シバちゃんのため息

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「だいたい」でいいんです。

先日ある読者の方からメールをいただきました。私信ですので部分的に披露させていただきます。

最初は意味不明チンプンカンプンでしたが、”誰も知らないお種の話 第一部”でアッチラに言及されているのを読んで多少理解度がすすみました。・・・・・ヨーロッパ金融財閥の源流がベネチアにあるというのはなんとなく理解できますが、各王室までとは。・・・・・・ しかし、フン族アッチラの血が現代ヨーロッパ支配階級のなかに脈々と流れている・・・・こうなってくると、マヨ説に於ける日本皇室もシステムの一員という説が説得力を帯びてきます。

私の知る限り、以前に於いて、マヨ説のようなものは聞いた事もありません。大変ユニークだと思います。
マヨ説の背景と根幹を教えて頂けたら幸いと存じます。(以上・・・・部は略してあります)

非常に難しい質問です。マヨ説はどのように進歩してきたのかは私のブログを最初から今まで全部読めばわかります。つまり、勉強しながらその都度記事を書いてきているからです。
基本的に私はスペシャリストではなくジェネラリストでありたいと思っています。だからひとつの事象をとことん研究する気はありません。「だいたい」のことがわかればいいのです。樹を見て森をみず、というたとえどおり、なるべくなら森を眺めるようにします。
日本の古代史を勉強しようと日本書紀に入り込めば、おそらく一生かかっても何もわからないままになると思います。中国の史書でもそうでしょう。漢文を読み下し、難解な文字を解析するだけで一生物の研究になるはずです。しかし、私の最大の謎である、「どうして日本書紀や三国史記、そして中国の史書が矛盾だらけなのか」は絶対に解明できないはずです。なぜなら、それらはアジア全体を眺めないことには解けない謎だからです。日本を考え、朝鮮半島を考え、中国を見て、中央アジアを眺めてみて、初めて歴史の全貌が姿を現してくるのです。たしかに栗本氏の発想はすばらしく、私も目からうろこが落ちる思いでした。しかし、彼は日本に上陸したスキタイ族が蘇我氏であると、いとも簡単に決めつけ、せっかくの研究を矮小化させてしまった。
これはおそらく「書紀あわせ」しないことには出版できなかったという事情があると思われますが、まことに残念なことです。
中央アジアを研究されている学者達はまことに見事な成果を上げています、でもやはり彼等は日本の歴史についてはほとんど言及しません。分野が(縄張りが)違うという事でしょう。
でも、歴史と言うのは単独では存在できないもので、世界規模で人が、物が、そして情報が移動していたのです。アジアの西で起こったことがアジアの東のはずれ、日本にも影響を及ぼしたと考えない人は歴史を何も解明できないでしょう。
スキタイ族と言うのは圧倒的に進んだ文化、そして武器を持つ最強軍事集団でした。彼等は現在のトルコからシベリア南部あたりを中心に活動していたと思われるものの詳しくはわかりません。なぜなら歴史を残さない民族だったからです。私の仮説は彼等が主役です。そして、フン族がヨーロッパに侵略する前後、朝鮮半島に英雄、広開土王が登場します。好太王、読んで字の如くスキタイ王です。彼等の足跡は飛鳥にも残されています。つまり、世界規模で動いていた可能性を認めなければならないのです。日本の歴史が日本だけのものであれば楽な話ですが、現実にそれで説明できるのか、という事です。
これらの支配構造を研究すれば、匈奴もフン族も、そして突厥も、さらにはチンギスも同じことをしているのです。つまり、婚姻と朝貢で支配する。家賃システムとお種の交換システムなのです。彼等、スキタイ族は歴史を残さず、表に顔を出さず、前面に出るものたちは違う顔でも、支配者達は同じ連中なのではないか・・・と言うのが私のマヨ理論の根本になるのです。彼等は支配した地域には自治を認め、そこで書かれる歴史書に自分たちのことを書かせない決まりがある。自治政府はそれを良いことに、自分たちの歴史を都合よく書き換える。朝貢したにもかかわらず、彼等に財宝を送ってやったと書く。娘を人質に出すことを、相手が婚姻を望んだと書く。そんなことは単にメンツの問題でことは家賃さえもらえばどうでもいいことだったのでしょう。

ヒットラーやスターリン、そしてルーズベルト、チャーチル・・・出来損ないのどうしょうもない男が歴史に登場するが、最近ではオバマや出来損ないのブッシュ、彼等は操り人形であり、彼等が歴史を作ったわけではない。
同じように、義経や頼朝がどこかの本部から派遣されたエージェントと考えたほうが、よほど歴史がわかりやすいのではないだろうか。
「歴史で偶然起きることはめったにない。」これが原則で、偶然に英雄が登場し、国を統一するなどと言う偶然はめったに起こるわけはない。
これらの原則をもって歴史を構築するとあのような小説が出来上がります。この原則を使えば、謎の多い歴史上の出来事をほとんど描くことが出来ます。問題はその小説が正しいかどうか証明できる人はどこにもいないという事です。これは純粋に趣味の世界ですから証明など必要ないのです。
こんな説明でわかってもらえるのかな?
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by sibanokuni | 2009-06-13 10:49 | マヨちゃんの古代史

懲役15年の判決

6月11日 18時16分 NHKニュースから引用です
4年前、宝くじで2億円を当てた岩手県一関市の女性を殺害したとして、交際相手の52歳の男が殺人の罪に問われている裁判で、盛岡地方裁判所は「動機はきわめて自己中心的で刑事責任は非常に重大だ」と指摘して、男に懲役15年の判決を言い渡しました。

東京・台東区の元新聞配達員、熊谷甚一被告(52)は、4年前の5月、当時住んでいた岩手県陸前高田市内で、交際相手で2億円の宝くじに当選していた一関市の無職、吉田寿子さん(当時42歳)の首をロープで絞めて殺害したとして、殺人の罪に問われています。11日の判決で、盛岡地方裁判所の佐々木直人裁判長は「被告は被害者から9000万円もの金銭を分け与えられてきたが、依頼されていた家の購入の交渉をせず、受け取った資金を流用したことを非難されると、みずからの非を省みずに激高して殺害に至った。動機はきわめて自己中心的で酌量の余地はない」と指摘しました。そのうえで「犯行の偶発的な側面は否定できないが、確固たる殺意に基づいたきわめて冷酷で悪質な犯行で、刑事責任は非常に重大だ」と述べて、熊谷被告に懲役15年を言い渡しました。検察側の求刑は懲役20年でした。

