない。私が思うに、これは日本の外務省が仕組んだ罠である。もちろん、外務省の担当者は事前にすべてを知っていたはずである。この本にもそれは書かれている、つまり、首脳会談はセレモニーであり、驚くようなことはあってはならないのである。 ところが、北朝鮮の外交官はまんまと・・・・・そのあたりは、やはりリアルである必要があるので、小説にしましょう。 ・・・・・・小説「ある外交密約」・・・・・・・・ 日本外交官(田中・もちろん仮名)「もしもし、何人帰してくれますか?」 北側外交官(許・もちろん仮名) 「4、5人だがね・・・・」 田中 「もうすこしなんとかしてちょ」 許 「いや、かんべんしてちょ、、これで精一杯だがね。」 田中 「まあ、いっか。それでは他の人はどうなんだ、横田さんとかいろいろいるでしょうが・・・」 許 「そんな無理いわんといてちょ、彼女は将軍の正妻だもん、返せるわけないじゃん、ほんで、他の人も全部要職についてて、帰すわけにはいかんて。」 田中 「そうか・・・、しかし、それでは世論が納得しんがや、なんか他に良い方法ないじゃろか?」 許 「ほんじゃあ、ノーマークの人を帰せばいいでしょうが。」 田中 「それはグーだがや、それを出せばお宅の国にも誠意っちゅーのがあるように見えるかもね。」 許 「それはそうと、将軍様に謝罪させるのは約束しますが、絶対にそれなりのものは出してちょうよ。」 田中 「そりゃあ、当たり前だがね。絶対損させへんて、まかせときゃあ。国交正常化すれば、将軍様は毎日銀座のメロンが食べれるでよー。」 てなことで、田中は日本へ帰国し、薮事務次官と密談した。「次官、4、5人しか返してくれないと言ってますよ、一応OKを出しましたけど、こんなので国民は大丈夫ですか?」 「お前はどっちの人間だ。考えても見ろ、本気で拉致を解決したら俺の立場がなくなるじゃないか。俺のボスは北が大嫌いなんだよ。いいよ、とにかく拉致を認めさせれば、小泉は大金星じゃないか。大喜びするさ、ほんで、帰ってきてマスコミや被害者の会がわーっと騒げば北との関係は最悪になる。いや、そうさせるとも。」 「そんなに上手く行きますか?」、「まあ、外務省の主流派として、アジアには緊張感を持たせるべきだっちゅのがあってな、清和会か清和源氏かしらんが、奴等の思う通りにはさせんて。」 「なんですか?清和ちゅーのは・・・」、「あー、ようわからんが、清和会の上には源氏がおるみたいだが、森も小泉もスキャンダラスな連中でよ、知ってるか?二人とも女子大生を強姦してるんさ。警察がしっかり証拠を握ってるからね、勝手な事は出来んて。」 「へえー、で、首相にはどのように・・・・」 「英雄になれるから、向こうへ行って調印してくださいっていっておけ。」 「えー?でも、返すのが4,5人って聞いたら怒っちゃいますよ。」 「そこはお前が、拉致を認めさせただけで十分ですって言えばいいんだよ。人数のことは絶対に言うな。その場ではじめて聞いたことにしろよ。」 「えー?そんなことで通りますか?」、「大丈夫。その場でお前がうまくささやけばいいんだ。「首相、これは代金星ですよ」とな・・・・」 小泉は現場で始めて人数を聞き、ビックリしたが、外務省がこれで十分ですと言うので思わず平壌宣言に署名してしまった。 金正日さんは日本の外務省に見事騙され、頭を下げたにも関わらず、何ももらえず、めぐみちゃんに怒りをぶつけるのだった。 「あい、めぐみ、お前は良かったなこっちに来て、日本はくさっとるぞ、平気でウソをつきやがる。」 「そんなことも知らないで、あなたの方がお人よしなのよ。ばかみたい。」 そんなわけで、北朝鮮と日本はいつまでもお互いにうそつきだと罵り合っているのです。 カリフォルニアがデフォルト?このニュースを見てほくそえんでいたのがロス氏である。彼は以前からカリフォルニアを破綻させるため、意識的にサブプライムローンを集中的に売り込んでいた。明日の生活もままならない貧民に対しても甘い誘いで住宅を売りつけた。罠のような住宅ローンなのだから破綻するのは時間の問題だったのだ。
さて、カリフォルニア州がなぜ狙われたのか?これには深いわけがある。簡単に言ってしまえばユダヤがイスラエルを捨てるという事である。 イギリスの言うとおりにイスラエルを建国し、そこへ移住させたが、一体いくらつぎ込んだであろう。流石のユダヤの金持ちもいささかうんざりしたのである。しかも、どう考えてもあまり住み心地はよろしくない。 彼らユダヤ人にとって理想はやはりクリミア半島なのだ、しかし、そこはすでにスキタイ族の親分衆の避暑地になっている。いまさら移住をさせてもらえそうもない。今、一番考えられているのは北朝鮮である。しかし、ここも寒いし、犬は食べるし、言葉はわからないし、できることなら先日サミットで泊まった洞爺湖が最適である。ここならテレビは見れるし、野球もあるし、ラーメンはうまいし、カニすきも食べれる。 そんなことでロスは北海道にしようと思っていたが、カリフォルニアの話を聞き、ロスちゃんは、「どうだ?カリフォルニアを売らないか?」という申し込みをカリフォルニア知事のシュワちゃんに打診したのだ。 「やあ、ロス様、州知事のシュワです。」、「ああ、シュワか?忙しいんだ。要件だけいうよ。とりあえず、破綻するのか、それとも何か策でもあるのか?」 「はい、実は7月末に州債の償還が来るんですが、金庫に金がないんです。・・・」 「なんだ、そんなことならロックに頼めよ・・・・。」、「なに言ってんですか、彼はもう破産状態ですよ。」 