新聞社対週刊誌の戦い
「ねえ、マヨちゃん」、「何だよ、シバちゃん」
「今週号の週刊新潮に押し紙って書いてあるけど、なーにこれ?」 「ウン、まあ言ってみれば新聞発行部数のかさ上げというか、インチキというか・・・、新聞業界の悪弊というか・・・・」 「へえー、どういう事?」「つまり、部数の過大表示だな。実質20から30%ぐらい過大に発表してるんだ。」 「どこの新聞が?」、「さあ、全部だろ。」 「どうしてばれないの?」「それはだな、談合だな。新聞社全体で黙殺し、みんなでなかったことにするんだ。警察だって新聞社と事を起こしたくないし、損するひとはそんなにいないし・・・。」 「誰が損するの?」「そうだな、新聞販売店なんだけど・・・・、でも、織り込みチラシの収入はその部数でもらうわけだから、結局同じ穴のムジナなんだろ、結局、損をするのは織り込み代を払う企業と、そのままゴミにするわけだから、めぐり巡って国民の損になるのかな?」 「で、マヨちゃん、週刊新潮はどうして新聞社を相手にケンカを売ったの?」 「そうだな、新潮社はポシティング会社が調べたデーターを根拠に記事を書いたというけど、一地方ポスティング会社が1700万円も使って実際の販売部数を調べたってのはちょっと不思議だ。つまり、新潮社が金を出したって可能性はあるんじゃないかな?」 「だから・・・、どうしてそんなことするの?」 「シバちゃん、これは駆け引きなんだ。前に新潮社は朝日新聞社へ銃弾を打ち込んだ赤報隊の記事がでっち上げっていわれ、赤っ恥をかいたんだ。で、新聞各紙はみんなで新潮社を攻撃し、朝日は特に訴訟も辞さないなんていってたんだ。」 「それがどうしたの?」「だから、新潮社としては、新聞社に対しお互いに無駄な戦いはやめようとの意思表示をしたと見るね。」 「ふーん、でも、その赤報隊の話はそんなにインチキだったの?」 「僕も第一回目の記事を読んで、これは本物だ、と思ったね。でも、たぶん大きな圧力がかかったと思うよ。と言うのは二回目の記事を読んで、でたらめだとわかったもの。」 「えー、どこが?」「うん、朝日新聞社を襲うように依頼したのがCIAだというんだよ。いくらなんでもCIAはそんなけちな手は使うわけないさ。つまり、本当の事を書けなくなったってことさ。」 「ふーん、むずかしいんだね。シバちゃんにはよくわかんないよ。」 「シバちゃんだって、ご飯もらったのにもらってないような顔するじゃないか。」 「えー、知ってたの?」 新潮社が告発した「押し紙」制度、これはもうシステムになっている。しかし新聞社も週刊誌もお互いに傷を持つ身、ちょっと手の内を見せただけでしょう。
by sibanokuni
| 2009-06-08 06:25
| シバちゃんのため息
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