長めの引用で申し訳ない。殺人の動機が極めて自己中心で、明確な殺意を認定したこの犯罪が懲役15年なのだと言う。被害者の家族の声はなく、判決が軽すぎると言う声もない。
この判決に私が論評する気はない。ただ、新聞がなぜこの事件の被害者家族の声を報道しないのかがわからない。つまり、被害者が女子供なら社会問題だが、中年の女なら殺されても可哀想でないと言う事か・・・・、
交通事故で懲役18年が軽すぎて、この殺人が15年。私には世の中の人の考え方がまったく理解できない。
このような犯人を同情の余地はないというはずなのだが・・・・。
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by sibanokuni | 2009-06-12 20:16 | シバちゃんのため息

アルタイ族の黄金街道

さて、小説家として歩き始めた私だが(???)、訪問者数は増えつつあるものの反響が少ないな。これはきっとあまりの内容にみんな声も出ないのだろうか・・・・。やはり、私の主張を理解してもらうには歳月が必要なのだ。・・・・・・・は冗談としても、文才があり、根気のある人なら私の台本を元に長編大作にすることは可能である。そのためにも周辺の知識が不可欠であります。
一番の問題はお種の元と考えるアルタイ本家の考察が欠かせません。基本的な構想を知るにはここを見てください。
さて、今日はそのあたりをお話しましょう。


先日サムライさんから言われ、「オリンピアン幻想」(藤原肇著)を読みました。その内容は先日述べたので繰り返しませんが、実は赤いマジックで線を引いたところがある。
p150、シベリアに築く突破口 という章に書かれているところである。引用しよう。
「それまでの東シベリアは一種の禁断の聖地であり、バイカル湖の東側を南北に横切る形で、数百キロの巾の軍事基地が広がっていて、そこは立ち入り禁止地帯に指定されていた。この上空は民間飛行にも封鎖されていて、ソ連のエアフローとの航路も大きく迂回したし、そこを通過する鉄道利用も制限されていて、資本主義国の人間は利用できなかった。だから、シベリアからモスクワに行く場合でも、ハバロフスクとイルクーツクの間だけは、ソ連政府の規定で飛行機の利用が義務付けられていた。他国の人間には見せたくない軍事施設とともに、戦略上とても重要な地政学的なものがあるので、こんな迂回作戦が取られていたのであろう。」(以上)

ちょっと長い引用だったが、ここの文章にボールペンで線を引く人は少ないだろう。私は違う。たまたま藤原さんが書いたこの部分が私にとっては非常に重要なのだ。それは、その場所が古代から天孫族がひんぱんに利用してきたシルクロードの黄金街道に違いないからである。
アルタイが金山を意味することは以前述べた。私の想定する黄金の国の首都、クラスノヤルスクから東へ進み、満州および、日本へ向かうにはその道しかないのである。藤原さんがこの記事を書いたのは1970年ごろであろう。鉄のカーテンの向こうでも、特にこの地域が秘密に包まれていたことは注目に値することではないか。

画像は以前ご紹介したの「クラスノヤルスク滞在記」さんから拝借したものだが、この画像に示されたウラジオストックまでの道こそアムール川に沿った天孫降臨の黄金街道なのである。
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金堀り大好きなアルタイ族はトンネル堀が大好き、世界中の金を探し、ついに日本列島に到着した。以前報告したが、日本列島は実は金がいっぱいである。そのことは皆さんが知らないだけである。なぜなら、金というのは地殻変動が起きた時、即ち地下で核融合が起きた時、原子番号が増えて水銀が金に変わるのだ。石油も出来るのかもしれない。核融合で超高温状態になると、すべてのものがプラズマ化し、いろいろな物質が誕生するのである。石油を化石燃料などと言うが、おそらくそれはペテンだろう。石油のできる工程を説明できる人を私は知らない。これは重要だ。つまり、金や石油、そしてあらゆる物質は地球の内部で生産されているという事だ。それは石油が無尽蔵であることを意味するし、金本位制が可能なことを意味している。これは実は大変なことなのだ。・・・・まあ、今日の話とは関係ないな。

アルタイ山脈で金を掘っていたアルタイ族は、日本列島の鉱脈をチェックし、将来、掘り出すためにそれらを封印した。それが今はすべて国定公園や国立公園になり、誰もそこを掘ることは許可されない。現在世界規模で世界遺産が指定されるのもその一環と見ることもできる。
彼等アルタイ族は満州から南下し、現在の朝鮮半島に注目した。白頭山は火山である。当然その近辺には金がザクザクである。当然、誰にも触らせたくない。しかたがないから霊山として人々の信仰の山とした。

日本には、なになに山となになに岳と、山にも二種類がある。霊山は「さん」がつき、ただの山は岳である。その違いは意外と大きいのかもしれない。とにかく、北朝鮮には金がたくさんあるのだ。

日本はトンネル堀が大好きで、とにかく掘ってしまう。フィリッピンの「金のユリ作戦」で証明されるが、そのトンネル技術はすばらしい。硫黄島の戦いでも日本の作った塹壕はアメリカ軍を最後まで苦しめた。長野県の松代にある天皇のためのトンネル施設は今も封印されているが、おそらく難攻不落の要塞になっていただろう。日本のトンネル技術は世界一で、もうじき東京から名古屋までトンネルを掘って鉄道を引くという。どうしても掘りたいのだね。

何が言いたい?私が今日言いたかったことは、日本にやってきたアルタイ族は金が大好きで、トンネル堀のスペシャリストだったことと、北朝鮮が今でも貴重なのは地下に眠る金鉱脈があるからということ。さらにはシルクロードの黄金街道は古代史研究家がなんと言おうとも当時の高速道路だったことである。

そのことを知れば、日本語の起源がウラル・アルタイだったことも、満州から南下した彼等が朝鮮族に伝えた文化が日本と同じであったことも理解できよう。
たしかに日本へは南から稲作とともに多くの文化が渡来しただろう、しかし、その前の古代文明は間違いなく北から入っているのだ。

お種度などという冗談で話を面白おかしくしてきたが、ほんの一握りの彼等が驚異的な武器と妖術を使えば、古代の住民がそれに簡単に従ったことは当然である。彼等が白人なのかモンゴリアなのかは未だに確かではない。しかし、彼等と現地人との間に婚姻が結ばれたとしたらずいぶん珍重されたはずである。ましてや彼等の仲間が西(ヨーロッパ)へ行き、高度な文明を築いたとするなら、彼等のお種もやはり珍重されたはずである。そうなれば、私のお種の話も案外冗談とばかりは言えないのではないか?