「そういやそうだな・・・で?どうするつもりだ?いくらか貸そうか?」、「いや、そんなことよりも、州ごと一括で買ってくれません?」、ロスはあまりにもスムーズな展開に思わずほくそえむ。 「おやー、そりゃあおもしろそうだな・・・・」、「でしょ、でしょ?でね、私の提案は、ここカリフォルニアをイスラエルにするという考えですよ。」、「乗った!うん、それはいいぞ、独立国家を作るという事だな。空気は汚いけど、空は青いし、ラスベガスはあるし、言う事ないな。金ならいくらでも出そう。」 「本当ですか?一応、月末の議会で予算案を出しますが、ロックが金を用意できなけりゃ絶対に否決されます。聞くところによると、日本の皇室に融通してくれって頼んでいるようですが、おそらくダメみたいです。いずれにしても、そうなれば財政の破綻が表面化します。そのとき、私が州をあなたに売却します。それでいいっすね。」 ということで、ロス氏はカリフォルニアを買収し、イスラエルをそこへ作ることに決定した。 首相官邸に宮中から電話が入ったのはカリフォルニア破綻直前の事だった。 「麻生ちゃん、100兆円用立ててくれ。こっちは預金はあるんだが、あいにく現金が出せないんだよ。スイス銀行の奴等、おかしいんだよね・・・。」 「あのー、それってなんなのですか?」、「ああ、説明はいらんだろ、時間がないんだよ。たのむよ。」 「あ、はい、承知いたしました。」 と言う事で、財務金融大臣が官邸に呼ばれたのである。 「○○ちゃん、元気?」、「ふにゅー、むにゅむにゅ、なんですか?」 「相変わらずだね、飲みすぎちゃう?ところで、例の会計から100兆円出してくれんか?」、「えー?、100兆ですか?ちょっと待ってくださいよ。なにをするんですか?」 「いいから、黙って出しなさい。」、「いくら首相でも黙って出せませんよ。」 「どうしてもか!」、「怒らないでくださいよ。さっきロスちゃんから電話があって、よくわからないけど、とにかくロックに金を出すんじゃないぞと脅されまして・・・・。」、「なに言ってんだ、おまえ、日本人だろ?皇室のやんごとなきお方からの命令なんだぞ、何考えてるんだよ。」 「そんなこと言ったって、私だってロスちゃんの雇われの身なんですから、出来ない物は出来ないですって。」と怒って出て行ってしまった。 麻生ちゃんは顔面蒼白だった。しかし、やらねばならぬのだ。 しかたがないので、とりあえず陰謀を使って財務大臣を更迭し、麻生氏は新しい財務大臣をすえた。 「おい、大臣。」、「ええ、麻生ちゃん、なんすか?」 「例の会計と言うのを知ってるか?」、「え?知りませんよ。」、「そりゃあ話ははやい。すぐに財務大臣室の金庫にあるディズニー債という債券を日銀へもって行き、100兆円をチリにある皇室口座へ振り込むように。」 「そりゃあいいですが、なんですかそれ?」、「どうせお前はすぐ首になるんだから聞いてもしょうがないだろ。」 「アー、そうなんですか。首相はどうなるんですか?」 「おまえ、子供みたいなこと言ってるな。政権交代なんだよ。もう俺も首よ。」 「で、その百兆円の穴はどうするんですか?」 「いいって、どうせ紙切れなんだから、いざとなれば松代の地下金庫には皇室の金塊がたんまりあるから、何の心配もいらんよ。」 「そうなんですか。日本って金持ちなんですか?」、「ばかだな、日本国には現金はないが、金塊ならいくらでもあるんだ。金価格が暴騰すると日本は世界一の金長者よ・・・・。」 その連絡を受けた宮中はロックに送金した。 侍従長は陛下に報告した。 「陛下、びびりましたよ。セブンイレブンで送金しようと思ったんですけどね、ATMには100兆円と言う額が入りませんよ。」 「おー、そうだったな。チリとNYは電話一本で送金できるよ。いつも私はそうしていたからな・・・・」 「まったく、先にいってくださいよ・・・。」 そのおかげでカリフォルニアは破綻を免れ、ロック氏はなんとか窮地を逃れ、めでたしめでたし。 しかし、収まらないのはロスちゃんだった。「麻生はなにをしてくれた。どうするんだカリフォルニアは・・・」と騒ぎ出した。「鳩山に電話しろ!」ロスは鳩山に告げた。「いいか、選挙に勝ちたかったら北海道を渡せ、いいな。」、どうしても政権交代をしなければならない鳩山は、「はい、おっしゃるとおりにします。」と答えた。 「陛下、政権交代させるとロス氏が宣伝してますが。」 侍従長は青ざめながら宮中で陛下に報告した。 「うん、どちらにしても自民党はやめてもらうことになってるよ。たまにはいいじゃん。自民党の政治を一度終わらせることはもう決めてあるんだ。あいつらは皇室の継承問題に口を挟みやがるでのう。とにかく、まちゃ子をいじめるんだよね、かわいそうじゃん。一回ぐらい鳩山ちゃんにやらせてもいいじゃろ。ほっときたまえ。そういえば、鳩山ちゃんは北海道にユダヤの国を作りたいって言いだしたらしいが・・・」 「はい、最近、確かにそのようなことを言ってましたが・・・。」 「そういえば、私のお種に少しだけユダヤの血が混ざっているって噂があるが、どうなの?」 「あのー、ちょっとだけですよ・・・、話すと長いんですけど、やはりアッチラ帝王のお種が日本とドイツとオランダに配られてますので、意外や日本の皇室にはそのお種度がございます。」 「そういえば、英国の女王は親戚だと言ってたな・・・」、「はい、その通りで、でも、比較しますと陛下のほうが少々上かと・・・・。で、ロスはそのお種を保存するお庭番でごじゃりまして、彼のご主人様の別荘地を探してるんですわ。」 