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シバちゃんのため息

誤解の2

昨日の続きになるのかな?自分でも驚いたのですが、まさか日ユ同祖論を自分で認めるようになるとは思わなかった。ただし、一般に言われるようなヘブライ人のイスラエル人ではなく、あの有名な悪役、カザールユダヤと同祖ではないかと言い出す時は、内心、これはちょっと反発がくるかもなー、と思った。
しかし、私のブログを長いこと読んでいただいている方はわかると思うが、政治的にではなく古代からの仮説を積み上げてゆくと当然の成り行きとしてそうなってしまったのである。

世界には明らかにフン族を国の名前に使っている国が複数存在する。ハンガリー(フンガリー)、フィンランド(フンランド)、漢(はん)、韓(はん)、日本(に・はん)である。そのフン族の活躍したエリアはすっぽりモンゴル帝国の中に納まる。そのモンゴル帝国の中にベネチアの黒い貴族と交易し、奴隷貿易、木材貿易その他もちろん阿片などの取引に走り回ったのがカザール地方のユダヤ人である。もちろん民族学的にではなく自称であるのだが・・・・。
大きな目で見れば、日本にフン族(匈奴)がやってきたとするなら、彼らはカザール人と同胞だと考えても別段違和感はないはずだ。
問題は、日本政府は自分の都合に合わせ、意図的にその趣旨を流布したことである。日露戦争において、日本の秘密諜報部はロシア内部のユダヤ人を応援し、ロシアの崩壊を画策した。その方便として日本とユダヤは同祖なのだと国内に言いふらしはじめたのである。
さらに、日韓併合を正当化するために、日韓同祖論を言いふらすようになった。
ところが、伊藤博文を暗殺し、日韓併合が為されると、逆に優生学的差別意識が台頭し、日本人が優秀なのだと変わってしまった。
ユダヤも同様で、日独伊三国同盟が成立するころユダヤ追放へ方針が変わる。落合莞爾氏の著作の中で、吉薗周平は日本のワン・ワールドに二種類あることを知り驚いたとあるが、同じワン・ワールドでもユダヤを救うものと、殺す者がいたのである。即ち、薩長が分かれたのである。

歴史と言うのをそんなに簡単に変えてもらっては困るのだ。同じ事件が時代によって評価が変わるのは多少は仕方がないが、自分の国の成り立ちまで変えてもらっては困る。楠正成の銅像を出したり入れたり、足利尊氏の銅像を出したり入れたり。こんなご都合主義では困るのである。

ほんでもって、本題に戻ると、私のお種理論からすれば、日本と満州、モンゴル、さらにカザール、トルコ、このあたりはいわゆるツラン民族として括ることになる。もちろん、その大元をスキタイ総本部、クラスノヤルスクに存在することとした。この地名がどこから来たのかは本音をいうと、とりあえずということで、アルタイ近辺を探すと、これ以上最適な地域がないというのが私の結論で、絶対とするものではない。死ぬまでに一度でいいから訪れて確認しに行きたいものだ。

説明が長くなった。私の出した日ユ同祖論は従来から言われている同祖論とはまったく違うものになっている。従って、陰謀論者の中の反ユダヤ論者にとってはいささか面白くない結論になっている。私はそれはそれで仕方がないと思う。日本に匈奴が来たのか、来てないのか。歴史業界としては文化としてシルクロード文化が入ってきていることは認めるが、支配者層としての匈奴が渡来したことを認めていない。
だから、そのような意見について業界を挙げて否定してくるに決まっているのだ。

私も陰謀論者の一員として言いたいのは、反ユダヤネットワークと反ロックフェラーとはまったく敵対する組織であるから、どちらが正しいとかではなく、自分の判断力を養って欲しいと思うのだ。
アメリカで流通する陰謀書の多くはどちらかの陣営から出版されていることを承知してもらいたい。どちらもおおむね正しいが、どこかに少々のうそがある。私をどちらかに色分けしたいのはわかるが、残念ながらどちらからも接触はないし、ただの一円ももらっていないのだから、どちらに組することはない。
ただ自分の研究を淡々と発表しているだけなのだ。

研究のためにいろいろな本を読むが、どうしても読んでいるうちにその本にのめりこみ、多少の影響を受けざるを得ない。そのような意味で、現在、栗原茂氏という右翼の本を読んでいて、多少右翼の考えに偏っているように見えるかもしれない。また元に戻るかもしれないし、バリバリの右翼になるのかもしれない。

基本的には左翼思想の私ですが、歴史のお勉強をする時は、特に天皇を学ぶ時は右翼の考え方をしないことにはわからないのです。ご理解のほどを・・・・。

阿修羅に注目する記事があった。この鳩山氏のアジア構想を私は良いと思う。しかし、これを悪く取る人もいる。そのあたりがいわゆる「どっち?」の判断になるのかな?
by sibanokuni | 2009-09-29 06:30 | シバちゃんのため息
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ため息ばかりのシバちゃんと、ぼやいてばかりのご主人様、マヨの日記です。

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