彼等のお種は現地の支配者と混合し、その種は厳重に引き継がれる。つまり、お種はそれほど広げないのが原則だ。国民のDNAをいくら調べても何もわかりはしないであろう。それよりも世界の支配者達のDNAを調べ分析してみれば、きっと世界はひとつ、人類は皆兄弟だと自覚できるのではないだろうか。
長くなるので、今日はここまで。
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by sibanokuni | 2009-06-12 06:22 | マヨちゃんの古代史

誰も知らないお種の話 第三部 完結編

さあ、いよいよ今日は最終回。それにしても一年間毎日小説を連載する人たちはすごいな。僕は三日が精一杯だ。この小説をくだらない、と思う方もいらっしゃるかと思いますが、言うまでもなく私は本気で書いています。つまり、歴史として点から点へ移りゆく段階は何らかの文献か、もしくは証言がないことには成り立たないわけで、またそれらがあったとしても必ずしも正しい保証はないのです。そこに小説でしか描けない世界があると思う。
今回の小説は奇想天外と言われてもしかたがない。ただ、小説としているが、私としては精一杯真実とはこのようなものではなかったのかと考えた次第である。今後もいろいろな客観情勢から真実の一片が手に入る可能性は高い。それにしても最終的に真実と言うのはその時に、その場所にいた当事者しか知らないことであり、彼等が真実を明らかにしない以上、我々は憶測と妄想でその穴を埋めるしかないではないか。

さあ、ガーター勲章をもらったヒロさんに待ち受けている運命とはいかなるものだったのであろう。

小説 「誰も知らないお種の話」

第三部 八百長戦争

ガーター勲章の授与式はさほど難しいことはなかった。ただ、正式な式典だけに名古屋弁は使われず、ジョージ君は正統派のイングリッシュで語りかけた。
「わが大エビス帝国を中心とするガーター騎士団の名誉あるそのしるしをアジアのお種度の高いパンダ王国の皇太子に授与する。騎士道を守り、名誉ある騎士団に加えられることを望むか?」
ヒロちゃんは英語が苦手であった。「はあ?」ヒロちゃんは思わず奇声を上げた。
後ろに控えていた吉田は冷や汗をかきながら、「殿下、イエスといえばいいですよ。」
「おお、そうか、イエスじゃ、イエスじゃ。」
「そうか、望むのだな。では授与しよう。約束をたがえるでないぞ。」
「はい、YES WE CANです。」
式典はそれだけのことで、実は重要だったのは昨夜の儀式だったのだ。
そんなことで無事に授与式は終わった。

式場を出て控え室で吉田が笑顔で語りかけた。「殿下、ビックリしましたがね、英語ぐらいしゃべれると思ってたのに・・・・。」
「悪い悪い、ちょっと緊張してな・・・」
「殿下、さっそくですが、今後の予定を言っておきます。20年間の予定はすでに出来ております。とりあえず今後の5年間だけをお考えください。」
「えー、予定が出来てるの?」
「はい、左様でございます。」、「で、なにすりゃあいいの?」

「現皇帝は実は薬を調合してありますのでほとんど仕事はできません。従いまして、秋には殿下が摂政になることが決まっております。そこでですね、私たちの予定を邪魔する者どもを順々に処理してゆく必要があります。」
「山県ならもう処分したぞ。」「いえ、一番の問題は西園寺でございます。まあ、重鎮ですし、年も年ですからそう長くはないと・・・」
「うん、彼は苦手じゃな。死ぬのを待つほうがいいぞ。」
「原敬は問題です。」「そうなのか、僕は嫌いじゃないが・・・」
「いえ、だめです。」「ふーん、で、どうするの?」「死んでいただきます。」「えー、うそー。怖いことやめてよ・・・」
「それが済みましたらいよいよ本番に突入しますぞ。」
「本番って?」「はい、パンダ・エビス同盟は破棄されますぞ」「えー、ここへ来たのはそれを継続するためじゃん。」
「それはそうですが、八百長のためには一旦破棄します。」
「訳がわからんわ、もういい。僕は知らん。勝手にやってよ。」
「ええ、もちろんですとも。いいですか、八百長とはいえ、真剣に戦争をします。とにかく中国とアジアの財宝はすべていただけることになっております。また、東インド会社の経営する麻薬ルートもわが国がいただきます。大儲けです。税金と言う税金はすべて戦争に投入してください。全力でアジアを横断します。フィリピンとインドネシアはわが国の領土になります。だからここへ財宝を埋めることにします。戦争が終わってからゆっくりと回収すればいいですから。約束では戦争が終わるころには皇帝の財産は世界有数になるはずです。」
「いいのか、そんなにもらっても。」

ヒロちゃんは驚いていた。何よりもエビス国王室の暮らしぶりには驚いた。本国で何も不自由なく暮らしているとはいえ、この国は桁違いの豊かさである。ヒロちゃんは昨日のジョージ君の述べた家賃保証システムには目からうろこである。
最近、マンションや貸しビルに一括借り上げシステムがあることは聞いていたが、そんな楽なことがあるとは知らなかった。このガーター勲章さえいただけば彼もそのオーナー経営者の一員になれるんだ。

「大丈夫ですよ。ヒロちゃんは世界でもお種度の面でベスト3に入るはずですから・・・」
「ふーん、よく判らんが、そんなうまくいくのかのー」
「大丈夫です。ただ、国民に多少犠牲が出るかも・・・。」、「ふーん、どれぐらいかな?」
「消費税分ぐらいかと・・・・」「なに、たったの?5%って、たいしたことないじゃん。」、「はい、そういっていただきますと非常にありがたいんですが・・・。」
「だって、100人の5%だと5人か・・・・、よくわからないなあー、それって多いの?」
「えー、まあ、5年も我慢すればすぐに元に戻るかと・・・・」
「あーそう、僕が恨まれるのはいやだよ。」「そりゃあ大丈夫です。もうじき皇太子は神さまになりますから。」
「なにー、その神さまって?」「はい、いま教育改革をはじめています。殿下の祖先は天から降臨された神さまという事にします。」
「僕が神さま?うそー、信じられないよ。」「大丈夫です。そのためには神さまになったおつもりで、行動はお気をつけてください。」