「ちゅーことは、そのご主人様と私は親戚同士というわけか?」 「まあ、微妙なところもございますが、ほぼそういうことになるかと・・・・。」 「あっそう、親戚なんだ、だったら北海道ぐらい差し上げても構わんね。鳩山ちゃんにそう伝えておいて。」 「はい、承知しました。ところでその国の国王は誰にするんですか?」 「おいおい、国王なんていうと憲法を変えなきゃならないじゃないか。私は憲法九条を守る会に入ってるんだぞ、憲法を変えなきゃならないのは駄目だ。北海道は北海道で、そのままじゃ。うまくやればいい。」 「あっ、そうでしたか。陛下は憲法擁護派なんですか。はい、それでは外面的には今のままで、実質をユダヤの別荘地と言う事ですね。」 「うん、だから実質の支配はロシアにいる鳩山の息子にうちのアッコを嫁がせればいい。」 「なるほどね・・・・・」 この後どうなったかは、いつの日か「未来篇」で語ることにしよう。 この小説は起こった出来事を適当につなぎ合わせて作った創作であり、現実の問題とはいささかも関わりがない事をご承知ください。 これは小説です。すべて架空の話で、仮に何かに該当したとしても、それは偶然です。
「陛下、雅子さまがお目通りを願い出ています。」、一昨年のある日、陛下は宮内庁の侍従長から思いがけない話を受けた。 「えー?まちゃ子が僕に会いたいって?うん、うん、いいとも。」久しぶりに嫁に会えるというので陛下はニコニコ顔であった。やがて、侍従長と共に雅子が入室してきた。 「やー、まちゃ子ちゃん、ひさしぶり、元気してた?」 「陛下、病気のほうは大丈夫ですか?そろそろ寿命じゃないの?」 「また、まちゃ子は口が悪いな、それがね、奇跡的に良くなっちゃってさー、さすが日本の医学はすごいわー、で、今日はなんだい?」 「ええ、陛下、実は父から連絡が来てるんですが、ロックフェラー氏がどうしても陛下にお会いしたいとおっしゃっているそうです。父も彼にはよく女を・・・、おっと、よく食事をご馳走になってますので、ひとつ顔をたててほしいとか・・・・。」 「ふん、ふん、まちゃ子の頼みなら仕方がないが、あいつみたいな悪党がわざわざワシに会いに来るとしたら、あいつ金がないんとちゃうかな?」 「陛下、外務省の調査によれば、彼は金相場で大損し、破産寸前だと言ってましたよ。」 「やはり、そうか・・・・まあ、いい。君の父親の顔も立てにゃあなるまい。まちゃ子、OKだとお父さんに伝えなさい。その代わり、少し肩でももんでちょ。」 「陛下、皇后が怒りますわよ。」、「まあ、そう固いこと言わんでもいいがや。」 皇族方はしゃべっているとついつい名古屋弁になっていくのであった。 ロックフェラーが老体を鞭打ち日本へやってきた。ネットでは盛んに天皇陛下がロックフェラーに跪いたと伝えた。何も知らない奴等にはそう思わせておけばいい。 ロックは緊張した面持ちで陛下に面会しに行った。 ロックは一段高いところに据えられた椅子を見上げるように跪いていた。陛下が部屋に入り、椅子に座った。 「陛下、おなつかしゅうございます。」 「ロック君、懐かしいと言って、あったことあったっけ?」 「まあ、細かいことは良いですがね・・・・、実は英国女王陛下には伝えてありますが、実は正直言って、私はもうだめなんです。ロスにコテンパンにやられました。まるで振り込み詐欺ですわ・・・・」 「なんと?ロスが君に対し振り込み詐欺じゃと?」 「はい、ひどいもんですわ。金は固定相場なので金を貸してやるからこれで運用しろと言って、これがまたおいしい話でね・・・・。ところが金を借りて市場で売却したら金相場が暴騰し、わたしゃあ破産寸前ですわ・・・。」 「あんたね、悪いことばっかしやってるからそういう目にあうんだわ。身から出た錆だて。」 「そんな、いじめないでくださいよ。助けてちょ」 「ほんで、いくら欲しいんじゃ?」 「とりあえず100兆ぐらいですわ。これからサブプライムでひと勝負します。うまくいけば良いけど、失敗したら一巻の終わりです。アメリカも道づれです。」 「おいおい、怖いこというなよ。100兆ぐらいでびびるんじゃないって。ほんで、いつごろまでに必要なんだ?」 「陛下、テレビのニュースを見ていてください。NHKの夜7時のニュースで「カリフォルニア州が破綻か?」とコメントが出たらそれがサインです。すぐに用立ててください。」 「ウン、承知した。ところで、ロック君、見返りは何をしてくれる?」 「はい、昭和天皇が死ぬまで愛用したミッキーの腕時計を復刻してお持ちしました。これ最新の機能がついていて、GPS内臓で、これさえあれば皇后は陛下の居場所をいつも監視出来ます。」 「なんだ?ひとつもうれしくないじゃん。まあいいや、いろいろアメリカには世話してもらったけんね、一度ぐらい助けてやるよ。」 「は!ありがとうございます。」 数年後、テレビのニュースでシュワルツネッがーのカリフォルニア州が破綻寸前と伝えられた。そのころ天皇から命じられた一般人を装った外務省の職員がイタリアからスイスへ大量のアメリカ国債をもっていたとして逮捕された。 これはアメリカをすくうため、スイス銀行へ担保としてのアメリカ国債を持ち込もうとするのを察知した国際組織が阻止に動いたのである。 英国王室は驚いた。「すぐにスイスへ電話し、釈放するように言いなさい。まったく、イタリア人はなに考えてるんだか・・・・。」 その情報はすぐに天皇にもたらされた、「陛下、大変です。外務省の内部にいるロス側のエージェントが換金の妨害をしたようで、スイス銀行は金を出せないようです。」 「なな、なんと。