路地好きさんへの返事
路地好きさんからのコメントの返事を書こうとしたのですが、コメント欄では書ききれないので、記事として書きます。
民主党を支持しているのかどうか?について、 これは何回も言っていますが、私と民主党では政策の70%しか一致しません。むしろ社民、共産のほうが近いのです。(約75%一致、しかるに自民党は35%でした。) ただし、今回の政変劇に関し、単に政権政党が変わったというだけではなく、もっともっと大きな変革が起きているというのが私の判断なのです。極端な話、平家から源氏に変わったぐらい大きい変化であると・・・・。 先日も述べていますが、私の解釈では平成のころから日本の政治は「あるグループ」に牛耳られていたと想定します。そのグループが目指していたものの究極の姿が小泉改革だったとするなら、それはほぼ完成寸前だったと思うのです。弱肉強食で財閥中心社会といっておきましょう。 ところが、完成直前になり、天皇は政権に待ったをかけたのです。理由は「皇位継承問題」だったと。先日の天皇在位二十周年で陛下が、「今後の皇位継承問題は皇太子と秋篠宮の意見を尊重して欲しい。」と述べているように、たかが国会議員が皇室典範を触ろうとしたことが天皇はいたく気に触ったと考えるべきでしょう。 これが小泉を引退に追い込んだ原因であると私は勝手に判断しました。 そして政権を交代するべく動き出し、衆議院の解散まで徹底的に自民党を弱体化させたのです。 私が考えたのは、今回の政権は久しぶりのサンカの政権であると言う事です。なぜそう言えるのかは今日は言いません。民主党とか自民党という意味ではなく、もっと日本の根源的な問題になります。だから、私がそれに気づいたとき、日本が大きく変わるのではないかと期待したのです。私は民主党などというレベルで支持したのではなく、日本をある特定の部族が担うことになったと考えたのです。 その結果がどうなるのかはある程度の時間が必要です。政権に就き、まだ数ヶ月でとやかく言うのは早いのではないか、というのが私の結論です。なぜもう少し待てないのか、なぜ一年ぐらい見てやれないのか、私は小泉を8年も我慢した。みんなも鳩山を一年ぐらい見てやってもいいじゃないかと思うのです。 研究費にたいする事業仕分けのご批判ですが、防衛費と同じことで、学問に妥当な予算額というのはないわけで、逆に、GNPの何%と先に決め、後はひもをつけず、研究費は自由に使いなさいといったほうがやりやすいのじゃないかと思います。 先に述べたように、ノーベル賞受賞者はいわゆる権威者であり、得られた研究費は自分の派閥に分配され、それ以外の研究者には行き渡らないでしょう。彼らが取った分、よそは減るわけです。ほとんどの学者は泣くことになると思いますよ。先に述べたように、大学が独立採算の行政法人になった結果、役に立たない?学問は切り捨てられ、利益が見込まれる研究に優先的に予算が配分されるのです。私が研究課題を自由にさせるのが大学の自治につながるというのは、そのような意味で、枠が決まっている予算の中で権威ある人がたくさん持っていけば日本の文化は衰退するだろうと言う事です。 全般として民主党に肩入れしているように見えるかもしれませんが、正直なところ期待しているのです。いくつかの案件で危ういなと感じるところはありますが、それらにしても全面的に否定する前に彼らには彼らの理屈があり、どちらが正しいかは即断できないのです。 現在の小選挙区制がもたらしたこの政権、吉とでるか凶と出るかは予断を許さないところがありますが、私はいまは静観していたいのです。 こんなことでよろしいでしょうか。
by sibanokuni
| 2009-12-01 16:18
| シバちゃんのため息
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