「まあ、一番重要なことは、何もお決めにならないことです。その代わり、一度口にされたことは絶対ですから、あまりしゃべらないほうが無難かと・・・・」「む、そうかな。」「そうです、そんな感じです。」「なかなかいい気分だな、一度口にしたら絶対だな。」
「もちろんでございますとも。」「では、今夜、もう一度あのエビちゃんがいいな。」
「あのー、そればっかりは・・・・・・」

実際のところ、ヒロちゃんはこの話がどのようなことを意味するのか深刻には考えていなかったはずである。自分の国の宮殿から外へ出たことはほとんどなく、国民がどのような生活をし、どれぐらいの人口かも知らなかった。もちろん、戦争の現場など知るはずもないのだ。人間が死ぬという事を深く考えたこともなかった。深く悲しみ、後悔するにはそれから何十年も先のことになる。

たしかに彼は世界有数の金持ちにはなる。しかし、戦後全国を巡幸したとき、たくさんの戦死者を出したにもかかわらず、各地で絶大な歓迎を受ける、そのとき彼は驚いたのだ。つまり、国民が自分と同じ人間であることに・・・・・。

世界大戦はこの時にスタートしたといっても良い。パンダ・エビス同盟は破棄され、大麦国はオレンジ計画を開始した。ヒロは側近の言うまま、「あっ、そう。」というだけで何もわかっていなかったのだ。
ヒロが正式に結婚したのは大正13年、島津家を母に持つ良子が皇后に、そしてその姉妹は大谷家と婚姻を結ぶ。
皇帝が崩御するのはそれから二年後、いよいよスケジュールによれば戦争まであと15年であった。

第三部 八百長戦争  終わり

あとがき・・・・・
勝手に想像して描いたものの、こんなことがあったのか、なかったのか・・・・。しかし、第二次大戦がルーズベルト、チャーチル、スターリン、ムッソーニ、蒋介石、裕仁、ヒットラー、これらで合作した八百長であるとするなら、最低限、正式な調印が必要であったはずだ。なぜなら、なんの保証もなしに、誰が考えても無謀としかいえない戦争を仕掛けるはずがない。本気で戦う気なら、緒戦でハワイを占領し、また、マレーシア進軍の後、オーストラリアまで進出していれば、勝てないまでも、アメリカは本土防衛を深刻に考えなければならないところまで追い込まれ、ヨーロッパ戦線に軍を投入するゆとりはなくなったはずである。また、そうなれば間違いなくナチスは英国を亡ぼし、世界を枢軸国が支配した可能性は十分にあるのだ。でも、それは最初から想定されていないシナリオだった。
そう、八百長なのだから。
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by sibanokuni | 2009-06-11 09:55 | 小  説

誰も知らないお種のお話 第二部 秘密の約束

さあ、やりだした以上完結させねばなりません。この物語はもちろん想像上のものですが、歴史上の事実に基づき、永遠に明らかにされないであろう状況を私が独自に啓示を受けて?書き上げました。もしかしたらそうだったのかもしれないという恐ろしいお話であります。

さて、毎日飯山さんのブログをドキドキしながら読んでますが、私の以前から唱えている話とどれぐらい整合性が取れるか、注目しています。
景気が急速に回復しているという、自動車会社もあまりにも減産しすぎ、在庫が底を付いている。来るべき総選挙に向けて自民党は必死で景気を上昇させようとしているのか・・・・。つまり、景気は上げようと思えば上げれるという事なのだ。こんなことは最初からわかっている。ただし、上げる手法が禁じ手ばかりである。根本的には頂点にいる人が変わらないとだめだろうな・・・・。頂点の人?ないしょないしょ・・・・。

小説 誰も知らないお種のお話


第二部 秘密の約束


「実はだな・・・」、ジョージは突然標準語になった。
「お宅の家系は世界でも有数のお種度があるという事は説明したが、その世界の王族の権利を得るにはひとつ条件があるのだ、いうまでもなく、今まで世界は八つの王家で支配していた。もちろん隠れてだが・・・・。最近やたら威張っておる大麦国は実のところ我が家の支配下にあるのじゃ。今のところ良い気持ちにさせてやっているが、いずれ思い知らせてやるわ。ところで、先般、中国をぼろぼろにしてやったが、それはな、清の皇帝がいう事を聞かんでな、ちょっと痛い目にあわせてやったわ。」
ここでジョージは一息つき、タバコに火をつけた。ヒロちゃんは思いもよらない話に目を白黒させていた。なにが?大麦国がジョージ君の支配化にあるだと?うーん、知らんかったな。

「相談と言うのは他でもない、実は一芝居うってもらえんかと思ってな。」、ジョージは怖い顔をした。今までのジョージとは違う。
「我々の親分から世界を三つぐらいに分けよと言われている。それは共産国と、社会主義国と、資本主義国とじゃ。看板は違っても実のところ一緒のことだがな。ただ、表向きのことよ・・・。」
ヒロちゃんにはさっぱりと訳がわからない。
「帝政ロシアの崩壊にはお宅にもずいぶん世話になった。まだ借金が残ってるそうだな。まあ、そんなものはたいした事はない。実は、一芝居と言うのはドイツと同盟を結んでもらう。」、「えー?ドイツですか?」「そうだ。」
「ドイツはいずれロシアと戦う。」「するてえーと、わが国はドイツと組んでロシアを挟み撃ちにするんで・・・・」
「いや、そうじゃない。逆だ。」「えー?では、なぜドイツと・・・・」
「我々のタイムテーブルによれば、あと20年後には再び大戦争に突入させる。それまでにヒロちゃんにはその準備をしてもらう。」
「で、どんな準備を?」「だから、今進出している満州から北へは行くな。」「えー、でも軍部はそうは思っていませんよ。」
「わかっておる。だから、中国を取れ。南方アジアをお宅がもらえ。」「でも、そこは皆さんのものでは・・・・」
「もちろんそうだ。だが、最近は我々が表に立つと難しいくなってきての、裏支配に変えるんじゃ。お宅がそこへ進出し、各国を独立させるのじゃ。」
「はい、独立ですか・・・・」「ただし、あくまで表むきでな。」「はあ」「実際は我々の傀儡に支配させ、毎年家賃を取るから一向にかまわんのじゃ」
「はあ」「われわれは、お宅に韓半島、台湾はもちろんじゃが、中国と満州の利権をすべて譲るつもりじゃ。麻薬や鉱山、そして税収の3%はお宅のものだ。どうだ、悪くないだろう。」「えー?そんなにいいんですか?」「いいとも。ただし、香港は別じゃぞ。ついでにフィリピンもやるぞ。」
「そんないい話、ありがたいのですが、私のところはなにをすれば・・・・」
「だからいっちょるがな、ドイツと同盟を結び、我々と戦争をするんだ。」「えー、なんて事を・・・」
「大丈夫だ。お宅はお種度が高い家系である。まかり間違っても死ぬような目には合わさんから。」