馬鹿なことを・・・。えーっと、女王陛下にメールを送りなさい。」 「陛下、メールはまずいんじゃないっすか?エシュロンで筒抜けですよ。」、「では、電話にしよう・・・」 「陛下、電話もやばいんですが・・・」、「あっそう。じゃあどうしよう・・・」 「首相官邸の電話はOKみたいですね。」、「ほんじゃあ、麻生ちゃんに100兆ほど立て替えるよう言ってくれ。」 「はい、承知いたしました。」 さて、麻生ちゃん、100兆の金をどうやって立て替えるのか? 「そうか・・・、安倍ちゃんは自分の利用できるM資金を出せって言われ、総理を辞めたんだな・・・なるほど。これは日銀か財務省しか用立てできんじゃん。・・・ぶつぶつ」麻生ちゃんは独り言を言いながら、「おーい、財務大臣は誰だっけ?そうそう、中川ちゃん呼んで。」と中川さんを呼ぶことにした。 さて、この続きは明日。ごめんね、時間がないの・・・・。
小説にも出来ない妄想を思いついてしまった。
古代史専門と言いながら私はたくさんの疑問を放りっぱなしにしてある。なぜなら不確かな状態でつじつまあわせをすると、後で収拾が付かなくなるだろうし、現実に多くの研究家が自分の描いた歴史に自ら矛盾を招く事が出てくるからである。 まず、一番大きな問題は私は百済の位置を特定できていないと言う事である。 学校で習う百済の位置はいうまでもなく、でたらめである。 日本書紀などを総合すれば、唐は高句麗を滅ぼすために新羅と手を組み百済を亡ぼした後高句麗を亡ぼす事になっている。(645年から670年ぐらい) しかし、以前から主張しているように645年、高句麗は唐の李世民を遼東で打ち破り、都長安まで攻め上っているのである。また、それがまちがっているにせよ、百済の位置は釈然としない。結局私の結論は、百済は遼西にあり高句麗の従属関係にあったと結論する。しかも私は倭国は現在の北朝鮮にあったと述べている。であるなら白村江の戦いとは一体何であったのかという問題になる。 各史書の矛盾を付く事は大変な作業だし、それは専門家にしてもらうとして、マヨちゃんとしては思いっきり大胆な仮説を唱えてみようと思う。 まず出演者は百済、新羅、高句麗、倭、唐の五者である。白村江の戦い、史書の年代は忘れ、時期不詳にしましょう。ここからは推理小説であります。 場所は信州信濃、諏訪に糸井川を遡った唐軍が攻め込み、諏訪湖湖畔地域は唐に占領されてしまった。そして唐は鹿島神宮にいる新羅軍に声を卦け、上田を都に定めた高句麗を挟み撃ちにしようと誘う。唐軍は諏訪から長野の善光寺に進軍し、そこへ亡命していた百済軍を平らげる。その勢いで千曲川を遡り、上田に向かい、新羅と挟み撃ちにしようとする。ここで、越に本拠を持つ倭軍は信濃川を遡り救援に向かう。本体は安曇族であった。戦いは唐軍の圧勝に終わり、上田は唐軍に占領され、そこには国分寺が建てられ、信州の戦いは終る。この戦争が白村江の戦いとして記録された。(おかしい?) この話は全部うそである。しかし、このような戦いがあり、日本の中で王朝同士が戦った事を書記はそのまま書くことが出来なかった。そこで、白村江の戦いのように見せ、この信州の戦争の記録を残そうとしたのである・・・・・これはあくまで小説レベルの妄想です。 ただし、長野善光寺に百済の亡命政権があったのではないかというのは最近の私の重要な仮説である。そして唐軍と書いたのは、実は出雲から攻め込む物部氏、守る上田は高句麗系雄略天皇、越から援軍に来るのも渡来高句麗族、新羅と書いた鹿島軍は高句麗に亡ぼされた旧新羅王家と考える。鹿島と上田の高句麗軍とはほぼ同族だが、北魏系の上田勢と旧新羅の鹿島高句麗族とは宗派が異なる。 信州は流刑地だとコメントをいただいているが、私も信州は満州族にとっての亡命地であり、比較的気候も似ているなかなか魅力的な土地だった気がする。 おそらく百済王族や北魏、高句麗、新羅らの王族、幹部は越に上陸すれば日本のどこかへ逃げ込めるルートをもっていたのだろう。 なぜこのようなトンデモ仮説を考えたかと言うと、白村江の戦いはもともとなかったのだと言う私の考えからで、かといって日本書紀に書かれている以上、日本のどこかでそれらしい戦いがあり、真実は書けないものの記録として残す必要があったのだと思う。それを信州に当てはめるとどうなるだろうと言う、誰にも理解してもらえない妄想をひとつ披露したのであります。 もちろん、本来、私は九州大宰府へ旧倭国が攻め寄せ、九州を占領した時を白村江の戦いと考えていた。今でもその可能性は捨てていないが、信州の地で大きな動乱があったことは事実であり、日本書紀の中に別の形で残されているとしたら、これは白村江であってもおかしくはないのだ。 そういえば昨日、埼玉県の稲荷山古墳で発見された鉄剣に刻まれた銘は捏造だとメールをいただいている。その真偽について確認するすべはない。古代史においてよくあることで、罠はあちこちにあるものである。 ここで雄略天皇と決め付ける必要はない、ただし、「はつせ」の系統には3人が存在する、即ち雄略の「おおはつせわかたけ」、そして武烈の「おはつせわかさざき」、さらに崇峻の「はつせべ」である。 ヤマトタケルを雄略に見せかけるために偽装工作をしたと考えるならそれはそれでさらに面白い展開が頭を駆け巡る。
昨日の夜から今朝までかかって小説を書き上げた。邪馬台国の真実に迫る一大歴史小説である。
