猫に小判?
「ねえ、シバちゃん」
「にゃんだよー、マヨちゃん」 「いま読んでる坂口三郎さんが、人間社会のすべてが迷信のまま固定されている。他の生物は迷信を持っていない。と書いてあるんだけど、猫に迷信ってあるの?」 「迷信?なんなのそれ?」 「例えば宗教だとか、神様だとか・・・そんな話かな?」 「なんだ、宗教なら知ってるよ。猫はとっても霊的にすごいものがあるから、「猫の耳に念仏」っていうじゃん。あれね、猫は念仏がだいすきなんだにゃ。」 「うそつけ、猫じゃないだろ?意味が全然違うじゃないか。」 「そうだっけ?でも、「たなからぼた猫」って言うぐらい、どこの家でも神棚の上に猫をおいとくんだよ。」 「それもでたらめじゃないか。まったく。・・・・じゃあ、猫にとって神さまはいるんか?」 「あのにゃー、猫は近くにいる一番偉い人を神さまと思うようにしてるんだよ。例えば、食事をくれる人とか、怖い犬が来た時守ってくれるとか・・・・。」 「ほんじゃあ、マヨがシバにとって神さまになるってわけ?」 「そう思う?違うんだなー。マヨ家で一番えらいのは奥さんのパリだってことは猫でも知ってるよ。だから、シバにとって神さまはパリちゃんなんだ。」 「こら。そんなこと言うと、もう食事の世話しないぞー。」 「ふんにゃー。神さま、ご慈悲をー。」 坂上氏にとって実在しないものは迷信だと切って捨てる。宗教も貨幣もすべて、哲学でさえ実在ではなく、迷信であると。その証拠に生物の中で宗教や貨幣を持つのは人間だけであると述べる。 その迷信の最たるものがキリスト教などの一神教で、神など実在しないのに、実在すると信じ込ませる、これが迷信でなくてなんなのだと。私も実は無神論者だから異論はまったくない。彼は、お釈迦様が最後に到達したのは悟りであり、けっして神の存在を知ったのではないという。お釈迦様は「なるようにしかならない」と思ったのじゃないか。神などもともと存在しないのだ。なのに、アメリカの大統領は聖書に手を置き、神の名において忠誠を誓う。これはアメリカを支配するワスプに対して誓っているのであり、とりもなおさず、ワスプの宗教、プロテスタントの教主、英国王室に忠誠を誓ったということである。 つまり、彼、坂口氏は、私がいつも言っている、アメリカが英国王室の属国であることを百も承知なのだ。この認識は絶対に正しい。 このように、迷信であるプロテスタントに忠誠を誓ったアメリカ大統領は、キリストの教えとは裏腹に、欲と無慈悲の精神で世界中を破滅の淵に追い込んでいるのである。アーメン。 少々追加です。 昨日、西尾幹二氏について書きましたが、「新しい歴史教科書を作る会」の内情はどろどろで、未だに西尾氏が院政を敷いているという説もあるし、各立場の人の話をうかがっても、低レベルなやり取りで、とても天下国家を論じるような高尚な人たちではないようだ。歴史教科書というのは思想書ではなく、単に歴史の事実を淡々と述べるが本筋で、そんなにもめるようなら「マヨの日本歴史」を書き上げ、学校に配ってもいいが、どんなものであろうか。無理?そりゃあそうだろう。
by sibanokuni
| 2009-04-09 09:25
| シバちゃんのため息
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