「細かいことは、お宅の側近達に伝えてある。連絡には内大臣を窓口に、大麦国のほうはグルーに頼もう。」
「ほんで、わが国はどうなるんで・・・」「うん、中国や東南アジアで財宝をたんまりもって帰りなさい。世界の財宝の3割ぐらいは手に入る。」
「いや、そうではなくて、どうなるんで・・・」「うん、ちょっと国民の犠牲がでると思うが、長い目で見れば人の命など取るに足りんこっちゃ。すぐに人口は元に戻るさかい、しんぱいするな。」
「えーっと、何年戦争をするんですか?」「そうだな、今のところ三年ぐらいの予定だが、新型の爆弾のテストをさせてもらうから、それが出来るまでは頑張ってもらわないとな。」
新型の爆弾?なんのこっちゃ?ヒロちゃんは冷や汗をかいていた。

「どうやって戦争になるんですか?」「細かいことは全部こちらがやるから任せておけ、それよりも君は国内のいう事聞かない連中を始末することだな。」
「それはどうやるんで・・・・」「だから、こちらの手のものがたくさんいるから何も考えんでもいいわ。」
「そうなんですか。」「あんたは黙って目先の戦争を一生懸命に戦えばいい。八百長なんだけど仕組みはあんたでもわからんだろう。それに、知らんほうがいいじゃろう。」
「そういうものですか。」
「話はそれだけだ。変なことを考えるんじゃないぞ。もし逆らうと反乱がおき、君はギロチンで死ぬ事になるぞ、あるいは清国のようにすべてを失うことになるぞ。」
「はい、肝に銘じます。」「ふふふ、あんたのためにあえてわが国のエージェントが誰であるかは内緒にしておこう。内大臣とすべてを打ち合わせしなさい。今日もらうことになっている勲章は世界の支配者の一員である証明だ。」

とジョージ君は部屋を出て行った。
ヒロちゃんはぐったり疲れていた。
「ねえ、マキちゃん、ビックリしたね。どうすりゃあいいの?」
「殿下、どうしょうもありませんずら、なるようになりますわ。」
「そりゃあ、そうだね。」
ジョージ君が部屋を出てしばらくしてガーター勲章の授与式を行なうと連絡が来た。一等書記官吉田がドアーの外で待っていた。ヒロちゃんは膝の震えを感じながら式場へ向かった。

たぶん、第三部へつづく
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by sibanokuni | 2009-06-10 06:18 | 小  説

誰も知らないお種の話 第一部

実は、昨日はブログが書きたくなく、小説を書いて気を紛らせていた。私としては比較的長い物語になるはずだった。
やはり、書きながらあまりのくだらなさに自己嫌悪に陥ってしまった。で、ボツにしようと思ったが、せっかくだから一応公開します。
まったく架空の話であり、仮に似た話があったとしてもそれは偶然ですので気にしないでください。
おおむね三部の構成で、今日はその一部であります。

「誰も知らないお種の話」

第一部 お種の保存


あるアジアの小国、パンダ国皇太子、ヒロちゃんが世界の大国、エビス国へ訪問した時の話である。

彼の目的は懸案になっていたパンダ・エビス同盟の更新である。先の大戦で勝利した大麦国はその条約を廃棄させるよう運動を始めていた。
それは実は微妙な時期だった。
皇太子は半年の予定でインド洋を回り、エビス国へ入り、一等書記官、吉田の案内でウインザー城内の迎賓館に迎えられた。

ヒロちゃんは緊張していた。なにせ、相手は世界の王族中の王族、ジョージ君である。先ほど部屋にやってくると連絡が来ていた。
落ち着かない雰囲気の中、かれは側近の牧野にタバコをねだっていた。
「ねえ、タバコくれよ」
「えー、殿下、またですか?これね、僕のタバコなんですけど。」
「いいじゃないか、一本ぐらい。それにマキちゃんのタバコ、なぜかすっきりするんだ。」
「殿下、実を言いますとこのゴールデンバット、ちょっと秘密があるんですよ。」
「えー、うそー、どんな?」「これはね、満州で作ってる秘密のタバコで、ちょっと薬が入ってるんですよ。」
「へえ、そうなんだ。だからおいしいんだ。それはいいけど、はやくくれよ。」
「仕方ないな・・・・、いやだな、おいら安月給なのに・・・・」
と、ヒロちゃんは牧野のゴールデンバットをもらい火をつけたとき、突然ジョージ君が部屋に入ってきた。

「まあ、まあ、掛けたままでおってちょ。ええて、ええって、そのままで。堅苦しいこといわんでも。」
ジョージは上手な名古屋弁で話しかけて、ヒロちゃんを片手で制し、自分は彼の前の席に腰掛けた。
「どえりゃあいい臭いがしとるがや、それ薬がはいとるなあ。俺にも分けてちょ?」
牧野はおもわず、「えーえ、またですか?これ僕のタバコですよ」
「エーがや、それくらい。またこんどお返しするで。」
ジョージもまたゴールデンバットを吸い、二人とも、とても満たされた気分になっていた。