あまりの長さに読む気をなくされる可能性が強いとは思いますが、私の邪馬台国に対する考え方のすべてを込めています。 どうか、めんどうでも最後までお読みいただきたい。 「小説 邪馬台国は永久に・・・」 第一話 公孫氏 「なに、永寧侯に封じるだって、馬鹿にしやがって、・・・」 遼東に勢力を持つ公孫度(たく)に対し、魏の曹操は武威将軍の称号を与え、永寧侯に封じた。 魏・呉・蜀の三国が会い争う中、公孫氏はこっそりと勢力を伸ばし、いまや旧燕国の領地を思わせる成長を遂げていた。それでも漢時代、楽浪郡の下級官史時代を知っている曹操は彼を「その程度で十分」と考えていたのだ。 公孫度は子供たちに、「いいか、我々はこの乱世を生き抜くため、魏とは決してまともに戦ってはならんぞ、帯方にいる韓人や、半島の先にいる倭人と仲良くし、背後を固め、扶余と高句麗とも婚姻関係を維持するんじゃ、その上で呉国とも連携をとれ、いいか、ただ、呉との連携は絶対に知られてはならんぞ。」 これを言い残すと公孫度は亡くなった。 後を継いだのは公孫康である。 この時代、曹操が烏丸討伐を行い、袁尚らが追われ、公孫氏の元へ逃げ込んできた。 「なに、袁尚だと?」「はい、助けを求めております。」、「うーん」、公孫康はニヤリと笑い、「曹操に贈り物が出来たわい、即刻首をはね、曹操へ送り届けるが良い。」 表面上、公孫氏は魏ともめる事を望んではいなかった。 曹操はこれを聞き、「なるほど、馬鹿ではないな。匿ったならひとおもいに亡ぼしてやったんだが・・・」 この公孫康の死後、跡を継いだのは弟、公孫恭である。彼は軟弱で、家臣たちは息子の公孫淵を望み、結果、恭は廃され淵が新しい将軍に登った。 公孫淵は武者ではあったが、公孫度の遺言を忘れていたのだろう、ますます強大になっていく魏に対しまともに対抗する気であった。 淵は呉の孫権に使者を送った。 「なに?公孫氏から使者だと?」「はい、同盟を求めててまいりました。」 「遼東だな?帯方のほうの状況はどうだ?」、「はい、先日倭に使節を送り、現地の状況は把握しています。遼東の安全は帯方、すなわち遼東半島次第で、住民の多くは韓人であります。馬韓、弁韓、辰韓と別れ、各君長はおおむね公孫氏には従っています。というか・・・、倭人ですが、半島の先端、卑沙(旅順)に卑弥呼という巫女がいます。もうかなりの歳なんですが、大変に評判がよく、倭人の本国、筑紫(現在の平壌)の王よりはるかに好かれております。」 「なに、卑弥呼というか?」 「今でいうなら田中真紀子みたいなもので、しゃべりだすと止らないし、またこれが面白いんですわ。父親が、この子が男だったらな・・・・と残念がったと言いますわ。」 「まあいいわ。卑弥呼だな、覚えておこう。それより淵だわさ。」「淵はまだ若いのでやや心配ですね。卑弥呼を怒らせると遼東半島全体を敵に回す事になります。」 「卑弥呼を怒らせるだと?」「はい、もうおばんですので上手にやればいいのですが・・・」 「わかった、淵に使者を出してやれ、一万の兵士と金銀たっぷりのせてな。途中、卑沙(旅順)の卑弥呼のところへより、資丸堂の「梅椿」を俺の気持だといってわたしてやれ。ははは、卑沙(旅順)はかなめだからな・・・・・」 卑沙は旅順である。当時の航海技術では遼東半島の先端を制したものが制海権を握るといってよい。その地のの重要性は今でも何ら変わってはいない。 呉では閣僚級の張弥たち重臣と、賀達将軍が答礼使として遼東へ向けて出発した。 呉の宰相以下老臣たちはことごとく反対だった。孫権も公孫氏を信じすぎたのであろう。 船団は途中、卑沙(旅順)に入った。 「これは呉王から姫へのご挨拶でございます。」 「なんなのじゃ?」「はい、梅椿でございます。日本では美しい方は皆このクリームを使っております。」 「えーえ、なんと。それって、あの田中麗○が使ってる奴か?」、「はい、仲間由○恵もコマーシャルにでてます。」、「ううう、うれぴー。それで、今日はなに用じゃ?」 「はい、姫様、これから私共、公孫淵のところへ参りますだ。何とど今後ともよろしく。」 「そうじゃの、本国の倭王は公孫氏と不仲じゃが、私はどっちでもええよ。それより、上手くいったら今度は美白化粧品を持って生きてくれるかのう?」 「えー、もちろんですとも、きっと喜んでいただけるよう努力しますよ。」 卑弥呼は上機嫌で彼等を送り出し、自分の部下を同行させ、口ぞえをする様に申し付けた。 ![]() 第二話 うらみが・・・ 彼等の大船団が卑沙(旅順)から営口へ運行してゆくのが沿岸からでも確認できた。それを見た公孫氏の配下の者は早馬で城へ連絡をした。 「たいへんです、殿。呉国の船団がわが港を目指しています。しかも大船団ですぞ。」 「なに、大船団だと?まずいな、魏の密偵に見つかるな。」、「はい、あれだけの船団を見逃す事はないかと・・・」 「むー、孫権も思慮がたりんのー、これはちょっと困ったことだ。」 「殿、逆に利用しましょうよ。どうせ、呉は当てになりませんぞ」 「うん、そうすべきだな。」 そんな話がされているとは知らない呉国の使節団は、港から隊列を組み、数日をかけ本拠地のある襄平に到着し、城門の前で開門を要求した。 「開門せよ。我等呉国より参った使節ですぞ、王よりの国書を持参いたしましたぞ。」 「承知いたした。使者と側近の者以外は外で待たれよ。」 「なんと申される。お宅からの使者に対する返事を持ってきたというに、何たる無礼か。」 「無礼はどちらじゃ。1万の兵を同行されるとは迷惑千万、すぐにお引取り召されよ。」 「このままで済むと思うなよ。」、呉の使者、張弥はそう叫ぶや城壁にいた兵から一斉に矢が仕掛けられ、 呉軍はハチの子をつつかれたように大混乱に陥ってしまった。 