「ところで、ヒロちゃん。話があるんだわ。」「はい。なんでしょうか。」
ヒロちゃんは思わず緊張して答えた。
「ちょっとまってちょう。堅苦しいことはなしにしてちょう。だけど、大事な話だで、ゆっくり聞いてちょうよ。」、「え、はい。」
「あのよー、明日あんたにガーター勲章をわたすんだけど、どんな意味があるかしっとるか?」
「いやー、お父さんも、おじいさんももらってるから別に考えたことないけど・・・・。」
「うちの家ではよー、世界中の王族のお種度を調べてるんだわ。ほんで、清国の皇帝はもとが女真族でうちの祖先のチンギスを亡ぼしとるでいかんわ。ただ、ちょっとだけお種度があるもんでよ、殺すことだけは許してやったけどよ。」
「へー、そうなんですか。お宅はチンギスの家系なんですか。」
「イヤー、厳密に言うとちょっと違うがね、正直言うと、ヨーロッパの王族は多かれ少なかれアッチラ王から種を分けてもらっとるんだわ。5世紀ぐらいの話だがよ。チンギスも当たり前だけどその家系だで、アッチラの子孫だわな。」
「へー、私の習った歴史とずいぶんちがってる話しなんですが・・・」
「そりゃあそうだろな。なにで勉強した?」
「はあ、扶桑社の新しい歴史教科書ですが。」
「そりゃあいかんて、そんなの何もほんとのこと書いてないでよ。俺達の王族はよ、実はベネチアからヨーロッパに散ったんよ。アッチラさんと話がついてな。だからアッチラのお種度がないと王族にはなれんでいかんわ。」
「はあ、そうなんですか。」
「ところで、難しい話なんだが、あんたとこの家系を調べさせてもらったよ。どえりゃあ驚いたがや。あんたとこはよー、おれらーよりお種度が高いでいかんわ。」
「へえ、そうなんですか?」
「そうだがや。わしらアッチラのお種だが、あんたとこはもっと古いでいかんわ。もっと根元からいっとるんだわ。」
「本当ですか?」
「あんたなんにもしらんなー。ええか、天孫だろーあんたとこ。」
「イヤー、あれは神話ですから、信じちゃあいませんよ。」
「なにいっとる、天孫というのはアムール川を下っていったアッチラ様よりもうひとつ位の高いアルタイ様の子孫であらしゃますぞ!」
「どひゃあー、そうなんですか?」
「アルタイ様はその昔、世界中に使者をだし、世界を支配することに決めたのでごじゃります。」「それはいいけど、その話し方、とってもへん。普通に名古屋弁で話してよ。」
「あ、こりゃあご無礼。西へむかったのが今のアッチラ様のご先祖様で、真ん中がモンゴルから中国へいったんじゃ。ほんで、東へむかったのが天孫族よ。」
「そうなんですか。学校では習わなかったなー。」
「いや、今の学校教育はひどいもんだでよ、無茶苦茶だでいかんわ。」
「僕も日本へ帰ったら教科書を書き直すように言っておきますよ。」
「ぜひそうしてちょ。で、天孫族は二つに分かれ、パンダ列島へ向かった子孫と、中国方面に向かった人たちといたんだ。パンダ国に行かれた人たちはあとで亡びたみたいだが、満州に残ったご先祖様は中国から来た貴種の殷王朝の種と混ざって、最終的に韓半島からパンダ国へのがれ王朝を作ったちゅうことだわ。まあ、いろいろ混ざっとるでよ、お種度の判定はむずかしいんだが、一応根っこが貴種だでよ、我々よりもお種度が高いかもしれんのだわ。」
「お種度が高いとどうなるんですか?」
「そりゃあ、えりゃあことだわさ。世界を支配する権利があるちゅうことだわ。」
「本当ですか?」
「そう、そうなんよ。だから、明日は文句なしにガーター勲章をもらえるんだわ。」
「はい、ありがとうございます。」
「それでな、ものは相談なんだがよ。今晩、儀式をしてほしいんだがや。」
「儀式?」「そう、世界の王族の仲間に入る儀式だがや。」
「どんな儀式なんですか?」
「まあ、こないだネットでも書いてあったけど、言ってみれば日本の大嘗祭みたいなもんだわ。」「ああ、それなら僕も今度やるはずになってます。」
「ちょっとちがうんだな。こっちの儀式は、もっと怖いんだわ。うちの女官と一緒に寝床を共にするんだわ。」
「えー?僕、年上はいやですよ。」
「いいって、ちょっとの間の辛抱だがね。目をつぶっとりゃあいいがね。今日はエビちゃんのそっくりさんだでよ、かわいいでいかんわ。」
「まあ、そりゃあうれしいなあ、で、何のためですか?」
「まあ、言ってみればお種の保存かな?」
「僕のですか?」「そうとも」


・・・・・ということで、ヒロちゃんはその晩、エビちゃん女官とともに寝床をともにし、二人で食事をし、お種の保存の儀式を済ませた。
実をいうと、この女官はお種保存会の人たちで、もともとお種度が高いらしい。もし、各王族に跡継ぎが絶えそうになると、このお種保存センターから跡継ぎが派遣されるという。ただし、一般の国民はそんなことは知らない。

次の朝、ぐったりしているヒロちゃんのところへジョージ君は再びやってきた。そして昨日とは違って怖い顔をし、重要な話があるのだという。

気が向いたら続く・・・・・
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by sibanokuni | 2009-06-09 13:35 | 小  説

テレサの真実

女房のパリがテレサテンの伝記、「私の家は山の向こう」を買ったのでさっそく読むことにした。
以前、サムライさんが特集してたのでいずれは読もうと思っていた本である。ついでに言うなら、その時サムライさんが取り上げていた「世界騒乱の本質」(坂口三郎著)はすでに読んでいる。

二冊を読み、天安門事件がゴルバチョフ訪中を妨害するためのブッシュパパの陰謀で、CIAの策謀だったとの前提でテレサを考えていくと、彼女が台湾当局のスパイだったという噂はまずありえないことがわかるし、逆に言えば彼女がスパイだとするならむしろ中国側として活動していたと考えたほうが、より可能性が高いのではないかと考える。

著者の有田芳生氏は、彼女の遺族、そしてレコード会社、そして彼女の友人の協力を得てこの本を書いている以上、彼女が仮に本当にスパイだと気付いたとしてもそのようなことを認めるわけがない。その点はまずはっきりさせておかないと大きな間違いを犯す事になる。伝記物を読む場合、誰のために書かれたかは最低限確認する必要がある。

天安門以前、台中関係は今から見れば大変な緊張関係にあった。その中で日本も、台湾当局も、そして中国にとってもテレサの存在はかなり外交的に言うなら微妙な問題であったことは間違いない。従って、彼女は台湾当局と取引しながら日本への入国許可を得なければならなかったことは当然であったろう。日本でも親中派や親台派の関係は深刻だったので、彼女の行動は常に緊張の中にあったはずである。

彼女は天安門事件の直前、中国当局と協力し大きなコンサートを企画しており、それが成功すれば、台湾にいる外相人にとっても、世界中の華僑にとっても、そして民主化に努力していた中国当局にとっても大きな成果が期待されていた。これを危惧していたのは台湾当局であったに違いない。
そして中国が、そしてソビエトが望んでいた中ソ首脳会談で劇的な段階を迎えようとしていた。
それを阻止したのはブッシュであるという。CIAが天安門事件を演出し、中ソ会談を妨害、そして中国の天安門での学生弾圧を引き起こした。テレサにとってもこれは予定外である。

坂口氏の本によれば、ゴルバチョフの天安門事件へのお返しがベルリンの壁の崩壊だという。謎解きは難しい・・・・。

天安門事件をCIAの陰謀と考えるか、中国の民主派弾圧と見るのかで大きく立場は変わるのだが、客観的に見て、ゴルバチョフとの会談を妨害したかったのがアメリカであり、台湾当局であった以上、CIAの謀略説はまず間違いないところである。したがって、天安門事件で失望し、前途を悲観したテレサはむしろ中国とつながっていたと考えるべきだ。彼女の祖父母は中国に在住していて、いわば人質を取られていたとも考えられる。スパイと言うのは極端で、協力者だったと見るのが妥当か・・・・。
彼女の死因に疑問が残るのは当然で、本書によれば喘息の発作とその薬の使いすぎであるというが、疑いだしたらキリがないところである。でも、殺されたと見たいのなら、犯人はCIAか台湾当局だろう。

天安門事件からもう20年。世の中は変わった。私の考え方も変わった。中国の首脳が本当は世界と仲良くしたいのに、そのようにさせない人たちがたくさんいるという事がようやく私には見えてきた。そしてそのような人たちがネット右翼として毎日活動している。

結論としてサムライさんとは若干違ってきたのかもしれないが、私のほうが疑り深いのだろう。
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by sibanokuni | 2009-06-09 09:26 | マヨちゃんの陰謀論

新聞社対週刊誌の戦い

「ねえ、マヨちゃん」、「何だよ、シバちゃん」
「今週号の週刊新潮に押し紙って書いてあるけど、なーにこれ?」
「ウン、まあ言ってみれば新聞発行部数のかさ上げというか、インチキというか・・・、新聞業界の悪弊というか・・・・」
「へえー、どういう事?」「つまり、部数の過大表示だな。実質20から30%ぐらい過大に発表してるんだ。」
「どこの新聞が?」、「さあ、全部だろ。」
「どうしてばれないの?」「それはだな、談合だな。新聞社全体で黙殺し、みんなでなかったことにするんだ。警察だって新聞社と事を起こしたくないし、損するひとはそんなにいないし・・・。」
「誰が損するの?」「そうだな、新聞販売店なんだけど・・・・、でも、織り込みチラシの収入はその部数でもらうわけだから、結局同じ穴のムジナなんだろ、結局、損をするのは織り込み代を払う企業と、そのままゴミにするわけだから、めぐり巡って国民の損になるのかな?」

「で、マヨちゃん、週刊新潮はどうして新聞社を相手にケンカを売ったの?」
「そうだな、新潮社はポシティング会社が調べたデーターを根拠に記事を書いたというけど、一地方ポスティング会社が1700万円も使って実際の販売部数を調べたってのはちょっと不思議だ。つまり、新潮社が金を出したって可能性はあるんじゃないかな?」
「だから・・・、どうしてそんなことするの?」
「シバちゃん、これは駆け引きなんだ。前に新潮社は朝日新聞社へ銃弾を打ち込んだ赤報隊の記事がでっち上げっていわれ、赤っ恥をかいたんだ。で、新聞各紙はみんなで新潮社を攻撃し、朝日は特に訴訟も辞さないなんていってたんだ。」
「それがどうしたの?」「だから、新潮社としては、新聞社に対しお互いに無駄な戦いはやめようとの意思表示をしたと見るね。」
「ふーん、でも、その赤報隊の話はそんなにインチキだったの?」
「僕も第一回目の記事を読んで、これは本物だ、と思ったね。でも、たぶん大きな圧力がかかったと思うよ。と言うのは二回目の記事を読んで、でたらめだとわかったもの。」
「えー、どこが?」「うん、朝日新聞社を襲うように依頼したのがCIAだというんだよ。いくらなんでもCIAはそんなけちな手は使うわけないさ。つまり、本当の事を書けなくなったってことさ。」
「ふーん、むずかしいんだね。シバちゃんにはよくわかんないよ。」
「シバちゃんだって、ご飯もらったのにもらってないような顔するじゃないか。」
「えー、知ってたの?」

新潮社が告発した「押し紙」制度、これはもうシステムになっている。しかし新聞社も週刊誌もお互いに傷を持つ身、ちょっと手の内を見せただけでしょう。
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by sibanokuni | 2009-06-08 06:25 | シバちゃんのため息

蟻の兵隊?

先日読んだ佐野眞一氏の「乱心の曠野」に「蟻の兵隊」という話が出てくる。

終戦当時、中国の山西省にいた北支派遣軍第1軍の将兵 59000人のうち約2600人が、ポツダム宣言に違反して武装解除を受けることなく中国国民党系の軍閥に合流。戦後なお4年間共産党軍と戦い、約550人が戦死、700人以上が捕虜となった。元残留兵らは 、当時戦犯だった軍司令官が責任追及への恐れから軍閥と密約を交わし「祖国復興」を名目に残留を画策したと主張。一方、国は「自らの意志で残り、勝手に戦争を続けた」とみなし、元残留兵らが求める戦後補償を拒み続けてきた。 2005年、元残留兵らは軍人恩給の支給を求めて最高裁に上告した。

さて、4年間も上官の命令で戦争をさせられ、2600名のうち550人が死んだというのにこの司令官はどうなったのだろう。
WIKIで探すと、澄田睞四郎、1890年生れ、1979年没。なんと90歳の天寿を全うしていますね。
陸軍大学校(第33期)を首席で卒業し、野戦重砲兵第6旅団長、陸軍重砲兵学校長、大本営参謀(仏印派遣団長)などを経て、1941年(昭和16年)8月、陸軍中将となった。同年9月、第39師団長に親補され、宜昌の警備に従事し、中国軍の攻撃を防いだ。1944年(昭和19年)11月、第1軍司令官に発令され、太原で終戦を迎え、1949年(昭和24年)2月に復員した。
落合氏の疑史第16回に澄田氏が登場する。彼は武官時代、フランスでフリーメーソンを調査し本省へ報告したという。また、甘粕が出獄後フランスへ渡ったとき澄田はその世話をした。落合氏によれば彼が大東社のフリーメーソン員であるに違いないと述べる。