結局、答礼使の張弥と許晏は王の下に連行され、即刻首をはねられてしまった。 そして大量に携えてきた財宝はすべて没収された。呉軍の兵士は捕虜として遼東(今の瀋陽)へ送られた。 公孫淵は呉の使者の首を魏の明帝へ送り届け、自分の身の潔白を証明した。 魏帝はよろこび、公孫淵を楽浪公に封じ、大司馬の称号を与えた。 「のう、仲達、淵をどう思うかの?」、明帝は司馬仲達に微笑みながらたずねた。「殿、我等の諜報網は完璧ですよ。淵はひそかに使者を送り、わが国を包囲しようとした事は間違いありません。しかし、孫権がまさかあれほどの船団を送るとは思っていなかったと思います。我等が監視していることも承知しているので、この際、我等に忠実である事を示そうとしたのかと・・・。」 「ははは、孫権は怒るじゃろうな・・・」、「かえって我がほうには幸いです。これで、孫権と公孫氏の同盟はありえませんな。」、「そうじゃな、そろそろかな・・・」、「はい、そろそろですな。」 「どうするかの?」、「やはり、陸と海からですな。」 「すると、遼東半島が問題であるな?」「遼東半島の先端に卑弥呼という倭国の女王がいます。彼女を説得すれば遼東にいる韓人たちはおそらく従うでしょう。また、筑紫(平壌)の倭本国はもともと公孫氏とは仲が悪いので、我々の邪魔はしないと思います。」 「卑弥呼と本国の王との中はどうじゃ?」、「よくないですね、ただ、家臣の間ではやはり女王の権威はたいしたもので、彼女を神のごとく敬っています。」 「そうか、ここはそちの出番じゃの。」、「はい、おまかせくだされ、少々時間をいただきましょう。」 このころ明帝は体調が悪く、都には次の王位を狙うものたちが策謀をめぐらし始めていた。帝としては一番の実力者である司馬氏を近くに置き、治安を保って欲しかったのである。そこで、遼東の作戦は魏の忠臣、母丘倹に命じるつもりであった。 さて、司馬仲達は遼東半島の謀略を開始した。まずは、卑弥呼からである。 第三部 卑弥呼のよわみ 「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだれじゃ?」 生物学上女性に属するはずだが、よる年並みには勝てない。もうすでに70歳に近い彼女は、無理なダイエットのおかげで顔には張りがなく、目じりのしわ、首筋のたるみ、すべてはそろそろである事を示していたのだ。 「おい。答えんか、この鏡め・・・」、持っている茶碗を鏡に向かって投げつけようとするのを側近の裕仁は思わず止めた。「姫、何をなさる。鏡こそ姫の宝。これが割れた時はすべてが終わるのですよ。」 当時、鏡というのは一般の人たちは誰も知らない秘密の道具であった。彼女がまだ若くてきれいだったころ、海辺で貝を拾っていた時、難破船のそばに落ちていたものを偶然手にしたのである。青銅で出来た丸い鏡はサビだらけで何であるのかはまったくわからなかった。大事に持ち帰った彼女はそれを大事にし、毎日布で磨き上げた。その鏡には穴があいており、その穴に勾玉のネックレスを通し、首にかけてみた。 ある朝、父である大王の横に立ち、日の出を迎えていた。太陽が顔を出すや、今までにないことがおきた。大王の前に並んだ住民達が今まで見たこともない様子でひれ伏したのである。 「ひぇー、も、もったいない」、住民達は姫の胸から太陽が登るように見えたのである。彼女の首からかけた鏡はきれいに磨かれ、登る太陽の光を反射し、住民は姫が太陽そのものに見えたのである。 それ以来、遼東半島の韓人はもとより、諸国の人々も彼女を太陽の巫女と信じたのである。 大王には長男がいたが、大王が死亡し即位したものの、住民も家臣も姫を神としてあがめていたのだった。 遼東半島の先端、旅順を中心に倭国が発展していたが、韓人におされ、多くの住民は平壌へ移っていった。女王は韓人にも尊敬されていたので彼女は小さいながらも独立した国、大和を統治する事になった。 その彼女もよる年波には勝てない。楽しみにしていた梅椿は彼女の元に届かなかった。公孫氏が呉国の使者を殺したからだ。「うーん、公孫淵め、許さんぞ、私の希望であった梅椿、あれがあれば私だって、仲間みたいに・・・・」、彼女は公孫氏に恨みを感じていた。そんな時、魏からの使者が訪ねてきた。 「姫、相変わらずお美しい。さすがに魏まで聞こえてくるだけの事はございますな。」 「ふふん、なに言ってんのよ、なんの用なのよ。」 「実は、中国三千年の秘薬をお持ちしました。天然アロエ配合、お肌ツルツル、絶品ですぞ。」 「ええ?なんと、それが中国の秘薬と申すか・・・」「はい、さようで」 「うんうん、それはよいぞ。梅椿よりよさそうだ。うん、気に入った。何でもいう事を聞くぞ、なんなりともうしてみい。」 「はい、ありがとうございます。実は・・・・」 「なんじゃな?」「じつは、明帝から形ばかりですが、朝貢にお越しいただきたいと・・・」 「なんと、朝貢ってか?」 「はい、そう申しまして・・・」 「馬鹿いってんじゃないよ、何で私が魏に朝貢など・・・」 「だ、だから、形だけで・・・、中国三千年のメンツという奴で・・・、その代わり、化粧品10年分差し上げます。」 「形だけとはいえ、私は行かんぞよ。」「ああ、もちろん大丈夫です。行ったことにさえしていただければ。」 「そうか、そういうことだな。」 魏の使者はひそかに韓人の君長を回り、卑弥呼が魏に朝貢をした事を告げ、公孫氏が滅びた後は彼等の自治を認める事を約束した。公孫氏の都、襄平城の周りは淵の知らないうちにすでに魏と内通していたのだった。 第四部 公孫氏滅ぶ 景初元年(237)、明帝は幽州刺使母丘倹に命じ烏丸や鮮卑の兵を率い、遼東に駐屯し公孫淵に出頭を命じた。 「さまざまな疑惑があるゆえ、都にて釈明せよ」との命令を受けたものの、公孫氏は出頭すれば殺されることは十分に理解していた。 彼は覚悟を決めた。そして淵は自らを「燕王」と称し、またもや呉に使者を送った。 孫権は笑いながら、「同盟するといってやれ、負けるに決まっているが・・・」 明帝は238年正月、仲達を呼び、遼東討伐総司令官に任命し、公孫氏を滅ぼすよう命じた。 「四万の兵でよいか?」「はい、十分ですが・・」 「どれぐらい時間がかかるか?」 「そうですね、行くに100日、攻めるに100日、帰るに100日、休息に60日、都合一年ぐらいかと・・・」 「船で行くとなると旅順を押えねば、そして半島にいる韓人たちは公孫氏に従うのではないか。」 「旅順の卑弥呼は話はついています。韓人は卑弥呼に従います。倭国は動かないはずです。」 「さすが、仲達。では、呉は動くかの?」 「公孫氏と呉は仲が悪いですから動かないと思いますが、念のため海上の監視は命じておきましょう。」 「うん、そうか。たのんだぞ。」 さて、ここで推理が必要になる。つまり、公孫氏の居城、襄平が一体どこなのだということ。 「楽浪は古の朝鮮国なり、遼東にあり。」と中国の史書にある。つまり、楽浪公という以上、公孫氏は遼東、即ち現在の瀋陽とみるのか? しかし、当時高句麗は徐々に南下しており、瀋陽はすでに高句麗が支配していたのではないか。 史実からみて、営口についた魏軍は川をさかのぼり遼陽あたりで決戦する、このあたりではなかったのか、これは憶測とするしかない。 当時、高句麗は東川王である。基本的に公孫氏と仲がいいとは言えないが、魏の母丘検とは共通の敵であったから、瀋陽あたりで陸上から行軍してきた魏軍に対し、高句麗が圧力をかけていたことは間違いないであろう。また、倭国の本国、平壌=東倭とする、と高句麗は連合していた事が高句麗本紀から伺えられる。 さて、仲達が都を出発し船団が卑沙に着いた。そこへ卑弥呼が出迎えに来た。 仲達は卑弥呼に挨拶し、「姫、聞いてはいましたが、まことにお美しいですな。いやはや、私が独身ならすぐにでも・・・」「いやですわ、将軍は正直な方ですね・・・」と言いながら卑弥呼は案外おせいじには弱かった。 「姫、今から我々は公孫淵を亡ぼしますぞ、明帝からは公孫氏亡き後、韓人を統治するのは姫であると命じられております。戦いの後、明帝の宮殿にご案内いたします。何も心配はありませぬ。まあ、ゆっくりご覧下さい。」「おうそうか、将軍は本当に親切でやさしいのー」 現実はそんな甘い将軍ではなかった。彼は遼東の高句麗に密書を送っている。 「幽州から出動する母丘検を遼河で釘付けにしてもらえないか。協力してもらえたら戦後、高句麗の遼東支配を認める。」という秘密の約束である。 この密書を読んだ東川王は、「おい、魏も割れておるな、仲達と母丘検はどうも仲が悪いと見える。さて、どうしたものか・・・・」、「殿、刺使の母は明帝の忠臣です。おそらく明帝の命は長くないのですでに後継争いが始まっているようですな。」、「そういうこっちゃ、で、どっち?」 「いうまでもないこと、仲達一門の力は他を圧倒しています。彼が遼東を譲るというのは朗報ではないですか。ましてや母丘検が遼河を渡るのを見逃す事も出来ません。」 「ということか・・・。」 結局、母丘検は高句麗の妨害で襄平落城に間に合わず、大きな恥をかくことになる。このことで高句麗に対し深く恨みを残す事になる。 さて、仲達はもうひとつ密書を送った。相手は倭国にである。倭国王は現在の平壌、当時は筑紫と呼ばれていた。もちろん男王である。彼は卑弥呼の存在が実に目障りであり、できることなら・・・と考えていたのは間違いない。そこへ司馬仲達からの密書が届いた。 「倭国には一切手を出さぬゆえ、今回の戦闘には中立でいて欲しいと言っております。」 「どうも、遼東半島に郡を設置するようですぞ。」 「なんと、うわさによると韓人たちは自分達の国が出来ると喜んでいたではないか。」 「ははは。仲達をなめたらあきません。この際、卑弥呼に消えてもらうのもわるくないことかと・・・・」 「ふーん、おぬしも悪よのー。」 仲達が遼東に上陸したのは228年の6月、公孫氏は海城に大軍を用意し、そこで決戦する気であった。しかし、魏軍はまったくそれを無視し、まっすぐ襄平、即ち遼陽へ向かった。兵を分散した公孫淵は城に閉じこもり長期戦を覚悟した。襄平城は魏兵に囲まれてしまった。 「なに、遼東の恐さを知らんのだ。冬まで持たせればこちらのものよ。」 ・・・・ところが冬までの準備が出来ていなかったのは公孫氏のほうであった。食糧がないのだ。 「おい、君長たちはなぜ応援に来ないのだ。卑弥呼はどうしたのだ。」、淵は怒鳴り散らした。 「将軍、実は・・・・どうも仲達と密約を交わし、遼東の自治を与える見返りに応援を出さない事に・・・」 「あやつめー、うーん、何とか講和に持ち込めんものか・・・」 城内の食糧は尽き、死者が相次ぎ、淵はやむなく使者を送り講和を申し入れる。 「なにをいまさら。無条件降伏以外選択の余地はないではないか。」、仲達は使者に大声を出した。 実のところ公孫氏は母丘検と良好な関係を保っていたので魏軍に対し甘く考えていたようだ。 八月、遂に城は落ちる。公孫淵と息子の脩と親衛隊は囲みを破って逃げようとしたが、途中でつかまり切り捨てられた。城内に入った仲達は京観を築くと伝わっている。