さて、大変なエリート軍人の澄田睞四郎の息子は皆さんのよく知っている人です。セレベス島で終戦を迎え、戦後大蔵省へ復帰、その後順調に出世し、プラザ合意を成し遂げ、日本をバブルのどん底へ追い込んだ戦犯、日銀総裁、故澄田智である。

戦争には不条理な話が多い事はたしかだが、蟻の兵隊ほど気の毒な話もめずらしい。シベリア抑留と比べれば規模では劣るものの、この司令官が何の罪にも問われないのは、それが上層部の指令であり、彼が独断で決めたわけではないからだろう。
プラザ合意をどのように考えるかは未だに結論がでていないが、今の日本の苦境の出発点だった事は間違いがない。親子二代に渡り迷惑な人がいたものである。
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by sibanokuni | 2009-06-07 06:05 | シバちゃんのため息

いろいろと・・・

最近怪しげなコメントを入れてくれる混沌汁さんは、実は日本の裏側、ブラジルから日本を監視?している、たぶん男?で、年齢は想定するに20歳から80歳だと思われます。
以前、ネットで「二十世紀のファウスト」がどんな評判を取っているのかを調べていたとき、彼のWATCH-FROM-BRを発見しました。
ちょっとのぞいてみると、なんと「マヨちゃんはあやしいぞ・・・」と書いてある。「ムム・・、何で知ってるんだ?」
企業秘密がばれている。これはイカン、という事で、「あんたも十分にあやしい。」とコメントを入れると、「同じ程度の怪しさだ」と言う結論に達し、まあ、相手が遠いこともあり、お互いに頑張ろうということになりました。
彼には小野田さんの監視を頼んであります。(当てにならないけど・・・、まあ、一応ブラジル在住だから・・・)
マヨ並みに怪しいことを承知のうえぜひ訪問してあげてください。

甘粕さんの研究は昨日のブログ記事でおそらく終わると思います。いわゆる通常史観では満州の夜の帝王などと呼ばれていますが、陰謀史観の落合氏から見ると、彼はワンワールド、薩摩上原勇作の手先で、上原がフランスで婚姻関係を結んだユダヤ系ポンピドー家の娘と一緒にフランスへ渡り、「黒いバラ」と言う秘密結社にはいる。そして日本へ帰り、後藤新平の手先だった大杉を殺害した。その後、満州で活躍したが、しょせんは薩摩ワンワールドの駒であった。もうこれ以上知る必要はないだろう。
今後は少し別の人間からせまっていくことにする。当面は後藤新平、そして石原莞爾だろうな。

昨日、危険運転致死罪に関し私の顧問弁護士と話をした。そこで知ったことだが、「マヨさん、青信号と赤信号の事故は100対0ですよ。」と言われた。つまり、知らないうちに判例では100対0が常識になっているようだ。これは驚いた。気をつけなければ・・・・。
「先生は懲役18年とか20年についてどう思われますか?」、「ええ、我々弁護士仲間でも驚いています。重すぎると言う実感はありますが、ここへ来て世の中の流れが急速に厳罰化になっていますので、我々としてもそのように考えて行くとしかいえません。」、「昨日の判決については?」
「私は新聞で読んでないのでなんともいえませんが、裁判官が危険運転とみなしたとすれば止むを得ませんね。」・・・・という事です。

問題はこの「急速な厳罰化のながれ」である。
ちょっと長くて申し訳ないけど、昨年の1月、福岡の交通事故で地裁が業務上過失致死の判決を言い渡したあとの法務大臣、鳩山氏のインタビューの内容を引用します。

NHKニュース(1月11日 17時54分)で、鳩山法務大臣がこの福岡地裁判決と危険運転罪に言及していたので引用しておきます。

「“危険運転罪適用は厳格に”

 鳩山法務大臣は、閣議のあとの記者会見で、福岡市で幼いきょうだい3人が死亡した飲酒運転の事故の裁判で、危険運転致死傷の罪が適用されなかったことについて、「故意の危険な運転と認める場合の要件は厳格でなければならず、簡単に広げることはできない」と述べました。

 福岡市で幼いきょうだい3人が死亡した飲酒運転の事故の裁判で、福岡地方裁判所は、被告の市の元職員に対し、「責任は重大だが正常な運転が困難だったとは認められず原因は脇見運転による過失だ」として刑の重い危険運転の罪は認めずに、業務上過失致死傷などの罪を適用して懲役7年6か月の判決を言い渡しました。

 これについて鳩山法務大臣は「裁判は三審制であり、結論が出たわけではないので、これからの展開を注視したい」と述べました。そのうえで鳩山法務大臣は「危険運転致死傷罪は、悪質で危険な運転行為が故意に行われた場合に認定されるものだ。故意に行われたことを認定する場合には要件が厳格でなければならず、簡単に広げることはできない」と述べ、危険運転致死傷の罪の適用にあたっては、要件を厳格に判断せざるをえないという考えを示しました。(引用以上)

これから一年数ヶ月、同じ事故、同じ法律なのに、裁判所は簡単に故意の認定を広げたと言える。これが世論の流れから来たのか。そんなに裁判所は空気が読めるのか。

いくつかの厳しいコメントをいただき、マヨちゃんピンチ?と思われるかもしれないが、私の信念は動かない。
「重過ぎる」と感じるものは「重過ぎる」といわざるを得ない。世論の動向、厳罰化のながれ?私には関係がない。「禁煙化の流れ」も、「温暖化防止のながれ」も私には関係がない。空気が読めない?フン、ほっといてくれ。
誰かが「流れ」を作りたいのだろうが、私はそれに反発しているだけだ。流れに乗っているほうが気分は楽でしょうが、今にそれが自分の下に降りかかってくるという事を気が付かないのだろうか。
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by sibanokuni | 2009-06-06 10:29 | シバちゃんのため息



ため息ばかりのシバちゃんと、ぼやいてばかりのご主人様、マヨの日記です。
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