つまり、死体を積み上げ山にする事を京観を築くという。虐殺をしたのである。死者は七千人という。 凱旋する仲達は途中で卑弥呼のところへより、大夫難升米を使者として、新しく任命された帯方太守劉夏とともに明帝の下へ朝貢するように命じた。倭人伝では6月と書かれるが、6月に帯方郡はまだなかったのであるから、実際は9月以降だったはずである。すなわち、宣帝(即ち仲達)が公孫氏を滅ぼすや、なのである。 初めて女王の使者が明帝に面会するのは正しくは11月、12月に明帝は亡くなるのだからこの面会の時、帝はかなり弱っていたはずである。 卑弥呼は「男の生口4人、女の生口6人他」を貢いだ、明帝は卑弥呼に親魏倭王の称号を送り、「仮の金印紫綬を仮授する。帝は卑弥呼に対し、「汝ははるか遠方の国にもかかわらず使いを遣わし、朝貢をしてきた。私は汝の忠孝をはなはだ哀れに思う。」と優しい言葉を送っている。これは明帝の死後、卑弥呼の運命を暗示しているではないか。 明帝が死ぬと実権は司馬仲達の物になった。265年に司馬氏が魏を簒奪し晋を建国するが、仲達の希望により、彼が死ぬまでは魏を亡ぼす事はしなかった。 第五部 卑弥呼の死 明帝が死んで数ヵ月後、240年、太守の弓遵(きゅうじゅん)が倭国を訪れ、仮の倭王に任命するという詔を下している。 「将軍。」、「なんだ?」、仲達が倭国に使いを出した事を聞いた重臣は驚いた。 「あのー、倭国へ詔の使者を出しましたが、これって重複しません?」 「かまわん。卑弥呼に与えた称号は仮のものだ。あれは方便なのだよ。」 「ええ?ではまるっきりウソなので、」 「これ、口を慎め。卑弥呼へ出した称号は明帝がしたことであるぞ。わしはわしで倭王を指名することに文句があるのか?」 「いえ、とんでもございません。」 実は資料には太守とあるだけで、どこの太守なのかは述べていない。しかし、帯方以外に考えられない。この時点で卑弥呼は裏切られ、倭王が平壌の男王に移ったのである。そして遼東半島の帯方に郡を置いた時点で仲達は韓人の君長たちも裏切ったのである。 馬韓人の君長はあわてて卑弥呼の下にやってきた。 「姫、仲達に騙されましたな。」、「うう、美白クリームに目がくらんだ私が馬鹿であった。このままではすまさぬぞ、皆に申しつけよ。帯方郡を攻めるのじゃ。」 245年、辰韓の王達は反乱をおこし、帯方太守は殺される。がその後、247年、母丘検の部下、王頎が再び着任する。遼東は母丘検が守っていたが仲達との密約を実現しようとする高句麗、東川王との争いが始まった。 結局、仲達は都での後継者争いに夢中で遼東を含む朝鮮方面に興味を失っていくのだ。そして晋が建国されるも、あまりの内乱で周囲への気配りが出来ず、五胡十六カ国の乱立を引き起こすのである。 卑弥呼の死ぬ247年、遼東半島はおそらく無法地帯であった。倭国本国と卑弥呼との争いはこう着状態に陥り、帯方郡の新任太守の使い、張政が派遣された。 倭国は現在の北朝鮮の首都、平壌である。国は真っ二つに割れていた。卑弥呼の巫女としての立場は予想以上に強かったのだ。問題は魏としてどちらを王として認めるかだった。 張政は母丘検から、この後、高句麗征伐を開始する予定であり、高句麗を東側からけん制するに倭国の協力が必要だと聞いていた。「しかたがないな、両者から聞いてみるしかあるまい・・・・」、張政はつぶやいた。 卑弥呼が張政に呼ばれた。 「姫、その節はご苦労だったな。」 「なに抜かす。仲達は私との約束を裏切り、郡を設置したではないか。おかげで私の信用は失われた。呪うしかあるまいて。」 「まあ、お詫びするとして、実は女王にお願いがござる。」、このお願いが彼女の生死に関わる事になるとは彼女は気がつかなかった。 「なんじゃ?」、「じつは、幽州から高句麗討伐の軍が出発します。姫に置かれましては、ぜひこの際、わが軍に同調し、高句麗討伐にご協力を・・・」 「いやじゃ、高句麗の東川王は会ったことがある。イケメンで私好みじゃ。」 「では、協力が出来ないと・・・」 「あたりまえじゃ。仲達によく言って聞かせろ。約束を守れと・・・・」 「はい、そのように伝えます。」 汗をぬぐいながら、心は決まっていた。「殺すのか・・・・、一応、卑弥弓呼とも会ってみるか・・・」 卑弥呼が去った後、卑弥弓呼が呼ばれた。 「倭王、どうする?」、「え?どうするとは?」 「ことは高句麗よ・・・・、」「えー、高句麗がどないしました?」 「我々の高句麗討伐に協力するといえば、我々はおぬしの倭国王を認めようといっておるんじゃ」 「はは、そんなことならお安い御用で・・・・」 「そうか、よく分かった。話はそれだけだ。すぐに処置しよう。」 卑弥呼は殺された。「卑弥呼、以って死す。」とは、張政が倭国へ行き、それで死んだのである。 魏志を書いた陳寿は晋国の時代にこの史書を書いている。彼は仲達がウソをついた事を知っていた。邪馬台国など存在しない国をでっち上げたには理由がある。遼東半島の住民をペテンにかけた事を書けなかったのである。絶対に場所が特定できない書き方をしなければいけない。西アジアからはるばる中国までやってきたソグド人である彼は、イタリア半島からエジプトへ行く旅行記を参考に適当な道順をでっち上げた。 「誰も行けんじゃろ、行ってもらっては困るけんのう・・・」 彼の仲達を思う気持が、まさか現在でも論争が尽きない邪馬台国論争を引き起こすとは陳寿が知るよしもない。 終わり。 < 前のページ次のページ >
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